考察タイム

 

 

 

「ダンダダン」第153話の感想と5つの徹底考察!

出典:龍幸伸(著)ダンダダン第153話

 

 

「ダンダダン」第153話の中で、頭間雲児が背負っている悲しい過去が描かれました。

 

頭間雲児は一人で多くの不良を救って、一人で不良のためのたまり場を作りあげて、一人で多くの困難を乗り越えてきた強い男の子ですが、彼はとても重い、重い悲しみを背負っています。

 

お父さんが亡くなった時から、頭間雲児の人生は狂い始めました。

 

他の子どもたちが幸せな日々を満喫している時に、大きな絶望が次々に幼い頭間雲児に襲い掛かりました。

 

頭間雲児を襲い掛かった絶望はどれもが人を殺せるほどのものです。

 

頭間雲児は一人で全ての絶望に立ち上がって、全ての絶望や困難を乗り越えましたが、世界を破壊したい衝動は彼の心の中に植え付けられました。

 

これほど多くの絶望に襲い掛かった頭間雲児は自殺などの行為をしなかったが、彼は世界を壊したいと強く願っています。

 

世界を破壊するのはありえないことで、ほとんどの人間はこの行動をマジマジと考えないのですが、成長すると共に世界を壊したい頭間雲児の衝動は強くなっていきました。

 

頭間雲児だけではなく、頭間雲児の周りにいる人間たちはほとんど現実に潰された不幸な者たちなので、世界を破壊したい頭間雲児の衝動が強くなるのは仕方ないことです。

 

もしメルヘンカルタが勝てば、メルヘンカルタと強制的融合した頭間雲児は本当に世界を破壊しに行ったのでしょう。

 

幸いなことに、現時点で高倉健はメルヘンカルタに勝ったので、頭間雲児がこれから大きな罪を犯すことはないと思います。

 

それではこれから最新話の感想や最新話徹底考察をお届けいたします。

 

 

最新話感想

 

頭間雲児の過去回想が続いている一方、メルヘンカルタはまだ生きています。

 

高倉健は頭間雲児を倒しただけで、メルヘンカルタの本体に何の影響もないはずです。

 

メルヘンカルタの呪行李破壊作戦は破綻しましたが、メルヘンカルタ本体の脱出はいつでも可能です。

 

高倉健は金の玉を奪い返したとはいえ、全力の攻撃を二回も出したので、高倉健ではメルヘンカルタを止められないのです。

 

メルヘンカルタをターボババアに任せるという選択肢はありますが、力でメルヘンカルタを止めたければ、頭間雲児は体のダメージを耐えて、限界を超えるしかありません。

 

メルヘンカルタに操られる前に、頭間雲児は一回しか全力を使っていないので、理論上、頭間雲児は後一回全力が使えるはずです。

 

頭間雲児の能力で暴れまわっていた頭間雲児は相当なダメージを負っているはずですが、もし彼に戦う意志が残っていれば、メルヘンカルタの討伐に全力を出すべきです。

 

メルヘンカルタを制圧できれば、頭間雲児だけではなく、不良たちも全員元の世界へ戻れます。

 

 

最新話徹底考察

 

 

☆アンブレボーイの正体

 

金の玉で霊力が覚醒した頭間雲児が得た呪いの力はアンブレボーイの能力です。

 

アンブレボーイはターボババアが知っている妖怪で、暴れる時はターボババアも手が付けられないほどのものらしいですが、その正体はいまだに判明されていません。

 

ダンダダンの世界には様々な妖怪、幽霊や悪魔が存在しているので、頭間雲児が偶々近くにいた妖怪の力を利用した可能性はありますが、ダンダダンの最新話、第153話の中で、アンブレボーイの正体についてあるヒントが描かれました。

 

妖怪、アンブレボーイの生前は頭間雲児の弟だった可能性があります。

 

偶然なのか、運命なのか、頭間雲児の弟は生前傘に夢中していました。

 

そして弟がきっかけで、頭間雲児も傘のことが好きになりました。

 

傘が好きだったから、頭間雲児が偶然傘の妖怪、アンブレボーイを引き寄せた可能性はありますが、弟が死後、アンブレボーイとなり、頭間雲児をそばで守っていた可能性はあります。

 

ダンダダンの世界で人が死ねば、ある程度の記憶を忘れますが、強烈な思いを抱いていれば、記憶を忘れず、ずっとある場所、ある者のそばに残り続けることは可能です。

 

強烈な怨念を抱いているカシマレイコや邪視は何年経っても記憶が忘れることはありませんでした。

 

そしてカシマレイコは廃墟に強烈な思いを抱いていたから、誰もカシマレイコを廃墟から追い出せなかったのです。

 

アクロバティックさらさらはある程度記憶を失いましたが、娘という存在に強烈な思いを抱いているので、アクロバティックさらさらは何年経っても白鳥愛羅のことを忘れることなく、彼女から離れませんでした。

 

もし頭間雲児の弟が死んだ時、兄や傘のことに強い思いを抱いているのなら、弟が死んだあとアンブレボーイとなり、そばで兄を守っていた可能性はあります。

 

 

「ダンダダン」第153話の感想と5つの徹底考察!

出典:龍幸伸(著)ダンダダン第153話

 

 

☆ターボババアとアンブレボーイ

 

これは仮説ですが、もし生前のアンブレボーイが本当に頭間雲児の弟でしたら、もう一つ説明できる部分があります。

 

どうしてターボババアはアンブレボーイのことを知っているのかはいまだに大きな謎です。

強くて有名なターボババアは伝説級の妖怪なので、多くの妖怪や悪魔がターボババアのことを知っているのは当然のことですが、ターボババアもほとんどの妖怪や悪魔を知っています。

 

妖怪や悪魔に詳しいターボババアがアンブレボーイのことを知っていてもおかしくないのですが、ダンダダン第149話の中でアンブレボーイを見た時、ターボババアはすごく動揺していました。

 

ターボババアがあれほど動揺したのはすごく珍しいです。

 

同じ妖怪だからと言って、ターボババアが全ての妖怪を愛しているわけではありません。

 

伝説級の妖怪、ターボババアは全ての妖怪の安否を心配するほど暇ではないのです。

 

実際、アクロバティックさらさらや邪視のことをターボババアはすごく嫌っていました。

 

ターボババアがあれほど心配した妖怪はアンブレボーイだけです。

 

ターボババアがあれほど動揺した理由はいまだに判明されていませんが、アンブレボーイが幼い子供妖怪であれば、ターボババアがあれほど動揺したことに納得できます。

 

登場した時からターボババアはいつも偉そうな態度をしていますが、実はターボババアは優しい心も持っています。

 

ターボババアは男に乱暴された少女たちを慰めに行った妖怪なので、アンブレボーイの過去を知った後、ターボババアが彼の面倒を見始めていたとしてもおかしくありません。

 

 

☆アンブレボーイと頭間雲児

 

頭間雲児がどんな方法でアンブレボーイの能力を手に入れたのかはずっと大きな謎でした。

 

ダンダダンの世界には様々な妖怪、幽霊や悪魔が存在していますので、頭間雲児が偶然アンブレボーイに出会って、アンブレボーイの能力を得た確率は低いです。

 

謎の人物から情報や金の玉をもらった後、頭間雲児はすぐに呪行李の方へ入ったので、妖怪や幽霊を探す暇はなかったはずです。

 

頭間雲児は自ら妖怪や幽霊を探したのではなく、アンブレボーイはずっと彼の近くにいたと考えられます。

 

そして頭間雲児がアンブレボーイの能力を手に入れた事実から、アンブレボーイは生前頭間雲児の弟だったと思います。

 

兄が弟を愛して、弟を守っていたように、弟もまた兄のことを愛して、兄を守りたかっています。

 

生前、力のない弟は何もできませんでしたが、死んでアンブレボーイになった後、弟は兄、頭間雲児のそばに残り続けていました。

 

ダンダダンの世界で人が死んだあと、強い未練が残っていれば、その人間は妖怪や幽霊として人間の世界に残り続けます。

 

人間の世界に残っていれば、死んだ人たちは各々の方法で未練を果たせます。

 

兄のそばに残り続けていても、弟は永遠に兄を守れませんが、いくつかの偶然が重なった結果、兄は金の玉に触り、霊力が目覚め始めました。

 

頭間雲児は白鳥愛羅や学級委員長と同じく、金の玉で霊力が目覚めました。

 

そして頭間雲児の霊力が目覚めた後、アンブレボーイはアクロバティックさらさらや川番河舞と同じく、最も大切な兄に接触できました。

 

霊力が目覚めた時から、アンブレボーイは傘の能力で頭間雲児と一緒に戦って、能力で頭間雲児を守っていました。

 

もしアンブレボーイが本当に頭間雲児の弟であれば、頭間雲児やアンブレボーイは非常に特殊な形で再会したのです。

 

 

☆謎の人物と頭間雲児とアンブレボーイ

 

頭間雲児が金の玉に手を出して、呪行李で不思議な一週間を始めたのは全部謎の人物のせいです。

 

謎の人物に出会わなければ、頭間雲児がメルヘンカルタとの戦争に巻き込まれることはなかったです。

 

謎の人物は間違いなくいろいろな事実を知っている者なので、彼がアンブレボーイのことを知っているかどうかは大きな疑問です。

 

謎の人物が世界を破壊するという指示を頭間雲児に与えたことから、謎の人物が既にアンブレボーイの正体を察した可能性は高いです。

 

アンブレボーイのことを知らなければ、これほど大事な仕事を頭間雲児に任せられるはずがありません。

 

頭間雲児よりも適任する者は他にいますので、頭間雲児がやらなければならない理由はありません。

 

実際、アンブレボーイの能力は呪行李の攻略にすごく役に立っていたので、アンブレボーイを知ったからこそこの仕事を任せたと考えられます。

 

 

☆頭間雲児を救う方法

 

頭間雲児の過去回想が終わる時、頭間雲児を救う方法は考えなければならないものです。

 

現場には医者などのような者が存在しませんが、頭間雲児は強靭な肉体を持っているので、高倉健の攻撃で死ぬ、もしや内臓などが破壊されることはないのでしょう。

 

これから皆が心配すべきものは頭間雲児の肉体ではなく、メルヘンカルタが頭間雲児を解放してくれるかどうかという問題です。

 

何があってもメルヘンカルタが頭間雲児から離れてくれないのなら、頭間雲児が目覚める時、メルヘンカルタは再び頭間雲児で暴れまわるのでしょう。

 

高倉健は全力を二回出しましたので、再びメルヘンカルタを止めるのは無理です。

 

メルヘンカルタと戦うことはどうしても避けなければならないものなので、別の方法で頭間雲児を解放したければ、学級委員長の力に賭けるしかありません。

 

学級委員長は戦闘経験がないただの一般少女ですが、彼女の歌の力は本物です。

 

学級委員長の歌の力が奇跡を起こせば、頭間雲児を解放し、メルヘンカルタを同時に制圧することは可能です。

 

この二つのことを成し遂げれば学級委員長は皆を救えますが、もし学級委員長の歌に更なる力があれば、頭間雲児が一時的愛する家族と一時的再会することだって可能です。

 

学級委員長は歌だけで成人の川番河舞に再会できたので、奇跡があれば、頭間雲児は救われます。

 

幸いなことに、ターボババアは学級委員長に連絡しに行ったので、学級委員長がいつ現れてもおかしくありません。

 

以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。