出典:藤本タツキ(著)チェンソーマン第152話
「チェンソーマン第二部」第152話の中で、地獄のヒーロー、チェンソーマンが戻ってきました。
もうチェンソーマンにならないとデンジは決めていましたが、狂っている世界はチェンソーマンのことを強く求めているので、誰もデンジの願いを聞いてくれなかったです。
チェンソーマンのために、狂っている世界はどんな惨いこともやります。
チェンソーマンに会いたいだけで、ウェポンズはデンジの家、ニャーコや犬たちを容赦なく燃やしました。
ウェポンズの恐ろしい攻撃により、デンジは大切なものを全部失いました。
複雑な感情を抱いているデンジは目の前にいる敵を駆除するために、苦しみの中で幸せを見つけ出すために、公安との約束を破って、チェンソーマンになりました。
変身しただけではありません、デンジは黒色チェンソーマンのように、いかれた戦い方で敵を討伐しました。
ナユタはデンジの行動で非常に大きなショックを受けましたが、これが正解です。
デンジはとても特殊な人間で、チート級の能力をも持っているので、どんな人間も、悪魔も彼を不幸の中へ蹴り落とそうとしています。
永遠の苦しみから解放するために、デンジは自分の力だけで道を切り開くしかありませんでした。
それではこれから最新話の感想や徹底考察をお届けいたします。
最新話感想
急に変わってしまったデンジを見て、ナユタはとても大きなショックを受けました。
ナユタがショックを受けたのは仕方ないことです。
なぜならデンジはナユタに出会った後大きく変わったので、ナユタと一緒にいる時デンジはずっといい人を演じていました。
デンジは完璧な人間ではないことをナユタは知っていますが、彼女はデンジの悲しい過去を知らなかったのです。
知らないから、当然デンジの本性やデンジの願望なども知らないのです。
ナユタがショックを受けているのはわかりますが、デンジのそばから離れたくないのなら、彼女は新たな選択を取らなければなりません。
これからナユタが取れる選択は二つあります。
一つ目はお姉ちゃんたちと手を組むことです。
現支配の悪魔であるナユタはいろいろな勢力と手を組めますが、彼女の力になれるのは飢餓の悪魔だけです。
デンジは飢餓の悪魔の望み通りチェンソーマンになりましたので、これからナユタが飢餓の悪魔の計画を全部把握すれば、デンジを救えます。
飢餓の悪魔の目的は死の悪魔を討伐することなので、デンジを苦しませるようなことはしないのでしょう。
二つ目は公安と手を組むことです。
飢餓の悪魔やウェポンズがチェンソーマンを求めているのを、ナユタはよく知っています。
世界中の皆はチェンソーマンを求めていますが、公安は本気でデンジの味方になろうとしています。
公安は信用できない組織ですが、ナユタが公安と手を組めば、デンジを解放できる可能性はあります。
最新話徹底考察
☆チェンソーマンの戦い
チェンソーマン第二部の最新話の第152話の中で、デンジは黒色チェンソーマンのように戦っていました。
チェンソーを振りながら戦うのではなく、デンジはいかれた戦い方をしていました。
背後にいる敵を攻撃するために、デンジは考えなしで、あっさりと自分の体を切断しました。
深く、激しく体を切断したから、デンジは強烈な痛みを感じながら敵に重い一撃を与えました。
自分の体を切断しながら敵を攻撃するような戦い方は、デンジや黒色チェンソーマンしかできないのです。
デンジはあの状態でも戦いを楽しんでいましたが、周りにいる者たちは皆大きなショックを受けました。
いかれている戦い方をするから、チェンソーマンは皆に恐れられます。
デンジがこれ以上このような戦い方を続けていれば、全ての敵を駆除することが出来ますが、彼はいずれ全ての味方を失います。
昔の黒色チェンソーマンはそういう性格をしていたから、誰もが彼の心臓を狙って、誰もが彼の敵になりました。
前支配の悪魔のマキマは黒色チェンソーマンのファンでしたが、結局彼女はずっと黒色チェンソーマンを苦しませていました。
デンジが黒色チェンソーマンの道を続けていれば、いずれ誰も彼のそばから離れます。
出典:藤本タツキ(著)チェンソーマン第152話
☆デンジとポチタ
これは悲しい事実ですが、デンジにとって信頼できる、頼れる友達はポチタだけです。
ナユタはとても大事な人ですが、彼女はデンジのことを知らないのです。
デンジの全てを知り、デンジを受け入れてくれたのはポチタだけです。
デンジにとっても、ポチタにとっても、お互いはとても重要な存在ですが、彼らは非常に奇妙な関係を持っています。
デンジはポチタの長年の夢を叶えてくれた重要な人間で、ポチタはデンジを悲劇から救ってくれた悪魔です。
デンジは狂っている人間ではなく、血や戦いが大好きな人間でもありません。
デンジは悲劇(子供の頃)から逃げたがっている人間です。
子供の頃のデンジにあった悲劇は過激なもので、子供の思考がおかしくなるのは当然のことです。
あと一歩のところでデンジはおかしくなりますが、幸いなことに、デンジの声はポチタ、チェンソーマンに届きました。
ポチタがデンジに出会ったのは偶然なことだと思われますが、デンジの呼び声が聞こえたから、ポチタがデンジの近くまで来たと個人的に思います。
デンジの声はいつも、いつもポチタ、チェンソーマンに届きます。
これは結果論になりますが、幼い頃にポチタに出会ったから、デンジは身も心も救われました。
ポチタのおかげでデンジは救われて、デンジのおかげでポチタの夢が叶えられました。
ポチタがあればデンジは幸せな生活を過ごせますが、チェンソーマンには一つの特性があります。
それは助けを呼んだ者も殺すという特性です。
デンジはポチタ、チェンソーマンに出会って生活を変えましたが、その代わりにデンジの思考は影響されました。
子供の頃も、チェンソーマンになった頃も、今も、デンジの思考は影響されました。
苦しみから解放されるために、再びチェンソーマンになるために、デンジは子供の頃と同じように、無意識にポチタのことを求めていました。
デンジの声は必ずポチタに届くので、ポチタは形を変えて再びデンジを救いました。
ポチタとの接触があったからデンジは解放されましたが、その代わりにデンジの思考は完全に黒色チェンソーマンになりました。
ポチタがいたからデンジは幸せという物を掴めましたが、ポチタがいたから、デンジは何度も何度も影響されました。
☆バルエムが取る対策
チェンソーマン第二部の最新話の第152話の中で、デンジはバルエムの望み通りチェンソーマンになりました。
バルエムは飢餓の悪魔の味方で、ウェポンズを率いている特殊な悪魔です。
バルエムの目的は達成しましたが、これからデンジは容赦なくウェポンズの皆を食い殺すのでしょう。
バルエムは現支配の悪魔、ナユタのせいで大怪我しているので、これからバルエムやウェポンズのために何かしらの策を出さなければなりません。
策を出さなければ、バルエムやウェポンズの皆はもう一度死を味わいます。
これからバルエムが取る策について二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それは飢餓の悪魔を呼ぶことです。
チェンソーマンが戻って来た今、飢餓の悪魔が必要な駒は全部揃いました。
駒さえ揃えば飢餓の悪魔はいつでも次の作戦を実行できますので、バルエムが彼女を呼べば一気に逆転することは可能です。
二つ目の可能性、それは火の悪魔を利用することです。
バルエムや他のウェポンズが脱出するためには火の悪魔の力が必要です。
バルエムが火の悪魔を利用し、民衆を操り、状況を更に暴走させれば、チェンソーマンの前から消えることは可能です。
多くの信者が火の悪魔と契約した今、たとえデンジでも火の悪魔を殺せないので、今のバルエムにとって火の悪魔は最高の味方です。
☆公安にとっての最悪の未来
日本の公安にとって最悪の未来が訪れました。
デンジがチェンソーマンになった上に、戦い方も全部黒色チェンソーマンになっています。
それだけではありません、デンジは大事にしていたナユタのことをも拒絶し始めました。
これでデンジを止められる者はいなくなりました。
デンジがチェンソーマンになれば死の悪魔を討伐できるかもしれませんが、公安にとってチェンソーマンは恩人です。
デンジのおかげで公安はいままで全ての困難を乗りこえられたので、吉田ヒロフミや三船フミコは恩返しがしたいと思っています。
ですが、デンジがチェンソーマンになり、いかれた戦い方をした今、これから何が起きるのかは誰にもわかりません。
デンジがいかれて全員を殺す未来があれば、飢餓の悪魔が突然現れて、デンジを支配する未来もあります。
どんな未来になっても公安はもう何もできないし、止められる手段もありません。
もし公安が平和を望み、デンジを元に戻したいと思っているのなら、これから公安はナユタと手を組むべきです。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。