出典:龍幸伸(著)ダンダダン第117話
ダンダダン第20話の中で、宇宙人のセルポは名前が虚空の特殊な結界のことを高倉健や白鳥愛羅に教えてくれました。
高倉健や綾瀬桃たちしか知らないことですが、彼らのいる地球の中には地球外生命体がたくさん存在していて、その地球外生命体たちが戦う時に虚空は必ず展開されます。
虚空は非常に特殊な結界で、地球外生命体が戦わなければ虚空は展開されません。
シャコがチキチータと一緒に平穏な日々を過ごしていた時、地底人が鬼頭ナギとして活躍した時やセルポが綾瀬桃たちの修行に付き合っていた時、虚空は展開されなかったです。
これは高倉健や綾瀬桃たちにしか経験していないことで、虚空が展開される時、地球外生命体との戦いが始まります。
虚空は高倉健や綾瀬桃たちだけではなく、地球や地球外生命体にも深い影響を与えていますので、今回は虚空について考察してみたいと思います。
☆虚空と地球侵略
虚空は非常に特殊な結界で、虚空が展開される時地球外生命体は彼らの真の姿を見せられる上に、全力で戦うことも可能です。
高倉健や綾瀬桃たちがいる地球の中には地球外生命体が多く潜んでいて、中にはシャコやチキチータのような友好型がいれば、地球侵略を企んでいる悪者もいます。
地球侵略を果たすために悪い地球外生命体たちはそれぞれの兵器を用意しましたが、誰も堂々と地球に宣戦しなかったです。
綾瀬桃を昔拉致したセルポも、鬼頭ナギとして暗躍していた地底人でも、彼らは地球侵略を堂々と宣言しなかったです。
ダンダダンの世界において惑星侵略は難しいことですが、堂々と惑星侵略を繰り返していた集団がいます。
強力な兵器、スーツをたくさん持っている異星人集団は別の次元で多くの惑星を堂々と侵略していました。
どうして地球外生命体たちは堂々と地球侵略を実行しなかったのかはいまだに解明されていませんが、結果から見れば虚空は地球を地球外生命体たちから守っていました。
虚空が自動的に発動されていたから、地球人たちが地球外生命体の恐怖を感じることなく、シュメール人と同じような未来を迎えることもありませんでした。
☆虚空と地球上の生物
地球上の生物はほとんど虚空のことを知らないのですが、虚空は皆を守っています。
虚空が展開されれば、中に何が起きても外に影響しない上に、外は全く中の様子がわからないのです。
たとえ虚空の中に何が起きたとしても、外にいる者たちは何も感じられないのです。
そして虚空は範囲が広い上に非常に高い硬さもあります。
虚空は異常に高い硬さを持っているから、地球外生命体がどんなに激しい兵器を使っても、虚空がやぶることはありません。
たとえ虚空にいる人間や宇宙人がどれほど強力な攻撃を出しても、虚空は全部耐えられます。
虚空のおかげで、高倉健や綾瀬桃たちはいつも全力で戦えた上に、彼らの戦いが外に影響することはありませんでした。
呪いの力でも、螺旋の力でも、虚空の中にいれば高倉健や綾瀬桃たちは遠慮なく全力を出せます。
虚空はほとんどの攻撃に耐えられますが、ダンダダン第117話の中で異星人大艦隊が突入してきたから、虚空は破られました。
虚空があれば外にいる者たちは中に干渉できないのですが、虚空が破れば話は変わります。
ダンダダン第117話の中で虚空が破壊されたから、綾瀬桃は最強最悪のカシマレイコに再会しました。
カシマレイコの居場所は誰も把握していなかったのですが、第117話の中でカシマレイコは登場しました。
虚空がもう少し維持できれば、綾瀬桃はカシマレイコから逃げられたのです。
出典:龍幸伸(著)ダンダダン第116話
☆虚空の応用
虚空は非常に便利な結界で、展開されれば外は全然影響を受けない上に、中でどれほど激しい戦いが起きていても、外は何も感じられません。
たとえ虚空の中の建物がどれほど壊されても、外は全然影響されません。
たとえ虚空の中でありえないことが起きていても、外も影響されないのです。
虚空が消える時、中で変わってしまったことは全部元通りに戻ります。
虚空の中でどれほど激しい戦いが起きていたとしても、戦いの結果だけは残ってしまい、その他の過程は全部元に戻ります。
バモラの怪獣服が暴走した時、周りにある建物はめっちゃくっちゃにされましたが、高倉健や綾瀬桃たちが暴走を抑えた時、全ては元通りに戻りました。
地球人にとって虚空は必要不可欠なものですが、地球外生命体たちにとっても同じです。
虚空が展開されれば、地球外生命体たちは全部地球に適応するようになります。
虚空の中のフィールドにいろいろなものが設置できますので、虚空の中にいればどんな宇宙人でも全力で戦えます。
セルポは昔ビジネスパートナーのネッシーやシャコのために、高倉健や綾瀬桃の学校を大量の水で充満させました。
学校を大量の水で充満させるのはありえないことですが、虚空があれば全ては可能になります。
虚空はいろいろな地球外生命体にとっても役立つ結界なので、虚空は地球を守っていると同時に、地球外生命体たちもメリットを得ています。
☆虚空と霊力
虚空は地球外生命体たちが戦う時に展開される結界ですが、人間が中へ入ることは可能です。
ダンダダンの第20話の中で、霊力の高い人間しか虚空に入れるとセルポは言いました。
霊力の高い人間だけが虚空に入れられると、そう設定されています。
どうして霊力の人間だけが入れるのかはいまだに判明されていませんが、ダンダダン第25話の中で高倉健はある仮設を立てました。
妖怪や幽霊は人間の代わりに地球を守っていると、高倉健は仮説を立てました。
高倉健や綾瀬桃はまだ聡明なセルポから答えを得ていないので、高倉健の仮説が正しいかどうかはわかりませんが、その仮説は間違っていないと思います。
怨念、もしくは異常な感情を抱いている妖怪や幽霊は人間のために戦いたいと思っていないのですが、結果から見れば妖怪や幽霊は地球が持つ最強の兵器です。
ダンダダン第117話の時、カシマレイコは一人で異星人大艦隊に巨大なダメージを与えました。
もし虚空が誰かの意志で作られたものだとすれば、虚空は地球外生命体だけではなく、地球にも戦える武器を許した可能性があります。
地球侵略のために地球外生命体たちはいろいろなものを用意していますが、地球は妖怪や幽霊でしか使えないので、虚空はその理由で霊力の高い人間だけを許したと考えられます。
霊力の高い人間は呪いの力を手に入れますので、彼らは地球の重要な戦力になれます。
☆宇宙人が作った可能性
虚空の制作についてはまだ判明されていないのですが、宇宙人が虚空を作った可能性はあります。
普通の宇宙人はこれほどの虚空を作れないのですが、全知全能のルドリスでもあれば可能性はあります。
ルドリスは作中で登場した回数が非常に少ないのですが、とても珍しくて強いアイティムを多く持っています。
最強のナノスキンや鬼頭一家事件で高倉健や綾瀬桃たちを救ったあの大きな宇宙船はルドリスのものでした。
ルドリスは謎の多いキャラクターですが、地球に対して何らかの想いを抱いているはずです。
なぜなら綾瀬桃や凄腕霊媒師、綾瀬星子はいきなりルドリスに攻撃したのに、ルドリスはそれでもナノスキンを譲ってくれました
ナノスキンは非常に優秀なアイティムで、ルドリスはそれでもただで皆に渡しました。
綾瀬一家はシャコの恩人だからルドリスは彼の代わりに恩返しをしたい可能性はありますが、地底人の事件で皆に宇宙船を貸してくれた時点で恩返しは済んだのです。
地底人事件の時ルドリスの宇宙船がなければ高倉健や綾瀬桃たちは死んでいたので、あの時に宇宙船を貸してくれた恩はナノスキンの恩よりも圧倒的に大きいです。
ルドリスが素直に綾瀬一家にナノスキンを渡したことにもう一つの理由が存在すると思いま
す。
そしてその理由は地球に関係している可能性があります。
☆人類が用意した可能性
虚空は宇宙人が開発した結界である可能性があれば、人間が開発した可能性もあります。
高倉健や綾瀬桃たち以外の地球人はほとんど地球外生命体たちが存在することすら知らないのですが、それでも人間が開発した可能性はあります。
なぜなら数千年前の地球人たちはシュメール人に関わっていたからです。
高倉健や綾瀬桃たちと同次元の地球外生命体だけではなく、別の次元の地球外生命体が暴れる時も虚空は展開します。
異星人集団のディスマンの時でも、バモラの怪獣服が暴れる時でも、異星人集団の奇襲の時でも、虚空は展開されました。
別の次元の地球外生命体も影響を受けていたことから、一つのことが推測できます。
それは虚空が地球の生き物を守るための専用結界であることです。
今の地球はすっかり地球外生命体の情報を失くしましたが、昔の地球人たちは何かを掴んでいた可能性は高いです。
そしてシュメール人も昔地球に滞在したことがありますので、地球人がシュメール人の力で、もしくは力を合わせて虚空を開発した可能性はあります。
いまでこそシュメール人は異星人集団やビッグママに潰されましたが、昔は違います。
昔のシュメール人は巨大な古墳をも作れたほどの科学力を持っていたので、特殊な結界、虚空を開発することが可能です。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。