出典:龍幸伸(著)ダンダダン第103話
ダンダダンの中に登場する美少女宇宙人のバモラは異星人集団の侵略活動で家族を失いましたが、彼女は絶望や恐怖が満ちている世界に必死で戦っているバンガに出会いました。
バンガはバモラを拾ったことにいつも文句を言っていましたが、なんやかんやでバンガはバモラを立派な少女に育ててくれました。
そして長い付き合いの中で、バモラはバンガのことを自分のお母さんだと決めていました。
バモラのお母さんになることをハンガは拒絶し続けていましたが、それでもバンガはできるだけバモラのことを守っていました。
バンガはバモラの人生を変えてくれた女性で、バンガがいたから、バモラは地球人の高倉健や綾瀬桃に出会えました。
そこで今回はダンダダンの中に登場するバンガについて考察してみたいと思います。
☆王宮の料理人
最恐最悪の異星人集団に抗う戦士に転職する前に、バンガはシュメール人の王宮の中で料理人を務めていました。
バンガは自分の仕事が好きで、料理のためにバンガはずっと自分の料理腕を鍛え上げていました。
本来ならばバンガは退職するまで、死ぬまで料理人として活躍するのですが、異星人集団の侵略により、バンガは仕方なく料理人から戦士に転職しました。
異星人集団の侵略を受けた時、バンガは年上の女性になりましたが、彼女は凄まじいメンタルや生き残るための覚悟を持っています。
何があっても絶対にクソみたいな世界で生き残ると決めた後、バンガは料理人という身分を捨てて、銃や剣を掴みました。
異星人集団の猛攻にほとんどのシュメール人は惨い最後を迎えましたが、凄まじい覚悟を持っているバンガは何度も、何度も危機を乗りこえていました。
そしてバンガは王宮で得た知識や経験を全部生かして、過激なサバイバル生活を始めました。
自分の経験を利用して、サバイバルをするのは簡単に聞こえますが、実際に実行するのはすごく難しいです。
異星人集団は非常に残虐な集団で、彼らの凶行を見た上でも戦う意志を残しているバンガは驚異的な精神力を持っています。
☆絶望に負けていない料理人
バンガはいつもネガティブなことや文句を言っていますが、彼女はどんな時でも絶望に負けていなかったです。
異星人集団は残虐でシュメール人を絶対に見逃さない集団、もしバンガがただ一般的な主婦なら、バンガやバモラはとっくに殺されていたのです。
バンガは認めていないのですが、彼女は誰よりも生きることに執着心や希望を抱いています。
絶望しかいないクソのような世界の中でバンガが幼いバモラを見事に育てて、アジャやトメを助け合いながら生き残れたことから、バンガは希望を抱いていることがわかります。
どうして希望を抱いているのかは判明されていませんが、その希望はバンガが気付いていないうちに生きるための原動力に変わっています。
そして原動力があったからこそ、バンガはどれほど異星人集団に攻められても、バンガは必ず生きるための策を考えます。
ダンダダンの第103話の中でも、バンガは同族に裏切られて、異星人集団の罠へ落ちたとしても、バンガは生きることを諦めず、新たな活路を見つけました。
戦士になる前のバンガは料理人だったから、絶望する時は涙を流しますが、存分に泣いた後、バンガはバモラを連れて、戦い続けます。
出典:龍幸伸(著)ダンダダン第103話
☆バモラとの関係
バンガにどれほど拒絶されていても、バモラは勝手にバンガのことをお母さんとして決めました。
バモラの面倒を共に見ていたアジャやトメはバモラのお母さんと言える女性でしたが、バモラにとってのお母さんはどんな時でもバンガだけです。
勝手にお母さんだと決められたことにバンガはいつも怒っていたのですが、それでもバンガはバモラのそばから離れていなかったです。
そしてバンガもバモラの命や未来を奪っていなかったです。
絶望しかないクソみたいな世界で他人を見捨てて、他人の命や未来を奪うのは珍しいことではありません。
バンガがどんな窮地に落ちていてもバモラを手放さなかったことから、バンガがバモラを愛していることがわかります。
バンガはいつもバモラのことを娘だと認めてくれないのですが、バンガはどんな時でもバモラのことを守り、大切にしていました。
☆母にならない理由
バンガがバモラを愛していることはわかりましたが、バンガがバモラの母になるのを嫌がっている理由はまだ判明していません。
バンガが死んでも母になりたくないことに必ず理由があり、その理由について二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それは子供や家族が異星人集団に殺されたからです。
王宮で料理人を務めていたはずのバンガがどうして戦士に転職したのかはいまだに謎です。
そしてバンガが異星人集団を憎んでいる理由もいまだに謎です。
ですが、もしバンガの大切な子供や家族が異星人集団に殺されたのなら、謎の部分は解かれます。
そして二度と大切な家族を失いたくないから、バンガはバモラのことを娘として認めてくれなかったのです。
二つ目の可能性、それはバンガの子供が政府の人間だったからです。
ダンダダン第101話のバンガと幼いバモラの会話で、シュメール人が侵略を受けたのは政府のミスだということがわかりました。
クソみたいな世界に生き残っている婦人たちにとって政府の人間はまさに裏切り者で、何があっても許されないのです。
異星人集団の侵略でバンガも直接的な被害を受けて、料理人という身分を仕方なく捨てました。
もしバンガの子供たちが本当に政府の人間だったら、婦人たちが受けている惨劇や戦争で殺された命を見て、バンガの子供への感情が複雑になることはありえます。
そしてその複雑な感情を抱いているから、バンガはバモラのことを認めたくなかったのです。
☆神話をよく知っている女性
ハンガは言葉遣いや態度が悪い女性ですが、彼女はシュメール人の神話、古墳ことピラミッドや過去についてよく知っています。
アジャやトメはハンガのように神話に詳しくないことから、神話を知っているハンガが特別だと考えられます。
ハンガは神話に興味がある女性ではなく、神話について研究している女性でもあります。
ハンガが神話を知っているのは全部王宮に訪れてくれた知識人たちのおかげです。
知識人たちがいろいろなことをハンガに伝えたから、絶体絶命の状況に堕ちたハンガは新たな道を見つけられました。
そして神話を知っていることはハンガやバモラの未来をも変えました。
バモラが次元を超えて、地球で高倉健や綾瀬桃たちに出会ったことは事実になっていますので、神話を知っているバンガがバモラにいろいろ教えたから、バモラは自分一人でも行動できたのです。
ダンダダン第101話の時、バンガは神話のことをバカにしましたが、結局彼女たちを助けたのは神話です。
☆異星人集団の未来を変えた女性
バンガは異星人集団の未来を変えた女性だと言っても、過言ではありません。
異星人集団のシュメール人の侵略は順調すぎて、シュメール人が侵略される事実は変えられません。
ですが、異星人集団の未来は変えられます。
バンガはクソみたいな世界で生き残るために必死で戦っている間に、バンガは異星人集団の未来を影響する行動を二つ取りました。
一つ目はバモラを拾って、育ててくれたことです。
バンガは偶然でバモラを拾って、バモラを一生懸命に育ててくれたから、シュメール人という種族は絶滅しなかったです。
戦乱の時代で他にバモラを拾ってくれる者はいません、バモラを育ってくれる者もいません。
バモラという少女が生きている限り、異星人集団がどれほどの領地を制圧したとしても、シュメール人にはいずれ反撃する希望があります。
二つ目はバモラを連れて、ピラミッドへ向かったことです。
結果論になりますが、バンガがバモラを連れて、ピラミッドへ向かったから、バモラは無事に次元を超えられました。
バモラは一時的に異星人集団から逃げられるチャンスを得た上に、地球での協力者を見つけられました。
これからバモラが地球の高倉健や綾瀬桃たちと力を合わせて、最後の最後まで戦えれば、異星人集団を潰すことは可能です。
そして異星人集団のボスを地球で潰せるのなら、異星人集団は崩壊します。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。