考察タイム

 

 

 

「ダンダダン」ダンダダン、サンジェルマン伯爵が求めている真相!

出典:龍幸伸(著)ダンダダン第163話

 

 

「ダンダダン」第163話の中で、サンジェルマン伯爵は凶悪な悪魔、メルヘンカルタにダンダダンのことを尋ねました。

 

オカルトコレクターであるサンジェルマン伯爵が求めているのは妖怪の力だけではなく、ダンダダンの世界の全ての謎を知りたかっています。

 

サンジェルマン伯爵はターボババア、宇宙人、深淵の者、地獄の門、妖怪や人間に関わっている伝説級の人物なので、彼がくだらないことに時間をかけるはずはありません。

 

ダンダダンの情報のために、サンジェルマン伯爵は自らメルヘンカルタに接触し、メルヘンカルタの脱獄のためにサンジェルマン伯爵はいろいろな手伝いをしました。

 

サンジェルマン伯爵が頭間雲児の前に現れたのも、頭間雲児に金の玉を授けたのも全部ダンダダンのためです。

 

もしダンダダンが何の役にも立たないものでしたら、サンジェルマン伯爵がこれほどの時間や精神をかけるはずがないので、サンジェルマン伯爵が求めているダンダダンはとても大きな何かだと考えられます。

 

ダンダダンというものはサンジェルマン伯爵だけではなく、これからは高倉健や綾瀬桃たちにも深く関わる可能性が高いので、今回はダンダダンについて考察してみたいと思います。

 

 

☆ダンダダンとサンジェルマン伯爵

 

学校の先生、深淵の者の協力者、セルポが恐れを抱いている人物、ターボババアが憎や憎しみを抱いている人物、オカルトコレクター、いろいろな身分を持っているサンジェルマン伯爵はダンダダンというものに興味深々です。

 

サンジェルマン伯爵は深淵の者に繋がりを持ち、セルポが知っているほどの強者なので、彼がダンダダンの噂を知っていてもおかしくありません。

 

ただ、一つ気になるところがあります。

 

セルポによれば、綾瀬一家にナノスキンをくれた宇宙人、ルドリスは全知全能の存在です。

 

サンジェルマン伯爵は深淵の者に繋がりを持っているほどの強者で、宇宙人の間でも超有名のようなので、このような人物がルドリスに会い、ルドリスから知識をもらうのは簡単なことだと思います。

 

もしダンダダンが知識系のものなら、サンジェルマン伯爵が地上でいろいろしなくても、ルドリスに会えばすぐにその知識を得られるはずです。

 

サンジェルマン伯爵が地上でいろいろなことをしてたことから、ダンダダンは知識系のものではなく、ダンダダンは永遠の命、不老不死、全知全能、もしくは妖怪の力の本質に関わっていると考えられます。

 

 

☆ダンダダンと仏教

 

ダンダダンというものの正体はまだ判明されていませんが、それでもその正体についていくつかの可能性が考えられます。

 

一つ目の可能性、それはダンダダンは仏教や仏に関わっているものです。

 

ダンダダン第163話の最後のページを読めば、ダンダダンは仏教や仏に関わっていることを連想できると思いますが、実は作中において、ダンダダン以外に仏教や仏に関わっているアイテムはあります。

 

それは呪行李の世界、團魔羅です。

 

偶然なのか、それとも凶悪な悪魔、メルヘンカルタの趣味なのかはわかりませんが、呪行李の中の世界、團魔羅の中には仏教に関わる写真がありました。

 

ダンダダン第163話の最後のページや團魔羅の中にあった写真は仏教曼荼羅にすごく似ています。

 

曼荼羅は主尊を中心に諸仏諸尊の集会する楼閣を模式的に示した図像で、團魔羅の中にあった写真も、第163話の最後のページも同じ構図でした。

 

特に第163話の背景で主尊と他の仏の数は曼荼羅と同じでした。

 

これは偶然だとは思えません。

 

ダンダダンの世界には妖怪、幽霊、悪魔や宇宙人などが存在していますので、神様が存在していてもおかしくありません。

 

実際、凄腕霊媒師、綾瀬星子がいつも使っている力は神様のものなので、遅かれ早かれ神様は作中で登場するのでしょう。

 

もし第163話の最後のページや團魔羅にあった写真がヒントであれば、ダンダダンの世界には9つの神様、もしくは仏、菩薩が存在しているはずです。

 

そしてこの9つの神様、もしくは仏、菩薩の中には大日如来に等しい偉大な存在も存在すると考えられます。

 

 

「ダンダダン」ダンダダン、サンジェルマン伯爵が求めている真相!

出典:龍幸伸(著)ダンダダン第163話

 

 

☆ダンダダンと神様

 

まだ登場していませんが、ダンダダンの世界には確かに神様が存在しています。

 

凄腕霊媒師、綾瀬星子がいつも使っている特殊な力は神様から授かったものです。

 

地球人の神様はどのような存在なのかは判明されていませんが、綾瀬星子が使っている力はほとんど神様に関わっているので、神様は特殊な力を持っていることがわかります。

 

神様が作中でいつ登場するのかはわかりませんが、神様はダンダダンに関わっている可能性があります。

 

妖怪、幽霊や悪魔などの特殊生命体と同じく、ダンダダンの世界の神様は一体だけではないのです。

 

綾瀬星子の北海道での仕事を見れば、どの土にも神様がいることがわかります。

 

どの土にも神様が存在するから、綾瀬星子はどこへ行っても問題なく仕事ができます。

 

そしてどの土にも神様が存在するから、綾瀬星子は力を借りた後、三日間お礼参りをしなければなりません。

 

これは仮説ですが、神様は一体だけではないことから、ダンダダンは人間が神様になるためのものだと考えられます。

 

綾瀬星子がとんでもない力を使っているのは事実なので、神様は圧倒的な力を持つ存在であることはわかります。

 

どんな人間でも圧倒的な力を持つ神様になれると思えませんので、人間が神になる過程の中に何かが必要だとしてもおかしくありません。

 

そして人間が神になる過程の中にダンダダンが必要だから、伝説級の人物、サンジェルマン伯爵はダンダダンを探し求めていたと考えられます。

 

 

☆ダンダダンと妖怪

 

オカルトコレクターであるサンジェルマン伯爵は凶悪な悪魔、メルヘンカルタにダンダダンのことを尋ねました。

 

メルヘンカルタはまだ何も言っていませんが、サンジェルマン伯爵が妖怪にダンダダンのことを尋ねるのはおかしいです。

 

メルヘンカルタは長く生きていた悪魔だからサンジェルマン伯爵はメルヘンカルタに尋ねた可能性はありますが、長生きしているからダンダダンを知っている保証にはならないので、メルヘンカルタはダンダダンのことを知らない可能性は非常に高いです。

 

いろいろな勢力に関わっているサンジェルマン伯爵はとても忙しいはずなので、彼がメルヘンカルタに尋ねたことに理由があるはずです。

 

これは仮説ですが、ダンダダンは妖怪、幽霊や悪魔などの特殊生命体に関わっている者である可能性はあります。

 

ダンダダンの世界に特殊生命体が存在していることはわかっていますが、どうしてそのような生命体が存在できるのかはいまだに判明されていません。

 

悪魔のメルヘンカルタ、山の怪の邪視、妖怪のカシマレイコ、ターボババアやアクロバティックさらさら、これらの生命体は食わず寝なずでも消えない上に、条件が揃えばいつでも能力を使えます。

 

妖怪、幽霊や悪魔などの特殊生命体が消えないことには必ず理由があるはずなので、それらの生命体は特殊な何かから生命をもらったから存在できたと考えられます。

 

ダンダダンはサンジェルマン伯爵が探し求めているものなので、ダンダダンはとんでもない生命エネルギーを保存している何かだとしてもおかしくありません。

 

 

☆ダンダダンと極楽浄土

 

ダンダダン第163話の最後のページや團魔羅の写真が曼荼羅に似ていることから、ダンダダンは極楽浄土に関わっているものである可能性があります。

 

極楽浄土、それは一切の煩悩やけがれを離れ、六道輪廻や地獄がなく、仏や菩薩が住む清浄な国土です。

 

作中で極楽浄土に関する伏線はなかったが、もしそのような浄土がなければ、神様がどこに住んでいるのかは大きな疑問です。

 

妖怪、幽霊や悪魔などの特殊生命体が人間と同じ空間に生きていることはわかりましたが、神様も同じ空間に存在しているのはおかしいです。

 

神様も同じ空間に生きていれば、神様が自ら特殊生命体を退治すればいいので、霊媒師たちに力を貸す必要はないです。

 

それに、神様も同じ空間に存在しているのなら、神様たちが地球外生命体を討伐しに行けばいいので、人間たちが妖怪や呪いの力に貸す必要もないのです。

 

神様がとんでもない力を持っているのは確かなことなので、そんな神様が姿を現さないことや霊媒師たちに力を貸すことに理由があるはずです。

 

これは深読みしすぎた可能性はありますが、神様は人間の世界に干渉できない空間に生きていると思います。

 

神様しか存在しない清浄な国土、オカルトコレクターであるサンジェルマン伯爵が興味を持つのは当然のことです。

 

以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。