考察タイム

 

 

 

「ダンダダン」アンブレボーイ、頭間雲児を助けた妖怪!

出典:龍幸伸(著)ダンダダン第156話

 

 

ダンダダンの中に登場するアンブレボーイはターボババアが知っている妖怪であり、頭間雲児を助けた妖怪でもあります。

 

ターボババアがどれほど妖怪、幽霊や悪魔のことに詳しくても、ターボババアでも当然知らないことはありますが、ターボババアはアンブレボーイのことをよく知っていました。

 

アイデンティティの傘を見ただけでターボババアはすぐアンブレボーイのことを認識できて、ターボババアはアンブレボーイの性格をも知っています。

 

ターボババア曰く、アンブレボーイは普段とても優しい妖怪ですが、いざ戦えば、アンブレボーイはターボババアでも手がつけられません。

 

本来アンブレボーイは高倉健や綾瀬桃に関わることがない妖怪ですが、幾つかの偶然が重なった結果、高倉健や綾瀬桃は呪行李の中でアンブレボーイに出会いました。

 

アンブレボーイはターボババアと同じ、妖怪ですが、アンブレボーイは誰よりも、部賀正道よりも頭間雲児に深く関わっています。

 

アンブレボーイは妖怪でありながらいつも頭間雲児のことを守っているので、今回はアンブレボーイについて考察してみたいと思います。

 

 

☆特殊な妖怪

 

ダンダダンの中に登場した妖怪において、アンブレボーイは非常に特殊な妖怪です。

 

アンブレボーイはターボババア、カシマレイコや邪視ほど有名ではありませんが、アンブレボーイは直接人間の世界に干渉できます。

 

ダンダダン第156話の中で、アンブレボーイは人間の世界に現れて、頭間雲児に己の力を貸しました。

 

アンブレボーイの能力があったから、頭間雲児は無事に部賀正道や子供を救えたので、これはとてもありがたい話ですが、アンブレボーイのように人間の世界に干渉できる妖怪は他にいません。

 

アンブレボーイが頭間雲児を助けた時、頭間雲児はまだ金の玉に接触していなかったので、あの時頭間雲児の霊力はまだ目覚めていなかったはずです。

 

にもかかわらず、頭間雲児はアンブレボーイの力を使いました。

 

直接人間の世界に干渉するなど、伝説級のターボババア、カシマレイコや邪視でもできないのです。

 

直接人間の世界に干渉できないから、カシマレイコは回りくどい方法で綾瀬桃を襲うしかなかったのです。

 

もちろん、白鳥愛羅に夢中になっていたアクロバティックさらさらも直接白鳥愛羅に干渉できなかったです。

 

アクロバティックさらさらがどれほど白鳥愛羅のことを思っていても、アクロバティックさらさらはルールに従うしかありませんでした。

 

人間が罪を犯さない限り妖怪、幽霊や悪魔は人間の世界に干渉できないはずなのに、アンブレボーイは見事このルールを破りました。

 

アンブレボーイが人間の世界に干渉できた理屈はまだ判明されていませんが、アンブレボーイがルールを破ったから、頭間雲児や部賀正道は救われました。

 

 

☆アンブレボーイの能力

 

アンブレボーイはターボババアと同じで、名前が能力を表しています。

 

ターボババアは名前通り、超高速がターボババアの特殊能力です。

 

アンブレボーイは名前通り、アイデンティティが傘で、傘がアンブレボーイの特殊能力です。

 

アンブレボーイは己の傘を開き閉じによりいろいろな行動や攻撃ができます。

 

超高速の移動はもちろん、空飛びや強力な攻撃など、アンブレボーイは傘の開き閉じによって全部可能にできます。

 

常に傘の開き閉じをしなければならないのですが、この能力を上手く使いこなせば、誰にも負けないほどの特殊能力になれます。

 

傘の特殊能力を使えるのはアンブレボーイだけではありません。

 

アンブレボーイを受け取った頭間雲児や最恐最悪の悪魔、メルヘンカルタも傘の特殊能力を使えます。

 

頭間雲児はアンブレボーイの能力を上手く使いこなしていますが、残念なことに、メルヘンカルタの方はもっとアンブレボーイ能力を使いこなせます。

 

 

「ダンダダン」アンブレボーイ、頭間雲児を助けた妖怪!

出典:龍幸伸(著)ダンダダン第156話

 

 

☆不思議な出来たこと

 

ダンダダン第156話の中で、アンブレボーイは焦っている頭間雲児の前に現れて、頭間雲児に己の力を貸しました。

 

アンブレボーイが急に人間の世界に干渉できたから頭間雲児や部賀正道は救われましたが、これはとても不思議なことです。

妖怪、幽霊や悪魔は本来人間の世界に干渉できないはずなので、頭間雲児がアンブレボーイの能力を使えたのはあり得ないことです。

 

アンブレボーイがルールを破った理由について二つの可能性が考えられます。

 

一つ目の可能性、それはターボババアが何かしらの秘密を伝えたからだということです。

 

妖怪、幽霊や悪魔は人間の世界に干渉できないはずですが、聡明なターボババアならば何かしらの秘密を知っていてもおかしくありません。

 

重要な情報であればターボババアは基本何でも知っていますので、一時的に人間の世界に干渉できる方法を知っていても不思議ではありません。

 

ターボババアはアンブレボーイの友だちのようなものなので、ターボババアはあの時アンブレボーイに何かを教えたと考えられます。

 

二つ目の可能性、それはアンブレボーイが頭間雲児に異常に関わっている妖怪だということです。

 

これはただの仮説ですが、もしアンブレボーイの前世が頭間雲児の身内だったら、死後妖怪として兄の生活にある程度干渉できてもおかしくありません。

 

アクロバティックさらさらは結局白鳥愛羅に何の繋がりも持っていないので、アクロバティックさらさらが白鳥愛羅の生活に干渉できないのは当然のことです。

 

もしアンブレボーイの前世が頭間雲児の弟でしたら、血の繋がりでアンブレボーイの兄を救いたい願望を叶えた可能性はあります。

 

 

☆アンブレボーイとメルヘンカルタ

 

アンブレボーイにとって最恐最悪の悪魔、メルヘンカルタは許せない敵です。

 

アンブレボーイはいままでメルヘンカルタに接触しなかったのですが、メルヘンカルタはアンブレボーイの大事なものを傷つけました。

 

アンブレボーイにとって大事なもの、それは頭間雲児です。

 

メルヘンカルタは己の陰謀のために頭間雲児を呪行李へ誘い込んで、頭間雲児の体を強制的に乗っ取りました。

 

メルヘンカルタは恐ろしい悪魔で、己の陰謀のために頭間雲児を乗っ取った後、頭間雲児の体をめちゃくちゃにしました。

 

メルヘンカルタのせいで頭間雲児が傷ついたことをアンブレボーイは当然知っているので、メルヘンカルタを絶対に許せないはずです。

 

メルヘンカルタの計画はまだ完全に壊されていないので、アンブレボーイがメルヘンカルタに挑めるチャンスはまだあります。

 

アンブレボーイが自力でメルヘンカルタと戦うのは無理ですが、頭間雲児と一緒なら、全ては可能になります。

 

頭間雲児は誰にも負けないほど強靭な心や体を持っているので、アンブレボーイと一緒にメルヘンカルタを討伐するのは不可能ではありません。

 

 

☆アンブレボーイとターボババア

 

ターボババア、邪視やカシマレイコと違って、アンブレボーイは比較的若い妖怪ですが、ターボババアはアンブレボーイのことをよく知っています。

 

よく知っている上に、ターボババアはアンブレボーイのことを本気で気にしています。

 

アンブレボーイがメルヘンカルタの陰謀に巻き込まれたのを知った時、ターボババアは非常に動揺して、アンブレボーイのことを心配しました。

 

いつも偉そうな態度をしているターボババアが他人を心配するのは非常に珍しいことなので、ターボババアがすごく動揺したことからターボババアがアンブレボーイのことを非常に気にしているのがわかります。

 

ターボババアはアンブレボーイよりも遥かに格上の妖怪ですが、ターボババアはアンブレボーイのような若くて悲しい過去を持つ妖怪たちを無視しないのです。

 

ターボババアは乱暴された少女たちの霊を慰めに行ったり、びしょ濡れの子猫の面倒を見たりした優しい妖怪なので、ターボババアがアンブレボーイのことを見捨てるはずがありません。

 

どれほど強くて特殊な能力を持っていても、アンブレボーイが若い妖怪である限り、ターボババアはアンブレボーイに耐性がないのです。

 

 

☆アンブレボーイと頭間雲児

 

アンブレボーイは頭間雲児に深く関わっている妖怪です。

 

アンブレボーイは頭間雲児に能力をくれた妖怪であり、ダンダダン第156話の中で頭間雲児を助けた妖怪でもあります。

 

アンブレボーイがいなければ、頭間雲児は今頃部賀正道を失っていました。

 

頭間雲児自身は気づいていないと思いますが、アンブレボーイは頭間雲児から切り離せない妖怪です。

 

頭間雲児に接触できた時から、アンブレボーイはずっと頭間雲児のそばで彼を守っていました。

 

アクロバティックさらさらでも、川番河舞でも、本来妖怪がどれほど人間を思っていても人間世界のことに干渉できないはずなのに、アンブレボーイはそれを可能にしました。

 

アンブレボーイが人間の世界に干渉できた理由はまだ判明されていませんが、アンブレボーイがずっと頭間雲児を守っていたことや頭間雲児の弟が異常に傘が好きだったことから、アンブレボーイは生前頭間雲児の弟だった可能性はあります。

 

身内だったから不可能を可能にできる理屈にはなりませんが、血の繋がりとターボババアの知恵があれば、不可能を可能にすることはありえます。

 

アンブレボーイの生前が誰だったのかはいまだに判明されていませんが、最恐最悪の悪魔、メルヘンカルタを倒せば、明るい未来が頭間雲児を待っています。

 

メルヘンカルタの事件で頭間雲児は綾瀬桃の友達になりましたので、これから綾瀬一家の力を借りれば、頭間雲児は幸せな生活を過ごせます。

 

以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。