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「キングダム」第809話の感想と5つの徹底考察!最新話の第809話に描かれた伏線や気になる描写も一緒に紹介していきます!

 

 

 

「キングダム」第809話の感想と5つの徹底考察!

出典:原泰久(著)キングダム第809話

 

 

「キングダム」第809話の中で、秦国の六大将軍の一人、騰将軍は龍安の問題で南陽長官、剛京と揉めていました。

 

剛京は龍安を殺すと決めていますが、騰将軍は龍安と南陽に賭けてみたかったのです。

 

剛京の論点は間違っていません、龍安を生かせばこれから秦と南陽の間にいろいろなトラブルが起きる可能性が高いので、龍安は殺すべきです。

 

ですが、同時に騰将軍の論点も間違っていません。

 

龍安は民に愛されている明君、ここで何の理由もなく彼を殺せば、南陽兵はもちろん、全韓国の兵士たちの士気は必ず爆上がりします。

 

秦軍が韓、新鄭の攻略に実際使える、消耗できる兵の数は非常に少ないので、韓の兵士たちの士気が上がるような行動は避けるべきです。

 

剛京も、騰将軍も、彼ら二人の論定はどっちも間違っていないので、これ以上二人が揉めていても何の結果も出ません。

 

隆国は勝手な判断をしましたが、龍安の問題は秦の上層部に任せる方が正解なので、隆国の判断は最も正しいです。

 

龍安の問題で秦の上層部がどのような決定を取るのかはまだ判明されていませんが、中華統一後秦王は平和な世界を望んでいるのなら、今は龍安を生かし、騰将軍の判断に賭けるべきです。

 

騰将軍の賭けが成功したら、南陽はいい方向に変わる上に、新鄭の無血開城にも繋がりますので、秦王の決定によりこれから新鄭攻略の未来も決まります。

 

それではこれから最新話の感想や徹底考察をお届けいたします。

 

 

最新話感想

 

秦が中華統一の道で最初に出会った城主が龍安だったのは非常に幸運なことです。

 

なぜなら龍安は秦にとって、中華統一にとって非常に特別な存在だからです。

 

龍安が明君で、南陽の民に愛されているのは非常に重要な事実ですが、秦や中華統一にとって龍安が特別な部分は他にあります。

 

それは龍安の秦への態度です。

 

無血開城をすると決めた瞬間から、龍安は韓の民であることを忘れて、秦の指示に全力で従っていました。

 

六大将軍の一人、騰将軍の命令も、剛京長官の命令も、龍安は文句を言わず全部従っていました。

 

たとえ死ねと言われても、龍安は怒らず、恐れず、平然とその命令に従います。

 

龍安にとって秦の皆は己の国を滅ぼそうとする連中、その状態で怒らず、恐れず平然と相手の命令に全部従うのは非常に難しいです。

 

龍安は南陽の民に愛されている城主で、もし彼が何かを仕掛けたければ、彼は余裕ができます。

 

南陽の民は何の武力を持っていなくても、新鄭の中には南陽兵がたくさんいますので、龍安の指示一つで秦の作戦を狂わせることは可能です。

 

可能ですが、龍安は己のことを捨てて、秦の命令に従う道を選びました。

 

剛京長官はまだ気づいていませんが、龍安が優秀な城主であると同時に、秦にとって龍安は必要不可欠の協力者です。

 

現状、龍安は騰将軍の考えや中華統一の理想などを理解しているので、これから秦がどんな政策を出しても、龍安がうまく実行できる可能性は高いです。

 

龍安が優秀な男であると同時に、彼の命令であれば南陽の民が素直に受け入れる可能性は非常に高いので、新たな南陽を作るのは不可能ではありません。

 

もし龍安が本当に秦と一緒に新たな南陽を作れたのなら、この事実は韓全土や全中華に広がります。

 

そしてその時、韓や全中華の中華統一への抵抗は弱くなり、中華統一を受け入れ始めるのでしょう。

 

 

最新話徹底考察

 

 

☆韓攻めの最適の人選

 

六大将軍の一人、騰将軍は間違いなく韓攻めの最適な人選です。

 

秦の六大将軍たちはどれもがすごく優秀で、どれもが中華統一を完成できる素質を持っていますが、騰将軍は他の六将と違って、あるものも持っています。

 

それは中華統一後への道です。

 

中華統一を完成するには武力が絶対に必要ですが、武力だけを頼れば、中華統一は長続きしません。

 

圧倒的な武力を持てば、中華統一はいずれ完成できますが、中華統一を長く続けなければ、完成する意味はありません。

 

秦王の中華統一後の理想の世界を作るためには、圧倒的な武力だけでは足りません。

 

理想の世界を作るために、秦は中華統一を進めながらいろいろな人の力や知恵を借りる必要があります。

 

騰将軍はこのことを誰よりも理解しています。

 

理解しているから、龍安という男に出会った後、騰将軍は何としても彼を守りたかったのです。

 

理想の中華統一後の世界を作るために龍安は必要不可欠なので、誰が何を言っても、騰将軍は彼に賭けたかったのです。

 

この賭けの結果がどうなるのかは誰もわかりませんが、少なくとも龍安が生きていれば、南陽を作り替えることは可能です。

 

 

「キングダム」第809話の感想と5つの徹底考察!

出典:原泰久(著)キングダム第809話

 

 

☆中華統一と秦六大将軍

 

キングダムの最新話、第809話の中で、六大将軍の一人、騰将軍は六将の新たな責任について語りました。

 

騰将軍は中華統一を完成させるための武将ですが、彼は彼なりに中華統一についていろいろ考えていました。

 

六将たちには戦争の責任も付随していることは間違っていないのです。

 

六将たちは秦のために侵略戦争を行っているので、彼らが中華統一のことを考えず、勝手に敵国の人間を殺して、勝手に秦法を押し付ければ、中華統一を果たしたとしても、長く続きません。

 

中華統一後のことを考慮しないのなら、六将たちが使える戦略は山ほどあります。

 

亡くなった桓騎将軍が愛用した戦略を真似するのも可能です。

 

桓騎将軍の戦略は戦争に抜群な効果がありますが、そのような戦略で国を取っても、その国の者たちは最後の最後まで抵抗し続けます。

 

実際、趙の人間たちは桓騎将軍を討つために、道連れという道を選びました。

 

六将たちは勝利のために戦争をしているわけではなく、中華統一のために戦争をしているので、もしこの行為を深く考えていなければ、たとえ中華統一を実現したとしても理想郷は作れません。

 

 

☆南陽と韓国の未来

 

これは大きな賭けですが、もし南陽を作り替えるのなら、新鄭攻略の難易度は下がります。

 

なぜなら秦軍は南陽の変化を通して韓の人間たちにある重要なことを伝えられるからです。

 

秦の一部になったとしても、韓の人間たちが苦しい生活を過ごすことはありません。

 

むしろ、秦の一部になった後、韓の人間たちは更に豊かな、更に幸せな生活を過ごせます。

 

もし秦がこれを韓の人間たちに証明できれば、韓の人間たちの秦への抵抗は弱くなります。

 

そしてこれは新鄭攻略にも繋がります。

 

南陽をうまく作り替えれば、秦は非常に大きなメリットを得られるので、何としても成功させなければなりません。

 

南陽を理想郷と作り替えるのは非常に難しいことですが、騰将軍と龍安が力を合わせれば、不可能は可能に変えられます。

 

 

☆新鄭攻略の道

 

もし秦の上層部が龍安を生かしてくれるのなら、秦軍は新鄭攻略の第一歩を始められます。

 

これから始まる新鄭攻略の第一歩は南陽を作り替えることです。

 

武将たちにとっては信じがたいものですが、南陽を作り替えるかどうかによって、新鄭攻略の難易度は変わります。

 

新鄭攻略において最も厄介なのは韓軍の士気です。

 

韓は無血開城という屈辱を受けたので、しばらくの間韓軍の士気は間違いなく上がります。

 

士気が上がった韓軍に、秦軍が消耗を抑えつつ、正面で韓軍に挑むのは非常に難しいことです。

 

韓軍の士気が上がれば上がるほど新鄭の攻略は難しくなりますので、まずはその士気を何とかしなければなりません。

 

もし秦が南陽を作り替えられるのなら、韓全土の秦への抵抗が弱くなります。

 

それで韓軍の士気が影響されることはないのですが、韓の文官たちは必ず影響されます。

 

武将たちと違って、文官は利己主義の者が多いので、秦の一部になったとしても、幸せな生活、豊かな生活を過ごせると知れば、降参を主張する文官は必ず現れます。

 

降参を主張する文官が現れ、韓の朝廷の判断に影響すれば、武将たちの士気は間違いなく影響されます。

 

武将たちがどれほど戦いたくても、結局軍隊は国のものなので、国が降参を主張すれば、武将たちは黙って従うしかありません。

 

そしてその時こそ、秦軍が本格的に動き出す時です。

 

 

☆韓国の判断

南陽は無血開城をしたばかりなので、しばらくの間、韓国全体は全力で秦軍と戦うことを主張するでしょう。

 

無血開城は屈辱的なことですが、韓はそれで全ての兵力を温存できたので、秦と決戦する時、韓と秦の兵力差はそれほど大きくありません。

 

そして韓はこの間に趙に援軍を頼めるので、もう少しの時間をくれれば、李牧は趙軍を率いて出発するのでしょう。

 

南陽は無血開城をしましたが、新鄭の決戦で韓が負けるとは限りません。

 

むしろ韓はいろいろな準備を進めるので、韓が決戦で勝つ可能性は高いです。

 

もし秦の上層部が龍安を殺せば、秦の暴行は韓全土や中華全土に伝わりますので、韓軍の士気は更に爆上がりして、秦軍が勝つのは無理です。

 

ですが、もし秦の上層部が龍安を生かしてくれれば、秦は龍安と一緒に南陽を作り替えられるので、新鄭攻略は大きく変わります。

 

韓はただ秦に侵略されるのを怖がっているだけなので、秦が韓の未来や幸せを保証できれば、韓の判断は間違いなく変わります。

 

雪辱を求める武将たちと違って、文官たちは結局買収できるので、秦が金で文官たちを買収し、彼らの未来を保証すれば、新鄭の無血開城は狙えます。

 

以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。