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「キングダム」第808話の感想と5つの徹底考察!最新話の第803話に描かれた伏線や気になる描写も一緒に紹介していきます!

 

 

 

「キングダム」第808話の感想と5つの徹底考察!

出典:原泰久(著)キングダム第808話

 

 

「キングダム」第808話の中で、秦軍は一斉に韓国の南陽城に入城しました。

 

秦国の六大将軍の一人、騰将軍や飛信隊の羌瘣将軍が考えた策のおかげで南陽は無血開城できたので、秦軍は何の問題もなく南陽に入城しました。

 

現韓王の命令により南陽にいた兵士たちは全員首都、新鄭へ向かったので、秦に侵略されるのが嫌だとしても、南陽にいる住民たちは何もできません。

 

南陽は降伏するしかないことを南陽の城主、龍安は誰よりも理解しているので、最初から最後まで彼は秦の指示に従っていました。

 

秦が無事に南陽へ入城できたのは嬉しい知らせですが、これで韓攻めが終わったわけではありません。

 

たとえ無血開城を果たせたとしても、韓全体の兵力は変わっていない上に、韓の人間たちは更に秦の動きを警戒するので、韓攻めの難易度は間違いなく上がります。

 

それだけではありません、南陽の無血開城は韓の兵士たちにとって大きな恥なので、彼らが二度と無血開城をすることはないのでしょう。

 

南陽の無血開城を果たしたと同時に韓攻めの難易度は上がってしまったので、騰将軍が韓攻めの鍵を見つけられれば、韓攻めは無事に成功します。

 

ですが、もし騰将軍が韓攻めの鍵を見つけられなければ、秦が韓攻めで大きな代償を払う可能性はあります。

 

それではこれから最新話の感想や徹底考察をお届けいたします。

 

 

最新話感想

 

すぐに韓国の首都、新鄭へ攻め込むより、秦国の六大将軍の一人、騰将軍は南陽に滞在することを選びました。

 

騰将軍の判断は正しいです。

 

南陽の無血開城を果たせたとしても、韓国の兵力は全然変わっていない上に、無血開城で韓国は秦の動きを非常に警戒しているので、この状態で新鄭へ攻め込むのは難しいです。

 

しばらく南陽に滞在するのは正しい判断ですが、滞在する期間が長ければ長いほど、韓攻めが失敗する可能性は高くなります。

 

趙や李牧が韓国を見捨てるはずがないので、余裕と時間があれば、李牧は必ず韓国を助けに行きます。

 

秦は韓攻めのためにいろいろな準備をしましたが、李牧はどんな時も皆の想像を超える行動を取りますので、李牧、もしくは司馬尚や青歌軍の化け物たちが登場すれば、秦の韓攻めは失敗するのでしょう。

 

楽華隊が時間稼ぎをしているとはいえ、彼らは李牧を止められないので、韓攻めが成功するかどうかは騰将軍の判断次第です。

 

限られた時間の中で韓攻めを果たすために、騰将軍は韓攻めの鍵を見つけなければなりません。

 

カギを見つけられれば、韓攻めに希望が見えます。

 

 

最新話徹底考察

 

 

☆南陽城主龍安と秦軍総大将

 

南陽の城主、龍安は名君の類に入っている男です。

 

南陽の住民たちにとって龍安が城主なのは不幸中の幸いですが、秦にとって龍安が城主なのは非常に厄介です。

 

本来ならば秦の六大将軍の一人、騰将軍はすぐ南陽の城主を斬首すべきですが、龍安は斬ってはならない男です。

 

龍安は名君である上に、彼は南陽城に愛されているので、彼を斬れば、南陽に暴動が起きる可能性は非常に、非常に高いです。

 

それだけではありません、龍安を堂々と斬ってしまえば韓国の兵士たちの士気は更に上がる上に、他の国々は秦の暴行を知りますので、秦が中華統一を完成させるのはとても難しいです。

 

龍安がどれほどの男なのかを騰将軍は当然知っているので、騰将軍がいれば龍安に手を出す者はいませんが、残念ながら南陽を治めるのは秦の文官たちである上に、騰将軍はいずれ南陽から離れますので、龍安に手を出したい者が現れてもおかしくありません。

 

正直、龍安をどうすべきかは現秦王、嬴政、昌平君や昌文君が決めるべき問題です。

 

龍安を生かせば、秦は南陽を統治しやすいのですが、龍安が生きている限り、南陽の人間たちが素直に秦の命令に従うことはないのでしょう。

 

性格、人徳、実績、龍安を超えられるほどの城主はそれほど多くないので、龍安が生きている限り、どれほどの時間が経っても南陽の人間たちにとって最高の城主は秦の者ではなく、龍安です。

 

龍安を生かせば秦はいずれ大きな問題に直面しますが、龍安を斬ってしまえば、秦と韓や全中華の関係は一気に悪化しますので、中華統一の道に支障が出ます。

 

龍安を殺しても、生かしても、秦がどう選んでもある程度のリスクは出ますので、どんなリスクを背負うのかは秦王、昌平君や昌文君が決めるべきです。

 

 

「キングダム」第808話の感想と5つの徹底考察!

出典:原泰久(著)キングダム第808話

 

 

☆新鄭攻略の最大の難関

 

南陽の無血開城を果たしたとしても、新鄭攻略の難易度は下がっていません。

 

むしろ、無血開城で大量の南陽兵を韓首都、新鄭へ送り、韓の兵士たちの士気を上げた今、新鄭攻略の難易度は上がっています。

 

南陽の無血開城を果たしたとしても、秦軍と新鄭の決戦はいずれ起きるので、秦軍は新鄭の攻略を何とかしなければなりません。

 

秦軍にとって新鄭攻略の最大の難関は韓の兵の数ではなく、最大の難関は上がってしまった韓の兵士たちの士気です。

 

もし秦の六大将軍の一人、騰将軍が亡くなった桓騎将軍砂鬼一家の戦略を真似すれば秦軍の恐ろしさが新鄭に伝わりますが、今回の無血開城で新鄭に伝わる恐怖は薄いです。

 

秦が26万の兵を用意できたことは恐ろしい事実ですが、遅かれ早かれその戦略の正体は韓の人間たちにバレる上に、韓はいろいろな対策を練られますので、たとえ最初のころ韓がどれほどの恐怖を感じたとしても、その恐怖はどんどん薄れていきます。

 

それだけではありません、南陽兵たち、韓の第二将、博王谷将軍や博王谷軍の兵士たちは今回の無血開城で大きな恥を感じているはずです。

 

兵士であれば誰も無血開城というものに耐えられないので、南陽兵や博王谷将軍たちは当然秦軍に復讐したいと思っているはずです。

 

もし南陽の城主、龍安の身に何かがあれば、韓の兵士たちの士気は更に上がっていくのでしょう。

 

たとえ騰将軍がどれほどの将軍だとしても、士気が爆上げた韓の兵士たちから新鄭を奪い、秦軍の被害を抑えるのは無理です。

 

新鄭の攻略をうまく果たすために、先に韓の兵士たちの士気を何とかしなければなりません。

 

 

☆秦と中華統一

 

キングダムの最新話、第808話の中で、秦の六大将軍の一人、騰将軍は中華統一の道にいずれ現れる問題に直面しました。

 

中華統一の道にいずれ現れる問題は主に二つあります。

 

一つ目の問題、それは秦と他の国の関係です。

 

現秦王、嬴政はとても崇高な理想を持っているのは誰もが知ることですが、彼がその理想をうまく部下たちに伝えたかどうかは大きな疑問です。

 

秦王が誰もが成し遂げなかったことを目指しているのは立派なことですが、その理想を部下たちがうまく理解しているかどうかはとても重要です。

 

秦の人間たちや他の国の人間たちが法の下で差別なく一緒に暮らすことと秦の人間たちが中華の支配者になることに大きな差があるので、部下たちが理解しているかどうかでトラブルが起きます。

 

二つ目の問題、それは各大将軍たちと文官たちの関係です。

 

どんな時代でも、どんな国でも、武将たちが文官たちと一緒に仲良く過ごすのは無理です。

 

武将と文官は別々の思考回路を持っているので、彼らがお互いのことを理解できないのは当然のことです。

 

武将と文官が揉めるのは珍しいことではありませんが、南陽の統治の仕方は中華統一の道に直接かかわっているので、武将と文官が別々の態度や方針を持っていれば、南陽を統治するのは難しいです。

 

もし無血開城を果たした南陽を統治できなければ、秦がその土地を奪っても何の意味もないので、秦の上層部は一刻でも早く奪った土地の統治の仕方を統一しなければなりません。

 

 

☆秦と韓の決戦

 

南陽の無血開城を果たしたとしても、秦と韓の決戦はいずれ起きます。

 

これは秦の六大将軍の一人、騰将軍や韓の上層部がよく知っていることです。

 

秦にとっても、韓にとってもこれから起きる決戦は負けてはならない戦です。

 

これから起きる決戦を制する者は限られた時間内で最も多くの準備を用意できた方です。

 

騰将軍はすぐに新鄭へ攻め込むより南陽に滞在することを選びましたので、秦軍にも、韓にも時間と余裕を与えました。

 

韓の上層部は秦の26万兵や秦の次の動きで頭がいっぱいだと思いますが、時間があれば、韓が逆転の一手を練ることは可能です。

 

秦の中華統一の侵略戦争が始まった以上、趙の李牧が韓の生存問題を無視するはずがないので、時間があれば李牧が韓に援軍を送るのは可能です。

 

たとえ秦が26万の兵を持っていても、司馬尚が登場すれば秦軍はすぐに潰されますので、時間があれば韓が生き残れる可能性はあります。

 

 

☆新鄭攻略のカギ

 

キングダムの最新話、第808話の中で、秦の六大将軍の一人、騰将軍は新鄭攻略のカギは南陽にあると言ってました。

 

そのカギの正体について騰将軍はまだ何も言っていませんが、新鄭攻略のカギについて一つの可能性が考えられます。

 

それは秦と韓の関係です。

 

新鄭攻略において最も愚かな行動は南陽の城主、龍安の首を斬り落とすことです。

 

南陽にとっても、韓にとっても龍安は非常に重要な人間で、彼に何かがあれば、秦と韓の関係は悪化してしまい、韓の兵士たちの士気は更に数段上がっていくのでしょう。

 

たとえ騰将軍や飛信隊の皆がどれほど武力を持っていても、士気が爆上げた韓の兵士たちから韓を奪うのは無理なので、龍安は何としても守らなければなりません。

 

最も愚かな行動が龍安に手を出すことであれば、最も賢明な行動は南陽と龍安の日常を乱さないことです。

 

韓は武力や軍事力を重視しない国なので、当然韓は武力を持ち、戦争を願う者よりも、知識を持ち、平和を願う者の方が多いです。

 

これは韓の選択なので、どっちが正しいのかはどうでもいいことですが、戦争をしない人間たちは愛国精神というものをそれほど重く見ていないのです。

 

正直、韓や南陽の人間たちはそれほど国を愛していません。

 

南陽の文官たちが誰よりも早く逃げてしまったことがその証拠です。

 

つまり南陽や韓の人間たちにとって彼らが最も気になっているのは他の国に支配されることではなく、他の国に負けることでもありません。

 

南陽や韓の人間が最も気になっているのは彼らの日常です。

 

そこで、秦が韓、南陽や龍安の日常を約束してくれれば、秦が新鄭の無血開城を狙うことすら可能です。

 

以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。