出典:原泰久(著)キングダム第804話
「キングダム」第804話の中で、秦の文官たちは偉業を成し遂げました。
限られた時間で秦全土の人間の数を把握し、戸籍作りを完成するのは至難の業ですが、それでも昌文君、李斯や他の文官たちは戸籍作りを見事完成させました。
戸籍作りが完成し、成人男性への強制徴兵令が完成された今、文官たちが担当する仕事は一旦終わりました。
これで秦の文官たちは本当の休みが取れます。
中華統一を完成するために文官たちの力は必要不可欠ですが、完成できるかどうかは結局武将たち次第です。
もし得られた力で秦の武将たちが本当に他の国を滅ぼせるのなら、文官たちの仕事は再開します。
ですが、武将たちが再び大敗を喫せば、中華統一への道は完全に崩れてしまい、文官たちの仕事が増えることはないのでしょう。
戸籍作りと強制徴兵令の影響を受けたのは秦だけではありません。
秦が新たな力を手に入れた事実は他の国々に知られたので、他の国々も戸籍作りと強制徴兵令の影響を受けています。
秦は戸籍作りと強制徴兵令で一気に巨大な敵になってしまったので、他の国々は秦を警戒するしないのです。
他の国々が秦の侵略に警戒し、秦の兵力を上回る程の兵力で迎え撃てば、秦に対抗できる可能性はあります。
ですが、秦が戸籍作りや強制徴兵令を完成した時点で秦は他の国々を出し抜きましたので、他の国々が瞬時にこの差を埋めるのは不可能です。
それではこれから最新話の感想や徹底考察をお届けいたします。
最新話感想
文官たちによる戸籍作りや強制徴兵令が完成した今、秦はどの国も驚くほどの兵力を補充しました。
秦は趙の李牧や青歌軍によって連続の大敗を喫しましたが、中華統一を諦めたくなかった秦王嬴政や昌平君は極端な方法を使い、失った兵力を一気に補充しました。
文官たちの戸籍作りや強制徴兵令で秦軍は30万近くの兵を手に入れました。
これほどの兵を持って、いよいよ最重要の韓攻めが始まります。
韓攻めにおいて秦が最も警戒しなければならないのは趙と魏からの援軍です。
韓が秦の手に落ちてしまえば、秦はいつでも趙や魏を攻められますので、韓が助けを求めなくても、趙と魏は韓を救わなければならないのです。
趙には李牧と司馬尚、魏には呉鳳明、秦軍がこの二つの国からの援軍を滅ぼしながら韓攻めを完成するために大勢の兵が必要です。
兵の補充がなければ、昌平君が考えた戦略が成功する確率は低いですが、30万の兵が補充できた今、秦の中華統一の道に希望が見えました。
最新話徹底考察
☆李牧の反応
キングダムの最新話、第804話の中で、秦が30万近くの兵を手に入れた事実を知った時、趙の李牧は驚きました。
李牧が司馬尚や青歌の化け物たちと一緒に秦と何度も大きな戦争をしたのは秦の中華統一の夢を潰すためです。
趙が秦の六大将軍を二人倒せば、秦の中華統一の夢は粉砕すると李牧は思っていましたが、李牧は秦王嬴政や昌平君の覚悟を甘く見すぎました。
たとえ連続の大敗を喫したとしても、秦王嬴政や昌平君は中華統一を諦めたくなかったのです。
秦の侵略行動が成功すれば李牧が見たくない未来が訪れますので、李牧は必ず何かしらの行動を取るのでしょう。
頭のいい李牧はあっという間に秦の目的に気づけるはずです。
秦の目的が分かった時、李牧が司馬尚や青歌の化け物たちを使う可能性は非常に高いので、彼らが戦場にいれば秦の軍隊は甚大の被害を受けます。
秦は武力で魏の軍勢を止められますが、趙の軍勢は無理です。
司馬尚や青歌軍は本物の化け物なので、彼らと武力で勝負をつけるのは得策ではありません。
秦が確実に趙の軍勢を止めて、韓攻めを成功させるために、間者たちの力は使わなければなりません。
間者たちが趙の内部を攻めて、李牧を弱体化させれば、韓攻めが成功する確率は一気に上がります。
出典:原泰久(著)キングダム第804話
☆動き出した魏
秦軍が洛紫城の近くに着いたのを知った時、魏の総大将、呉鳳明は動き出しました。
秦軍が30万近くの兵を手に入れた事実や秦が洛紫城の近くに着いた情報を把握した時、呉鳳明はすぐ秦の企みに気づきました。
秦が恐ろしい力を手に入れたとしても、呉鳳明は動揺せず、秦の企みに気づいた後、すぐに正確な判断を下しました。
呉鳳明は比較的若い総大将ですが、彼は間違いなく豪傑です。
秦軍の玉鳳隊が本格的な侵略を始める前に、呉鳳明はすぐに軍を動かしました。
これから玉鳳隊は魏と戦場で相対します。
玉鳳隊は魏の侵略の部隊ではないと言え、玉鳳隊は全力で魏と戦わなければなりません。
魏が油断し、洛紫城が落とされれば、秦の魏や韓攻めの難易度は一気に下がります。
洛紫城が落とされれば、魏にとって最悪な未来が訪れますので、魏のためにも、韓のためにも、洛紫城にいる兵士たちや呉鳳明も全力で戦うしかないです。
☆姚贾の判断
遅かれ早かれ秦が韓攻めのために動き出したことを凄腕間者、姚贾は知ります。
中華統一を望んでいる姚贾は現在趙にいますので、彼は趙の内部の状況を容易に把握できます。
秦が復活した事実で趙の内部は騒いでいますので、姚贾は趙の人間たちで秦の動きを把握できます。
秦は連続で大敗したので、秦はもう負けてはならないことを姚贾は知っているはずです。
秦は韓攻めを狙っているとはいえ、もし李牧、司馬尚や青歌の化け物たちが全力で邪魔しに来たら、秦の韓攻めは崩壊します。
中華統一を反対している李牧は何があっても秦の韓攻めを邪魔をするので、中華統一のために姚贾は趙の内部で李牧を邪魔しなければなりません。
李牧の政敵、郭開は悪い企みを考えていると思いますので、姚贾がそれをうまく利用すれば、李牧にある程度の影響を与えることが可能です。
姚贾は中華統一を望んでいる一員なので、ここで彼が見事な仕事を成し遂げれば、秦の中華統一に希望が見えます。
☆韓攻めの主要部隊
韓攻めの主要部隊は今、飛信隊の羌瘣将軍の策に頼っています。
羌瘣がどんな策を思いついたのかは判明されていませんが、凄まじい才能や戦略頭脳を持っている羌瘣ならば、優秀な作戦が思いつく可能性は高いです。
ただ、どれほどの策を思いついたとしても、韓攻めのタイミングは玉鳳隊や楽華隊に合わせる必要があります。
秦の玉鳳隊が魏軍と相対したことが分かった時、秦の韓攻め主要部隊は同時に計画を進まなければなりません。
韓攻め主要部隊と玉鳳隊はそれぞれ別々の場所にいますが、両軍のタイミングがずれれば、魏の呉鳳明はいろいろな打開策を用意できる上に、趙からの援軍が戦場に到着する可能性は高いので、両軍が攻めるタイミングがずれれば、韓攻めが成功する確率は下がります。
韓攻めの主要部隊が玉鳳隊と楽華隊に合わせて、三つの戦場でほぼ同タイミングで戦争を始めれば、韓、魏や趙の反応速度は落ちます。
そうなれば、韓攻めが成功できる確率は一気に上がります。
☆玉鳳隊の戦い
遅かれ早かれ玉鳳隊と魏軍の戦争は始まります。
魏の侵略作戦が始まるわけではないのですが、それでも玉鳳隊は全力で戦わなければなりません。
魏軍と相対する玉鳳隊が背負う責任はとても重いです。
玉鳳隊が魏軍に負ければ、魏は韓の戦場に援軍を送ることができるので、秦の韓攻めは必ず邪魔されます。
秦の韓攻めが成功すれば、魏の総大将、呉鳳明が望まない未来が訪れますので、呉鳳明は必ず全力で秦の邪魔をします。
韓攻めが成功する確率を可能な限り上げるために、玉鳳隊は何としても勝たなければなりません。
負けてはいけない戦ですが、敵が魏の総大将、呉鳳明である以上、玉鳳隊が自力で勝つのは難しいです。
玉鳳隊が勝つためには、速度に頼るしかありません。
玉鳳隊は飛信隊と同じ、突破力が高い部隊なので、玉鳳隊がすぐに洛紫城を落として、落とした後すぐに秦に戻れば、呉鳳明の指示は追いつけないのです。
呉鳳明の指示がなければ、魏兵はうまく連携を取れないので、玉鳳隊が呉鳳明を追い抜ければ、勝機が見えます。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。