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「キングダム」姚賈、中華全土の情報を掴んでいる恐ろしい怪物!李斯自身は全く気付かなかったのですが、彼の部下である姚賈は諜報活動業界の有名人でした!

 

 

 

「キングダム」姚賈、中華全土の情報を掴んでいる怪物!

出典:原泰久(著)キングダム第765話

 

 

キングダムの中に登場する姚賈は秦国の李斯の部下で、秦国に戻る前に長い間趙国で諜報活動を進めていました。

 

趙国や李牧の攻略のために間者である姚賈の力は必要不可欠ですが、李斯は友の韓非子から驚きの事実を知りました。

 

姚賈はただの普通の間者であることを李斯はずっと思っていましたが、諜報活動を長く続けていた姚賈は幾つかの顔を持っていました。

 

姚賈が李斯や趙国を裏切った証拠はないのですが、これから姚賈と李斯の関係は一気に変わります。

 

姚賈はこれからも秦国の中華統一に深く関わりますので、今回は姚賈について考察してみたいと思います。

 

 

☆諜報活動業界の怪物

 

姚賈は長い間秦国の李斯の間者として働いていましたが、李斯は全然姚賈のことを知らないのです。

 

李斯は情報だけ求めていたので、姚賈がどんな人物になったのかは全然興味がなかったです。

 

そのため、姚賈が既に諜報活動業界の怪物になったとしても李斯は全然知らなかったのです。

 

圧倒的な知力や武力ではなく、姚賈が諜報活動業界の怪物になったのは一人で中華全土の情報を掴んでいるからです。

 

一人で中華全土の情報を掴むのは不可能なことですが、姚賈はこの偉業を見事に成し遂げました。

 

姚賈がこの偉業を成し遂げたのは中華全土に優秀な間者を送り込んでいたからです。

 

姚賈は指示を得たから間者を他国へ送り込むのではなく、姚賈は指示がなくてもあらかじめ優秀な間者を他の国へ送り込んでいました。

 

姚賈が事前に準備を用意していた結果、今の姚賈はどんな時でも中華全土の情報を得られます。

 

間者を他国へ送り込むだけではなく、姚賈自身も他の国で長い間暗躍し続けていました。

 

これほど中華全土の情報を得ている姚賈は他の人間からすれば非常に恐ろしい怪物です。

 

そして姚賈が最も警戒されている男になったのは当然のことです。

 

もし姚賈が秦国に忠誠を誓ってくれるのなら、秦国は最強の武器を手に入れます。

 

 

 

☆韓非子の死に関わっている人物

 

姚賈は韓国の王族、韓非子を殺した犯人ではないのですが、彼は韓非子の死に深くかかわっています。

 

李斯は姚賈の判断に理解できず、姚賈を殺したいほど憎んでいますが、姚賈の判断は正しかったです。

 

もし韓非子が余計なことを秦国の人間たちに話せば、姚賈だけではなく、姚賈に関わっている間者たちも皆影響されます。

 

姚賈が寝返った証拠はないのですが、本格的な調査を始めれば、姚賈に関わっている全員が急に姿を消す可能性はあります。

 

姚賈は韓非子の死に深く影響していますが、他に影響を受けた者はいませんでした。

 

そしていまでも姚賈の間者たちは悲願のために一生懸命に働いています。

 

李斯は韓非子と一緒に仕事したかったのですが、中華統一のために韓非子を犠牲にするしかありませんでした。

 

 

「キングダム」姚賈、中華全土の情報を掴んでいる怪物!

出典:原泰久(著)キングダム第765話

 

 

☆秦国の武器

 

戦争において武将や兵士は非常に重要ですが、間者もすごく重要です。

 

偽情報を流す、罠のある場所へ誘導、有名な武将を引きずり下ろす、優秀な間者は戦争において非常に役立ちます。

 

中華全土に間者を送っていた姚賈が秦国に忠誠を誓ってくれるのなら、秦国はすごく優秀な武器を手に入れます。

 

姚賈は軍の人間ではないのですが、彼は内側から名将を破壊することが可能です。

 

秦国の中華統一に最も大きな敵は李牧、李牧が生きている限り秦国が中華統一を完成するのは難しいです。

 

秦国の武将たちは誰もが李牧の首を狙っていますが、李牧はいつでも戦争中に趙国の全ての資源を使えますので、戦争で彼の首を取るのは難しいです。

 

李牧の首を討ち取りたければ先に彼を弱体化させなければなりません。

 

そして李牧を弱体化することが可能です。

 

李牧は恐ろしい怪物ですが、それは戦争においての話です。

 

李牧は政治に弱い上に、彼のことを嫌がっている趙の人間もいますので、趙の内側から李牧を狙うのは可能です。

 

もしこれから姚賈が李牧の破壊に成功すれば、秦国の中華統一は大きな一歩を踏み出します。

 

 

☆嫌な仕事を続けている理由

 

キングダム第765話の中で姚賈は彼が戦っている理由を李斯に伝えました。

 

今の李斯は姚賈が言ったことを信じられないのですが、李斯はあることを忘れてしまったのです。

 

それは間者が最も闇が深い仕事をしている人間であることです。

 

兵士よりも、武将よりも、間者たちは誰よりも危険な仕事を引き受けています。

 

諜報活動が失敗して、敵国の人間に捕まれば、最悪の未来が間者たちを待っています。

 

 

仕事のリスクを承知した間者たちは毎日騙し合いの日々を過ごしている上に、毎日周りにいる全てを警戒しなければなりません。

 

間者の諜報活動に失敗は許されず、彼らの味方になってくれる人間もいません。

 

実際、韓国の王族、韓非子は諜報活動に関わっていたため秦国で死を迎えました。

 

姚賈自身も多くの間者の死を見ていましたが、それでも彼がこの仕事を続けている理由はあります。

 

それはこのクソみたいな戦乱の時代を一刻でも早く終わらせたいからです。

 

間者たちは誰よりも危険な仕事を進めていますが、彼らのミッションが成功すれば、他の犠牲を出さずに中華統一を実現できます。

 

間者の力がどれほどの物なのか姚賈は誰よりも知っていて、秦国の中華統一に彼らの力が必要であることも知っています。

 

中華全土の情報を掴んでいる姚賈はすぐにでも他の国へ逃げ出せるのですが、それでも彼は悲願を果たすために秦国に残りました。

 

姚賈が言ってたように、たとえ彼のミッションが成功したとしても彼の名前を憶えてくれる人間はいません。

 

ですが、姚賈や彼の間者たちが仕事をしてくれるのなら、多くの人間は救われます。

 

 

☆秦国と姚賈

 

中華統一を完成するために間者の力が必要だと李斯や秦軍の最高司令官の昌平君は当然知っていますが、これからどの間者を使うのかが問題です。

 

自分が信用できない部下を使うのは無理なことですが、秦国において姚賈よりも優れている間者はいません。

 

そして姚賈ほどに影響力のある間者も他にいません。

 

これから秦国が新たな間者を用意するにも、優秀な間者を選抜するにも時間はかかる物で、その間に趙国の李牧がまた何かを仕掛けてもおかしくありません。

 

秦国のために、中華統一のために李斯は姚賈を使うしかないのですが、李斯が姚賈を信用しなければ何の意味もありません。

 

もしこれから姚賈がくれた情報を李斯は警戒し、全ての情報を一々検証するのであれば、どんな好機でも消えてしまいます。

 

姚賈を使うかどうかの問題にもう李斯一人だけで対処できるものではありません。

 

姚賈の問題に秦王嬴政の判断が必要です。

 

秦王は秦国の最高責任者で、彼が姚賈を信じられるのなら、これから姚賈が得た情報は最速で秦国の上層部の耳に届きます。

 

ですが、もし秦王が信用できないのなら、これからどんな情報が入ったとしても昌平君や六大将軍たちが別の判断を取る可能性はあります。

 

いまでも姚賈は李斯の部下ですが、彼を信じるかどうかは秦王の意見が必要です。

 

 

☆今後の活躍

 

悲願を果たすために、秦国が中華統一を完成するために、これから姚賈は一生懸命に働くのでしょう。

 

諜報活動業界の怪物の姚賈が力を貸してくれるのなら、秦国は大きなメリット得られます。

 

六大将軍の一人、桓騎将軍を失った損害は非常に大きくて、秦軍はいまでも回復する時間が必要です。

 

兵力、糧食や将校の補給に時間はかかるものです。

 

秦国は時間が必要ですが、これから対処しなければならない国は二つあります。

 

一つ目の国は韓国です。

 

韓国は元々秦国が狙っていた国で、韓国の攻略のために秦国は六大将軍の一人、騰将軍をも出動させました。

 

優秀な騰将軍ならば既に韓国攻略の方法を思いついた可能性は高いのですが、誰にとっても予想外のことが一つ起きました。

 

韓非子は突然秦国で死んでしまって、そのことで秦国と韓国の関係は一気に変わりました。

 

韓国の上層部が変な行動を取らないように、これから姚賈はすぐに韓国にいる間者たちを動かさなければなりません。

 

韓国にいる間者たちが時間を稼いでくれれば、騰将軍が軍で韓国を牽制することが可能です。

 

もし間に合わなかったとしても、韓国の上層部の真の狙いがわかれば、秦国は容易に対応できます。

 

二つ目の国は趙国です。

 

中華統一において最も厄介な敵は趙国と李牧です。

 

高い軍事力を持つ国は他にいますが、他の国は秦国のことを狙っていません。

 

いまでも秦国を狙っているのは趙国だけで、趙国と李牧を片付ければ、残りの国を対処するのは簡単なことです。

 

姚賈自身もこのことを知っていますので、彼が趙国に戻った途端すぐに新たな計画を進む可能性はあります。

 

以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。