出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第1話
戦隊大失格に登場する戦闘員Dは協力者を求めていなかったのですが、錫切夢子は自ら戦闘員Dに近づきました。
錫切夢子は竜神戦隊のイエロー部隊に所属している奇妙な女性なので、戦闘員Dは彼女と仲良くする気がなければ、錫切夢子を信用する予定もなかったのです。
錫切夢子と出会って以来、戦闘員Dはできるだけ錫切夢子から遠ざけたいのですが、戦闘員Dが気に入った錫切夢子はグイグイ戦闘員Dに迫りました。
錫切夢子は間違いなく謎の多い女性ですが、戦闘員Dを何度も助けたのは事実です。
そこで今回は錫切夢子について考察してみたいと思います。
☆位階持ちの隊員
夢子は人々を邪悪な怪人軍団から守る正義の組織、竜神戦隊の一員です。
所属する部隊は研究開発専門のイエロー部隊で、夢子の階級は従一位です。
従一位は正一位のドラゴンキーパーより一個下の位階なので、夢子は位階持ちだけではなく、イエロー部隊のナンバーツーでもあります。
竜神戦隊はどのような基準で位階を決めたのかはまだわかりませんが、隊員の実力は位階を影響する要素の一つです。
夢子が作中で戦闘した回数はかなりに少ないのですが、その実力は本物です。
怪人討伐専門のレッド部隊に所属する者に勧誘されたことから、夢子は強い隊員であることがわかります。
作中での夢子は怪人軍団の幹部を相手にしても余裕で戦える上に、パイロンの巣の最終試験で無色の隊員達を圧倒していたのです。
夢子はすごく優秀な戦闘能力を持っていましたが、どの戦いでも全力を出さなかったです。
☆最初に戦闘員Dの正体を見抜いた人物
地上で活動するために、戦闘員Dは自分のことを人間の姿に擬態をしました。
戦闘員Dの擬態は完ぺきとは言えませんが、たくさんの人を欺いたのです。
桜間日々輝、ピンクキーパー、ブルーキーパーや竜神戦隊のトップであるレッドキーパーでも戦闘員Dの擬態を見抜くことができませんでした。
戦闘員Dは怪人軍団と戦い続けていたドラゴンキーパーを半分以上欺いたのに、夢子は出会ってすぐ戦闘員Dの正体がわかりました。
夢子はどのタイミングで戦闘員Dの正体を見抜いたのかはまだ判明されていませんが、夢子が恐ろしい女性であることは実感できます。
そして擬態中の戦闘員Dと少し会話をした後、夢子は急に戦闘員Dに興味が湧いたのです。
夢子がこれほど短い時間で戦闘員Dの正体を見抜いた理由は二つ考えられます。
一つ目の理由、それは夢子は怪人を研究したことがあるからです。
普通の隊員であれば怪人を研究できるチャンスはないのですが、イエロー部隊に所属している夢子には怪人を研究できるチャンスがあります。
いままでの任務や仕事で夢子が怪人を研究したことがあれば、戦闘員Dを早い速度で見抜いたことに納得がいきます。
二つ目の理由、それは夢子には野良戦闘員と出会ったことがあったからです。
戦闘員は基本的に日曜決戦に参加するために地上へ降りますが、人に擬態をする戦闘員であれば、いつでも地上に降りることは可能です、戦闘員Dのように。
夢子が地上に降りた戦闘員に出会ったことがあれば、戦闘員の特徴や擬態中の弱点などを知っていてもおかしくありません。
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第3話
☆戦闘員Dに近づいた目的
戦闘員Dには特殊な能力がなければ、優れた体能力やチート級の武器も持っていません、そのような戦闘員Dと手を組むことにメリットはありません。
役立たない上に、戦闘員は地上人のことがわからなくて、地上人の生活になじむのに相当の時間がかかりました。
イエロー部隊の従一位である夢子はどうして戦闘員Dと協力したかったのかはいまだに謎です。
夢子が戦闘員Dを気に入った理由は一つ、考えられます。
それは夢子が本当に竜神戦隊を潰したいと思っているからです。
戦闘員Dの戦闘能力は確かに最上級ではないのですが、誰よりも竜神戦隊に怒りを感じています。
怒りが抑えられなかった戦闘員Dはどんな時でもドラゴンキーパーを倒そうと思っています。
戦闘員Dはまだ弱いのですが、誰よりも戦う覚悟を持っているから、夢子はそのような戦闘員Dを気に入った可能性はあります。
☆錫切夢子の目的
夢子は間違いなく謎が多いのですが、無駄な行動を取るような女性ではありません。
無駄な行動を取らない上に、夢子は無意味な交際も一切しない女性です。
戦闘員Dに出会った後に夢子が取った行動は全て自分の目的を果たすためだと考えられます。
怪人軍団の幹部のペルトロラと戦った時、夢子は既にペルトロラに彼女の目的を伝えた可能性が高いです。
夢子の目的について二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それは夢子が本当に竜神戦隊を潰そうと思っていることです。
他の隊員と違って、夢子は竜神戦隊のことが嫌いです。
竜神戦隊は人々を守る正義の組織ですが、中には悪い性格を持つ人間がたくさんいて、悪いことをたくらんでいる人間も多いのです。
いままで竜神戦隊が犯した罪を目にした夢子なら、竜神戦隊をつぶしたいと思っているのは仕方ないことです。
二つ目の可能性、それは怪人と一緒に過ごせる世界を作りたいと思っていることです。
夢子は戦闘員Dのことを協力すべき男だと思っていると同時に、戦闘員Dに好感を抱いています。
一体いつ頃にそのような感情を抱き始めたのかはまだわかりませんが、夢子は戦闘員Dともっと接触するために行動をしていたのです。
怪人軍団を殺そうとした竜神戦隊を潰した後に、夢子は戦闘員Dと仲良く過ごしたいと思っている可能性はあります。
以上が今回の記事の内容でした。最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。