出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第1話
戦隊大失格に登場するレッドキーパー、赤刎創星は竜神戦隊において最も人気のあるドラゴンキーパーです。
ピンクキーパーも人気のあるドラゴンキーパーなのですが、レッドキーパーの方が圧倒的に上です。
圧倒的に地位や名声を手に入れたと同時に、レッドキーパーは10年間理想の上司ランキングの一位を取っています。
レッドキーパーは間違いなく世の全てのものを手に入れましたが、彼の欲望はまだまだ満たされていません。
今のレッドキーパーはまるで竜神戦隊に君臨している暴君、今回はそんなレッドキーパーについて考察してみたいと思います。
☆表の顔
レッドキーパーである赤刎創星は民衆の前でいつも演技をしています。
民衆は強くて正義感のあるヒーローを求めているから、赤刎創星はレッドキーパーという役を全身全霊で演じていたのです。
結果から見れば、赤刎創星の演技は民衆に受け入れられています。
性別を問わず、年齢を問わず、レッドキーパーは多くのファンに愛されていて、尊敬されています。
そして記念グッズ、出演する番組、おもちゃ、レッドキーパーがかかわっている物は全部ヒットします。
今のレッドキーパーは人々に顔を現すだけで、民衆が絶叫するほどの人物なのです。
レッドキーパーは確かに民衆に顔を出しすぎるヒーローですが、これもビジネスの手段の一つで、悪くはないのです。
表の顔を維持できれば、レッドキーパーは顔を出すのが好きなヒーローだけですが、その顔が最後まで維持できないから、どのドラゴンキーパーでも困っています。
☆裏の顔
信じられないことですが、全てを手に入れたレッドキーパーはまだまだ満足していません。
今のレッドキーパーは全ての頂点に立とうとしています。
果てのない欲望を持っているレッドキーパーは当然裏の顔を持っています。
そしてその裏の顔は竜神戦隊の正一位、従一位や怪人軍団の戦闘員達だけが知っています。
レッドキーパーはどんな時でも自分の人気や知名度を優先していて、それを邪魔する者がいたら、誰であろうとレッドキーパーは容赦なく殺します。
竜神戦隊において、レッドキーパーは唯一部下を殺したドラゴンキーパーで、既に二人の従一位が死んだのです。
他の部隊の隊員でも、レッドキーパーに反抗的な意志を示せば、レッドキーパーの意志を尊重しなければ、レッドキーパーは必ずその隊員を成敗します。
部下を殺す時、レッドキーパーは時や場所を選ばないので、全ての正一位や従一位はその残虐性を知っています。
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第74話
☆隊員達との関係
レッドキーパーは間違いなく最低で最悪の上司ですが、それを知っているのは竜神戦隊の正一位や従一位だけです。
従一位より以下の隊員や無色隊員はレッドキーパーと出会える回数が少ないので、その本性を知ることができません。
イエローキーパーの性格はまだわからないのですが、ほぼ全てのドラゴンキーパーはヒーローにふさわしくない一面を持っているので、誰もレッドキーパーに文句を言わなかったです。
ですが、従一位達は違います、レッドキーパーが嫌だと思っている従一位はいます。
イエロー部隊の従一位、錫切夢子はレッドキーパーに耐えられなくて、戦闘員Dと手を組みました。
グリーン部隊の従一位、翡翠かのんはレッドキーパーのことがとても嫌いで、レッドキーパーを討ち取りたいと思っています。
レッドキーパーに反逆な意志を持っている隊員は確かにいますが、あの暴君を討つのは簡単なことではありません。
☆レッドキーパーを討てない理由
戦隊大失格の第74話にグリーンキーパーは驚きの情報を同じ部隊の翡翠かのんに教えました。
翡翠かのんはレッドキーパーのことがとても嫌いで、今のレッドキーパーは神具を持っていないから皆でレッドキーパーを倒そうとグリーンキーパーに相談したのです。
グリーンキーパーでもレッドキーパーを討ちたいと思っていますが、今のレッドキーパーが神具を持っていなくても彼を討つことができないと、翡翠かのんに伝えたのです。
神具があったからドラゴンキーパーは無敵になることができて、神具がなければドラゴンキーパーは普通の人間に戻るはずですが、それはレッドキーパーに通用しません。
神具がないレッドキーパーを討てない理由については一つ、考えられます。
それはレッドキーパーが最も竜神の力を引き継いだ人物であるからです。
戦隊大失格の中には竜神という物が確かに存在していて、ドラゴンキーパーたちが使っているのは竜神の力だったのです。
どこで、どんな方法で竜神と契約するのかはまだ判明されていませんが、もしレッドキーパーが竜神の力を最も引き継いだ人物であれば、不死身な体を持っていてもおかしくありません。
☆桜間日々輝を調査する理由
レッドキーパーには一つの謎があります。
それは桜間日々輝を狙っていることです。
今の桜間日々輝は戦闘員だからレッドキーパーが狙っているのは当然なことだと思われますが、レッドキーパーはまだ桜間日々輝の正体を見破っていない可能性は高いです。
もしレッドキーパーがその正体を見破っていれば、すぐに桜間日々輝を討伐したはずです。
もしくはピンクキーパーに相談して、協力を求めれば、今の桜間日々輝が本物であるかどうかがすぐにわかります。
ピンクキーパーはブラコンなので、怪人が弟に手を出したと知れば、すぐにレッドキーパーの調査に協力します。
ですが、レッドキーパーは有効な行動もとらず、桜間日々輝の調査をこっそり始めたのです。
レッドキーパーがこれほどおかしな行動を取った理由は一つ、考えられます。
それは桜間日々輝が竜神戦隊の闇を暴こうとしたからです。
戦隊大失格の第4話の時、本物の桜間日々輝は一度報道部に連絡して、竜神戦隊の闇を暴こうとしたのです。
レッドキーパーは地位や名声を手に入れた男で、誰が裏切り者かということを簡単に把握できます。
そして今のレッドキーパーは桜間日々輝が裏切り者だと知っているから、桜間日々輝を捉えようとしたのです。
ただ桜間日々輝は実際に何の罪も犯していないので、レッドキーパーはこっそり調査するしかなかったのです。
☆戦闘員Dとの結末
竜神戦隊において戦闘員Dが最もきらいなのはレッドキーパーです。
暴君であるレッドキーパーは戦闘員という存在を奴隷としか見ていなくて、いつも戦闘員を利用しています。
戦闘員Dはいままでレッドキーパーの侮辱や暴力を受け続けていたので、レッドキーパーが嫌いなのは当然です。
レッドキーパーは戦闘員を軽蔑し、バカにしていますが、戦闘員Dはレッドキーパーの神具を盗んだ張犯人です。
そして戦闘員Dも無事に入隊することができて、活躍しまくったのです。
戦闘員Dが赤神具を盗んだ犯人である以上、レッドキーパーは戦闘員Dのことを許しません。
レッドキーパーが変わらない限り、レッドキーパーは戦闘員Dにとっても倒さなければならない敵です。
いつになるのかはわかりませんが、戦闘員Dとレッドキーパーの激闘は再び始まります。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。