出典：藤本タツキ（著）チェンソーマン第115話
チェンソーマン第二部に登場する三鷹アサは普通の高校生ですが、彼女は戦争の悪魔との契約を完成させるために、デンジに近づきました。
戦争の悪魔の標的はチェンソーマンで、チェンソーマンを倒すには強い武器がどうしても必要です。
戦争の悪魔が使う強い武器を作るために、三鷹アサは知り合ったばかりのデンジを武器にしようと思いました。
デンジを武器にすることは間違った判断ではないのですが、今のデンジは昔よりもすごく成長しました。
そこで今回はチェンソーマン第二部に登場するデンジについて考察してみたいと思います。
☆デンジの成長
チェンソーマン第二部の中のデンジは以前よりも成長しています。
体や能力が成長しているわけではなく、物の考え方や対応が大人になったのです。
チェンソーマン第一部の時、デンジはいろいろな事件に遭遇したから、信じられないほどの成長をしたのです。
チェンソーマン第二部第１１５話の時、デート相手の三鷹アサが永遠の悪魔の能力を受け、落ち込んだ時、デンジは自分の方法で三鷹アサを慰めました。
デンジの行為に対して三鷹アサがどう思うのかはわかりませんが、デンジは間違いなく最適な行動を取ったのです。
デンジにとって三鷹アサは自分と喧嘩した上にデートの雰囲気を壊した女性で、デンジがその場で三鷹アサを慰める必要はなかったのです。
ですが、デンジは余計なことを考えず、三鷹アサのために行動しました。
あの時のデンジはとてもカッコいいです。
☆デンジの正体
デンジは普通の高校生ではなく、悪魔が恐れるチェンソーマンだったのです。
以前デンジがチェンソーマンであることを多くの者に知られていますが、チェンソーマン第二部の時、デンジの正体を知る者は非常に少ないのです。
吉田ヒロフミや彼が所属する組織だけがデンジの正体を知っています。
デンジは自分の正体を隠すつもりがありません、むしろ彼は自分の正体を皆に知らせたいから戦っています。
実際、世間にとってチェンソーマンは英雄みたいな存在で、チェンソーマンが大好きなファンはたくさんいます。
デビルハンター部兼生徒会会長の伊勢海ハルカもファンの一人です。
デンジは一刻でも早く皆に自分の正体を知らせたいのですが、吉田ヒロフミや彼が所属する組織はそんなことを許しません。
吉田ヒロフミや彼が所属する組織がいる限り、デンジは正体をバラすことができないのでしょう。
出典：藤本タツキ（著）チェンソーマン第115話
☆頭のネジがぶっ飛んでいる男
物の考え方は成長しましたが、デンジはいまだに頭のネジがぶっ飛んでいます。
悪魔討伐において頭がぶっ飛んでいる人間の方が向いています。
なぜならまともな人間は悪魔に恐怖を感じて、その恐怖が悪魔の力を増幅させるからです。
デンジは頭のネジがぶっ飛んでいるから悪魔を恐れることなく、悪魔討伐に集中することができました。
チェンソーマン第二部の中で、デンジがチェンソーマンとしてゴキブリの悪魔や正義の悪魔をあっという間に討伐しました。
ゴキブリの悪魔や正義の悪魔はそれほど強い悪魔ではないのですが、ゴキブリの悪魔は狡猾な悪魔で、デンジを脅かそうとしました。
ですが、デンジはゴキブリの悪魔の脅かしを無視して、思いっきりゴキブリの悪魔を斬りました。
正義の悪魔の方はデンジを止めるためにデンジの思考を読もうとしましたが、デンジは正体をバラすことしか考えていないから、正義の悪魔はデンジを止められませんでした。
これからデンジは変わることがないと思いますので、彼は間違いなく悪魔の討伐に最も向いている男です。
☆三鷹アサの陰謀
デンジは自分がチェンソーマンであることを全人類に言いたかっているのですが、ずっと止められているから、いまだに正体を他人に知らせていません。
そのため、三鷹アサはデンジがチェンソーマンであることを知りません。
三鷹アサはデンジに恨みを抱いていませんが、ケコピー事件の後、戦争の悪魔は勝手に三鷹アサと契約しました。
契約の内容は非常にシンプルです。
戦争の悪魔は三鷹アサを蘇らせた見返りに三鷹アサはチェンソーマンを殺します。
戦争の悪魔が勝手に契約してきたので、三鷹アサは断れなかったのです。
チェンソーマンを殺すために強い武器が必要で、三鷹アサはデンジを武器にすることを決めました。
三鷹アサにとってデンジは殺しても構わないようなしょうもない男です。
デンジを殺していいと勝手に決めたから、三鷹アサはデンジに近づいてデンジをデートに誘いました。
☆戦争の悪魔の標的
デンジ自身は知らないのですが、戦争の悪魔は彼のことをすごく恨んでいます。
戦争の悪魔にとってチェンソーマンは討つべき敵で、戦争の悪魔はどんな時でもチェンソーマンを殺すことしか考えていません。
戦争の悪魔はチェンソーマンが怖いのは仕方ないことです。
他の悪魔と同じく、チェンソーマンに食べられれば完全に消えてしまいます。
悪魔が完全に消えてしまった時点で、世界中の皆に忘れられます。
戦争の悪魔は昔にチェンソーマンと戦ったことがありまして、奇跡的に生き残れましたが、体の一部が食べられた結果、ほとんどの人間は戦争という物の恐ろしさを忘れました。
悪魔は人に恐れられているから強い生き物で、人が恐れていない限り悪魔は弱いです。
そのため今の戦争の悪魔は非常に弱い存在で、再び恐ろしい存在になるために、チェンソーマンを殺すしかなかったのです。
☆三鷹アサとの恋
三鷹アサにとっても、デンジにとってもお互いの印象は最悪ですが、実は二人はすごく似合っています。
二人とも過激な人生を過ごしてきた人間で、いろいろな悩みを抱いています。
ただデンジは悩んでいる姿を見せない人間で、三鷹アサとは違います。
三鷹アサはデンジのことを見下していますが、実は三鷹アサはそれほど優秀な女性ではありません。
もし三鷹アサが本当に彼女が思っているほど優秀だとしたら、今は友達や彼氏はたくさんいるはずです。
他人から見ればデンジは何も悩みのない男ですが、デンジはいつも自分の欲に素直に従って動いているから肝心な時に役に立ったのです。
三鷹アサはいつも物ごとを複雑に考えて、どんな時でもいろいろなことを考えているから、いざという時に何もできませんでした。
三鷹アサは気づいていませんが、デンジが完璧な男ではないのは事実ですが、彼こそ三鷹アサを守れる男です。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
