出典:龍幸伸(著)ダンダダン第66話
ダンダダンには特殊な道具が多く登場しましたが、その中で最も謎が多いのはバモラの怪獣服です。
バモラの怪獣服は地球人から見ればすごく変な服ですが、その服はバモラの生活を支えているので、バモラは愛用しています。
寝る時や食事をする時以外、バモラはいかなる時でも、どんな場所でも怪獣服を着ています。
バモラの怪獣服はいつも仕事をしていますので、そこで今回はバモラの怪獣服について考察してみたいと思います。
☆バモラの唯一の武器
美少女宇宙人のバモラは結婚相手を探すために、一人で地球で活動していましたが、バモラ自身はすごく弱いのです。
特殊な能力、もしくは凄まじい戦闘力もバモラ自身は持っていません。
素手での喧嘩ならバモラはとても弱く、いつも綾瀬桃に負けています。
戦闘に弱い宇宙人のバモラがいままで一人で地球に生きて来れたのは怪獣服のおかげです。
誰がどう見てもバモラの怪獣服は非常に奇妙な服ですが、その服こそがバモラの最大で唯一の武器なのです。
バモラ自身が特殊能力を持っていない代わりに、彼女の怪獣服にはいくつかの特殊能力を持っています。
そして怪獣服が起動する時、バモラは怪獣として戦います。
怪獣服の特殊能力や戦闘力が仕事をしてくれたおかげで、地球について何も知らないような宇宙人、バモラでも生き残れました。
☆怪獣服の見た目
いつも着ている服なので、バモラ自身は怪獣服の見た目を知っているはずです。
バモラの怪獣服の見た目は悪くないのですが、かわいくもないのです。
一人で地球に来たバモラは結婚相手を探したいのが目的ですから、できるだけかわい、もしくは奇麗な服を着て、気に入った相手を自分に惚れさせるのが普通です。
ですが、バモラはいつも怪獣服を堂々と着ていて、高倉健という相手を見つけたとしても、かわいい服を選ぶことはなかったです。
それはおそらく、バモラ自身がすごく怪獣服を気に入っていることです。
怪獣服の全てを愛しているから、たとえ高倉健の前でもバモラは服を着替えなかったです。
バモラ自身は戦闘力が低い上に、戦闘に慣れていないのですが、怪獣服の能力で怪獣として戦う時、バモラはまるで別人のように強いです。
パンチやキックはもちろん、連続のパンチ、頭での頭突き攻撃、そしてバモラは怪獣のように尻尾を使って戦うこともできたのです。
怪獣服のことを知り尽くしていることからも、バモラは怪獣服がすごく気に入っていることがわかります。
出典:龍幸伸(著)ダンダダン第69話
☆再帰性投影技術が使える服
まるで本物の怪獣のように戦うだけではありません、バモラの怪獣服には誰もが驚くような技術が使われています。
バモラの怪獣服は再帰性投影技術が使えて、透明になれる効果が発揮できます。
怪獣服は相手の見ている映像を感知して、服にその映像を投影させて、体が透けているように見せることができます。
この再帰性投影技術を使って、バモラはいかなる時でも透明になれることができて、敵の前から消えます。
怪獣服の再帰性投影技術には当然弱点はありますが、使用後効果が切れる時間制限がないので、非常に強力です。
そして再帰性投影技術の効果で透明になれるのはバモラだけではありません、怪獣服の中にいる皆は透明になれます。
誰もが倒せない妖怪、カシマレイコと戦った時、バモラや綾瀬桃はその技を使ったから、カシマレイコから逃げ出すことができました。
☆巨大化できる怪獣服
バモラの怪獣服には巨大化できる能力も持っています。
巨大化する時、服の中にいるバモラが一緒に巨大化するかどうかはまだ判明できませんが、巨大化した後、バモラはまるで本物の怪獣です。
普通状態のバモラが怪獣の姿で活動しても怖くないのですが、巨大化した途端、本物の怪獣に似ていますので、すごく迫力があります。
作中でバモラが巨大化をした回数は二回あります。
一回目は高倉健、綾瀬桃や坂田金太と戦った後です。
高倉健の全力の一撃を受けた後、バモラは一時的に動くことができませんでした。
その時、高倉健達はバモラに勝ったと思いましたが、数秒後特殊な空間、虚空が展開されて、バモラは巨大化したのです。
二回目はカシマレイコと戦った時です。
廃虚を通った綾瀬桃やバモラは悪かったのですが、カシマレイコはいきなり綾瀬桃を攻撃しました。
綾瀬桃が強烈な一撃を受けたのを知った時、バモラはすぐに巨大化してカシマレイコの方へ攻撃したのです。
巨大化したバモラは弱くないのですが、カシマレイコが強すぎたため、効果がなかったのです。
バモラの巨大化はどのサイズまで対応しているのかはまだ判明されていませんが、カシマレイコと同じサイズまで巨大化したことから、おそらくバモラはどんなサイズでも巨大化できます。
☆服を投影する技術
透明能力や巨大化以外に、バモラの怪獣服はまだ一つの特殊能力が残っています。
それは服をスキャンして、自分に投影することです。
バモラは一体どんな宇宙人なのかはまだ判明されていませんが、バモラはいつも同じ服を着ています。
怪獣服は上着で、バモラはもう一つ宇宙服のような服を着ています。
バモラ自身は怪獣服や宇宙服を気に入っていますが、地球で生活する以上別の服に着替えなければなりません。
服を着替える時、地球人は服を脱ぎますが、バモラは服を脱ぐ必要はありません。
着替えたい服があれば、バモラはその服を怪獣服の中に入れて、スキャンします。
スキャンが終わった途端、スキャンをした服は自動的にバモラの体に投影されます。
これはすごく便利な能力で、この能力があればバモラはもう服を買う必要がありません。
そしてバモラもこれからいろいろな服を気軽に着ることができます。
出典:龍幸伸(著)ダンダダン第73話
☆発する信号
バモラの怪獣服が起動した時、いつもある場所へ信号を送ります。
バモラだけが信号を送れるのではなく、誰が怪獣服を起動しても、すぐに信号が発信されます。
バモラはずっと一人で行動していた宇宙人で、どこへ信号を送ったのかが疑問です。
信号を送った場所について二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それは自分の星へ送ったことです。
バモラが地球に来たのは結婚相手を探すためで、バモラの家族はこのことを知っているはずです。
一人で地球で生活するから、怪獣服は自動的にバモラの情報をその家族に送るように設定した可能性はあります。
結婚相手を見つけた今、バモラはこれから家族に地球で生活内容を送るかもしれません。
二つ目の可能性、それは異星人集団に連絡することです。
結婚相手を探すだけとはいえ、バモラは無防備すぎる宇宙人なのです。
これほどに無防備なバモラが一人で地球で生活していたとは考えにくいです。
もしバモラが異星人集団に関係しているのなら、いつも信号を送っている可能性はあります。
☆怪獣服の正体
怪獣服には便利な能力がありまして、いままでバモラの生活を支えていました。
高倉健達はまだ翻訳できる機械を持っていないので、バモラやその怪獣服の正体はまだわかりません。
バモラの怪獣服の正体について二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それは怪獣服はバモラが生まれた惑星の特有装備であることです。
ダンダダンに登場する宇宙人たちは特有の装備や機械を持っています。
セルポ星人やシャコ、そして新たに現れた宇宙人軍団も特殊の機械や装備を持っています。
怪獣服がバモラの惑星の特有装備なら、これほどの能力があってもおかしくありません。
二つ目の可能性、それは多くの惑星の科学技術を奪って、作られた装備であることです。
バモラの怪獣服が持つ能力はすごく便利ですが、全ての能力は都合がよすぎます。
巨大化、物のスキャン能力、そして透明になれる能力、一つの惑星の技術で作られたとは考えられません。
もしバモラの惑星がもともと他の星の技術を奪う習慣があれば、これほどの服を作れたことは納得できます。
バモラの正体が明かされる時、怪獣服の正体も明かされる可能性は高いです。
☆謎の玉と怪獣服
怪獣服を起動するには、バモラはある玉を怪獣服の中へ嵌め込む必要があります。
その玉を怪獣服の中へ嵌め込んだ途端、玉はすぐに発光し、怪獣服は起動します。
高倉健の推測では、玉は怪獣服の電源になっている可能性が高いです。
玉が怪獣服の電池であることは納得できますが、どうして玉の中にエネルギーがあるのかが疑問です。
ダンダダンの第79話に、バモラの玉から人の業みたいなものが見えると、ターボババアは言いました。
ターボババアが言ったことから考えれば、一つの可能性があげられます。
その玉は多くの生物のエネルギーを奪って、作られた物です。
もし怪獣服の中にある科学技術が他の惑星から奪った物ならば、玉は生物のエネルギーから作られた可能性があります。
バモラはかわいい宇宙人で、高倉健の味方になってほしいのですが、味方であるかどうかは最後までわかりません
以上が今回の記事の内容でした。最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。