出典:鈴木央(著)黙示録の四騎士第144話
「黙示録の四騎士」第144話の中で、ナシエンスの実の父親、妖精王は動き出しました。
愛するマートルの暴走を一刻も早く止めるために、一瞬で現場へ向かった妖精王は霊槍をも使いました。
マートルは特殊な力で肉体が強化されたとはいえ、彼は所詮霊槍の敵ではありません、妖精王はあっという間にマートルを制圧しました。
様々な戦争を乗り越えてきた妖精王がマートルを余裕で制圧できるのは当然のことですが、危機はまだ消えていません。
狂王アーサーが送った刺客たちは既にマートルの影を利用して、妖精界の中へ侵入してきました。
これは妖精王や巨人族の女王にとって悪い知らせです。
刺客たちの戦闘力がそれほど高くないとはいえ、妖精王や巨人族の女王が妖精界で全力を出せば、子供たちや他の妖精たちは巻き込まれます。
刺客たちとの戦いが激しければ激しいほど、妖精王や巨人族の女王は勝ってもある程度の損害を受けますので、可能な限り一瞬で決着をつけなければなりません。
妖精王や巨人族の女王がとんでもない速さで決着をつければ、刺客たちは何も起こせません。
それではこれから最新話の徹底考察をお届けいたします。
最新話徹底考察
☆ナシエンスの力
妖精王や巨人族の女王の第一の息子であるナシエンスは凄まじい魔力や才能を持っているはずですが、ナシエンスの能力はまだ開花していません。
ナシエンスは既に妖精界で長く生活していたのに、才能が開花する予兆がなかったのです。
ナシエンス自身は何とも思っていませんが、因縁の敵、狂王アーサーを討ち取るにはナシエンスは進化しなければなりません。
昔も、今も、ナシエンスは各種の薬や付呪を使って、戦っています。
薬も、付呪もナシエンスが開発し、よく使うもので、熟練していますが、まだ力が圧倒的に足りないです。
マートルは特殊な力で強化されたとはいえ、ナシエンスはその力に手も足も出せませんでした。
ナシエンスがこれからもパーシバルと一緒に冒険できるように、新たな力が必要です。
本来、ナシエンスの力が急激に変わることはありえないのですが、幸いなことに新たな希望が蘇りました。
☆妖精界の中に起きる大きな戦争
狂王アーサーが送った刺客たちが尻尾を見せて、妖精王の前に現れた今、妖精界の中で大きな戦争が始まります。
刺客たちはどれもが高い戦闘力を持っているようですが、正直妖精王や巨人族の女王の方が圧倒的に有利です。
妖精王や巨人族の女王は百戦錬磨で、とんでもない魔力を持っている者たちなので、刺客たちを撃退するのは簡単なことです。
ただ、妖精界の中で大きな戦争が起きれば、妖精王や巨人族の女王はある程度のダメージを払わなければなりません。
刺客たちを撃退、殺すのは簡単なことですが、妖精界の中で妖精王や巨人族の女王が守らなければならないものは多いです。
愛する子供たちはもちろん、妖精王や巨人族の女王はナシエンス、マートルや妖精界の中にいる住民たちを全員守らなければなりません。
ナシエンスの兄弟姉妹たちは凄まじい才能を持っているはずですが、どれもが実戦経験がないので、実際の戦いの中では足手まといです。
ナシエンスの兄弟姉妹たちが戦場の近くにいるのは最悪なことです。
もし戦乱の中でナシエンスの兄弟姉妹たちが人質になってしまい、もしくは刺客たちに誘拐されたら、妖精王や巨人族の女王でも勝つのは難しいです。
出典:鈴木央(著)黙示録の四騎士第144話
☆マートルの感情
黙示録の四騎士の最新話、第144話の中で、マートルは必死で自分の気持ちを家族に訴えていました。
ナシエンスが妖精界に来た時から、マートルは毎日恐怖の中で生きていました。
いつかは必ず両親に捨てられる、もしくは妖精界から追放される、マートルはこの二つの残酷な未来を恐れていました。
マートルの気持ちは理解できますが、マートルは深く考えていました。
ナシエンスへの憎しみや嫉妬でマートルは大事な事実を二つ忘れてしまいました。
一つ目の事実、それは妖精王や巨人族の女王がマートルを愛していることです。
もし妖精王や巨人族の女王がマートルを愛していなければ、とっくに彼を捨てたはずです。
妖精王や巨人族の女王が今更マートルを捨てる理由はありません。
マートルは既に弟たちや妹たちと強い絆を持っているので、子供たちを愛している妖精王や巨人族の女王が今更マートルを捨てるはずがありません。
二つ目の事実、それは妖精王や巨人族の女王が世界中の偉い人間たちに強いコネを持っていることです。
確かに、マートルはいずれ妖精界から離れるかもしれませんが、彼が人間の世界で貧困な生活を過ごすことはありません。
妖精王や巨人族の女王は世界中の偉い人間たちを知っているので、人間の世界へ戻っても、マートルは必ず快適な生活を過ごせます。
マートルが想像した絶望的で悲しい未来は絶対に訪れません。
☆ナシエンスやマートルの未来
妖精界へ侵入した狂王アーサーの刺客たちを片付けた時、ナシエンスやマートルの未来は再び大きく変わります。
ナシエンスはいつか自分のものを全部奪おうとマートルは思っていましたが、そんなことはありません。
たとえ全ての事実を知ったとしても、たとえ実の親の正体を知ったとしても、ナシエンスがやりたいことは変わりません。
どんな時でも、ナシエンスはパーシバルと一緒に冒険することしか興味がありません。
妖精王や巨人族の女王の第一息子、ナシエンスは全てを引き継ぐ権利や才能を持っていますが、ナシエンスにとってパーシバルはそれらのことよりも重要です。
どんな時でも、パーシバルと一緒に冒険することがナシエンスの最もやりたいことです。
マートルはナシエンスに深い憎、嫉妬や不満を抱いていましたが、事実を知ったとしても、ナシエンスはマートルのものを奪いません。
マートルが望んでいるものはナシエンスにとってどうでもいいことです。
ナシエンスはいずれ妖精界から離れ、パーシバルと一緒に旅を続けるから、妖精王や巨人族の女王はずっと事実を隠していました。
ナシエンスがいつでも旅に戻れるように、妖精王や巨人族の女王はずっと何も話さなかったです。
絶望の中に落ちてしまったマートルは変なことを考えていましたが、彼が恐れている未来は絶対に訪れません。
戦いが終わった後、マートルが素直に謝って、妖精王、巨人族の女王やナシエンスとじっくり会話をすれば、輝く未来がマートルを待っています。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。