出典:鈴木央(著)黙示録の四騎士第143話
「黙示録の四騎士」第143話の中で、妖精族に深く関わっている人間、マートルは闇に落ちてしまいました。
マートルが尊敬すべき父、妖精王に裏切られたのは事実ですが、マートルは妖精王の説明を聞けず、闇の道を選びました。
愛する家族に裏切られたのは悲しいことですが、マートルは妖精王の説明を聞くべきだったのです。
闇の道を選ぶのはとても愚かな判断で、マートルはこの判断一つで永遠に闇に落ちる可能性があります。
堕ちてしまったマートルに対して、これからナシエンス、妖精王や巨人族の女王は対処しなければならないのでしょう。
もしマートルが目を覚ましてくれるのなら、最悪の事態に至りませんが、もしマートルは目を覚ませず、兄弟を深く傷つき、妖精界をめちゃくちゃにしたのなら、妖精王や巨人族の女王は本気で彼を討つしかありません。
マートルはナシエンスへの復讐を望んでいるだけですが、狂王アーサーの刺客はそれ以上の事件を求めています。
ナシエンスは既に何かを気づいているので、彼がすぐに行動する可能性は高いです。
後は妖精王、もし妖精王はマートルの異様に気づいて、行動してくれるのなら、事件が悪化する前に止められます。
それではこれから最新話の徹底考察をお届けいたします。
最新話徹底考察
☆狂王アーサーの願い
黙示録の四騎士の最新話、第143話の中で狂王アーサーの願いが描かれました。
魔神族、女神族、妖精族や巨人族を狩り続けていたアーサー王は人間だけの世界を作りたいのではなく、人間が化け物たちの戦争に巻き込まれない世界を作りたかったのです。
四大種族を狩り続けていたのは全部、弱い種族を守るためです。
リオネスの国王、妖精王や巨人族の女王たちにとってアーサー王の思想はやばいものですが、アーサー王は間違っていません。
忌々しい女神族や魔神族が存在している限り、大きい戦争は永遠に続きます。
恐ろしい四大種族が存在している限り、弱い種族は永遠に平和を得られません。
これはリオネスの国王、妖精王や巨人族の女王たちが信じたくない事実ですが、弱い種族が幸せを得るために、四大種族の干渉はいらないのです。
実際、アーサー王は間違っていないから、アーサー王の思想に従っている人間は多いです。
恐ろしい四大種族の大きい戦争で弱い種族は悲しみや痛みを受け続けていたので、弱い種族は四大種族のいない世界を求めています。
☆妖精王と新たな危機
大きな過ちを犯してしまったせいで、今妖精界の中で非常にやばいことが起きようとしています。
闇の道を選んだマートルは特殊な力を得て、妹だったティオレーに襲い掛かりました。
これは妖精王や巨人族の女王にとって非常にやばいお知らせで、マートルの暴走で実の娘を失う恐れがあります。
それだけではありません、ナシエンスは既に何かに気づいているので、ナシエンスがティオレーのためにマートルと戦えば、今度は大切な息子が危険な状態に陥ります。
さらに、狂王アーサーの刺客が外部から攻撃、もしくは妖精界の内部から侵攻を始めれば、妖精界に大きな戦争が起きます。
そのようなことが起きれば、さすがの妖精王も対処できない恐れがありますので、今こそが妖精王の能力が試される時です。
瞬時に自分の過ちを認識し、全ての問題を一気に対処すれば、最悪の事態には至りません。
ですが、妖精王がナシエンスの問題で困り続けて、何の行動も取れないのなら、最悪の場合、妖精界はアーサー王の手に落ちます。
出典:鈴木央(著)黙示録の四騎士第143話
☆ナシエンスの両親
ナシエンスがパーシバルのために薬を開発している間に、残酷な事実は一歩一歩ナシエンスに近づいていました。
薬やパーシバルのことで頭がいっぱいのナシエンスはいまだに気づいていませんが、実はナシエンスは既に自分の両親に再会しています。
両親が普通の妖精族だったら、ナシエンスはいつも通り普通の生活を過ごせたのですが、残念ながらナシエンスはもう普通の生活を過ごせないのです。
ナシエンスの両親は普通の妖精族ではなく、妖精王や巨人族の女王でした。
ナシエンスが妖精界に入り、現妖精王や巨人族の女王に出会ったのは偶然のことですが、この偶然でナシエンスの運命は大きく変わりました。
もしナシエンスが妖精界に入っていなければ、ナシエンスは永遠に両親に再会できないのですが、両親に再会できた今、大きな疑問がナシエンスに迫りました。
それは特殊な身分を継ぐかどうかということです。
妖精王や巨人族の女王の血を強く引き継いでいるナシエンスの体の中には強い魔力や才能が秘められているはずです。
妖精王や巨人族の女王の第一息子、この特殊な身分を継げば、ナシエンスが数段強くなって、黙示録の四騎士の一人、パーシバルを助けることが可能になります。
☆妖精族の未来
妖精王と巨人族の女王の第一息子はマートルではなく、ナシエンスです。
マートルは当然この悲しい事実を受け入れたくないのですが、正直ナシエンスが妖精王や巨人族の女王の実子の方が妖精族の未来は保証されます。
ナシエンスとマートルの間に決定的な違いは二つあります。
一つ目の違い、それは血統です。
妖精ではなく、巨人でもないマートルはただの人間で、妖精界を統率できるほどの身分を持っていません。
妖精王や巨人族の女王は全力でマートルをサポートしていますが、これほど特殊なマートルに従ってくれる妖精は少ないです。
マートルと違って、ナシエンスは本物の妖精で、妖精王や巨人族の女王の血を強く引いているので、妖精界にいる皆はナシエンスに従ってくれます。
二つ目の違い、それは世界を守る覚悟です。
ずっと妖精界で暮らしていたマートルは世界の広さを知りません。
黙示録の四騎士、永遠の王国や狂王アーサーなどの情報、マートルはほとんど知らないのです。
この状態でマートルが持つ覚悟はナシエンスと比較にならないのです。
ナシエンスは必要な知識を全部知っているので、世界のためであれば、黙示録の四騎士、パーシバルのためであれば、ナシエンスはいつでも全力で戦ってくれます。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。