考察タイム

「黙示録の四騎士」パーシバル、戦う運命を背負っていた少年!パーシバルは16年間すごく幸せな生活を過ごしていましたが、彼の人生はある日急激に変わりました!

 

 

 

「黙示録の四騎士」パーシバル、戦う運命を背負っていた少年!

出典:鈴木央(著)黙示録の四騎士第112話

 

 

黙示録の四騎士の中に登場するパーシバルは一見すごく普通の少年ですが、彼は運命に選ばれた救世主の一人です。

 

パーシバルは元々神の指という場所で唯一の家族、おじいちゃんと一緒に幸せな生活を過ごしていましたが、イロンシッド卿が突然に現れたあの日から、パーシバルの人生は激しく変わりました。

 

大事なおじいちゃんが殺された上に、パーシバルは恐ろしい大人たちと戦うことになりました。

 

イロンシッド卿や狂王アーサーの魔の手から逃げ出すのはすごく大変なことですが、パーシバルは諦めず毎日元気に生きていました。

 

大好きなおじいちゃんはもうそばにいないのですが、そのかわりにパーシバルは頼れる仲間や戦友を見つけました。

 

アーサーの討伐までの道はまだまだ先が長いのですが、パーシバルはいまでも仲間たちと共に成長し続けていますので、今回はパーシバルについて考察してみたいと思います。

 

 

☆頼れる優しい少年

 

ずっと神の指で暮らしていたパーシバルは誰もが驚くような田舎者ですが、彼はすごく優しい心を持っています。

 

黙示録の四騎士の世界の中に優しい者は多く存在しますが、それでもパーシバルの優しさは特別です。

 

パーシバルの優しさは人間に対してだけではなく、全ての種族に対してもすごく優しいです。

 

人間、巨人族、妖精族、魔神族や女神族、どの種族でも困っている者がいれば、パーシバルは迷わずにその者に力を貸してくれます。

 

どの種族でも嫌がっている魔神族でも、パーシバルは彼らのことを受け入れて、彼らのことを優しく接しています。

 

パーシバルのこの優しさは黙示録の四騎士の世界においては珍しいものです。

 

パーシバルの優しさがあれば世界は変わりますが、狂王アーサーはその優しさを否定し、拒絶しています。

 

アーサーが一生懸命に作ろうとしているのは人間だけの国、人間だけの世界で、アーサーは人間のために他の種族を消そうとしています。

 

他の黙示録の騎士、トリスタン、ランスロットやガウェインは全員がアーサーの敵ですが、人間と他の種族の問題にアーサーと真逆な態度を持っているのはパーシバルだけです。

 

 

☆パーシバルの成長

 

アン、ナシエンスやランスロットたちとの旅はそれほど長くないのですが、パーシバルは凄まじい速度で成長していました。

 

神の指にいた時のパーシバルは魔力をも使えない少年だったのに、今では特殊な魔力、希望をも見つけ出して、実際の戦闘に使っています。

 

特殊な魔力だけではありません、この旅の中でパーシバルは彼の専用戦闘スタイルを開発して、優秀な武器をも手に入れました。

 

狂王アーサーや因縁の混沌の騎士たちを倒すのは厳しいことですが、パーシバルがこれからも成長し続ければ、いずれ希望が見えます。

 

パーシバルは自分だけではなく、彼が成長している間に周りにいる皆に影響していました。

 

ドニー、ナシエンスやアンはパーシバルの成長を見ていたから、パーシバルのためにもっと成長したいとも思っていました。

 

あの三人がこの思いを持っているから、たとえどんな困難が待っていても、皆は諦めずに戦い続けました。

 

 

「黙示録の四騎士」パーシバル、戦う運命を背負っていた少年!

出典:鈴木央(著)黙示録の四騎士第113話

 

 

☆パーシバルの魔力

 

黙示録の四騎士の一員であるパーシバルは英雄型で、非常に特殊な魔力を持っています。

 

パーシバルが持っている特殊な魔力は希望「ホープ」です。

 

黙示録の四騎士の世界においてパーシバルの魔力は非常に特殊なもので、パーシバル独特のものです。

 

パーシバルの魔力は強いし、実際戦闘にも役に立ちますが、ある条件を満たせば彼は更に成長し、強くなります。

 

それは周りにいる者たちが希望を抱くことです。

 

パーシバルの能力が大きな変化を迎えた回数は二回ありました。

 

一回目は第20話、イロンシッドと戦った時です。

 

あの時アン、ナシエンスやドニーは最後の最後まで希望を持っていたから、パーシバルの魔力希望は覚醒しました。

 

二回目の時は第112話、魔神族が希望を抱いた時です。

 

パーシバルが魔界にいることやパーシバルが魔神族を救ってくれることを知った後、魔神族の皆は希望を抱けるようになりました。

 

あの時の魔神族の数はかなり多くて、彼らが持つ凄まじい希望はパーシバルに影響し、パーシバルを成長させました。

 

パーシバルが大きな変化を迎えたのは二回だけでしたが、希望を感じる度にパーシバルの能力はどんどん成長します。

 

第112話の時、成長したミニパーシバルは本体に、本体の方が数倍強いと言いました。

 

パーシバルがいつ全盛期になれるのかはわかりませんが、これからパーシバルがより多くの希望を感じられれば、彼が更に大きな変化を迎える可能性は高いです。

 

 

☆パーシバルの家族問題

 

パーシバルの大好きなおじいちゃんを殺し、パーシバルの人生を狂わせた犯人は他でもなく、イロンシッド卿です。

 

昔のイロンシッド卿は正義感の強い聖騎士だったのですが、彼の妻が亡くなった後、イロンシッド卿は徹底的に変わりました。

 

今のイロンシッド卿は実の親を殺し、実の息子を殺そうとするような人間に堕ちてしまいました。

 

イロンシッド卿が犯した凶行は許されないものですが、イロンシッド卿はもう一人の息子、ディオドラのために汚い仕事を進めていました。

 

パーシバルはいまでも知らないのですが、彼には名前がディオドラの兄弟がいます。

 

ディオドラとパーシバルの母は別人である可能性は非常に高く、イロンシッド卿の偏った愛情から、ディオドラの母こそがイロンシッド卿が愛していた女性だと考えられます。

 

イロンシッド卿はパーシバルという息子を否定しなかったことからパーシバルはイロンシッド卿の実の息子であることがわかります。

 

ですが、パーシバルの母はイロンシッド卿の妻だった、イロンシッド卿が愛した人だったのかは疑問です。

 

イロンシッド卿は育児放棄し、パーシバルを何度も殺そうとしていたので、イロンシッド卿はパーシバルの母を愛していなかった、大事にしなかった可能性が高いです。

 

狂王アーサーの討伐のためにパーシバルはいずれイロンシッド卿を倒しますが、ディオドラは罪のない人間で、生き残っているパーシバルの唯一の家族です。

 

 

☆旅の果て

 

狂王アーサーを討伐する旅が終わった時にパーシバルはどんな世界を作るのかが気になります。

 

アーサーを無事に討伐した後、パーシバルが新たな世界、国を作り上げる可能性は高いです。

 

今のパーシバルはまだ未熟ですが、彼は全ての種族を受け入れて、全ての種族が幸せになれるのを望んでいます。

 

その思いだけでパーシバルは新たな未来を皆に見せられます。

 

なぜなら全ての種族が幸せに生きる未来は誰もが望んでいることだからです。

 

リオネス王国の国王、メリオダスもそのようなことがしたかったのですが、魔神族の身分やアーサーの問題でメリオダスはそのことを実現できませんでした。

 

パーシバルはこの長くない旅の中で全ての種族の生き残りに出会い、いい印象を残しましたので、パーシバルが望んでいれば皆は力を貸してくれます。

 

人間大嫌いの魔神族でも皆がパーシバルの味方なので、パーシバルが誰もが幸せに生きる未来を創るのは夢ではありません。

 

以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。