出典:鈴木央(著)黙示録の四騎士第140話
黙示録の四騎士の中に登場するナシエンスはパーシバルと一緒に冒険して、パーシバルの成長を見守っていた一人です。
運命のパーシバルに出会うまで、ナシエンスは比較的平穏な生活を過ごし続けていましたが、パーシバルに出会った後、ナシエンスの人生は大きく変わりました。
過酷な戦場で強敵と戦うようになった上に、ナシエンスは伝説の黙示録の四騎士、魔神族や狂王アーサーなどやばい者たちに深く関わりました。
本来ナシエンスがやばい者たちに出会うはずがないのですが、パーシバルに出会ったから、ナシエンスは黙示録の四騎士と一緒に行動して、狂王アーサーに狙われて、魔界へも行きました。
普通の人間では絶対に体験できないことを、ナシエンスは短い間で全部体験しました。
全ての体験を通して、ナシエンスにとってのいい影響があれば、悪い影響もあります。
パーシバルと一緒に冒険したからナシエンスは大切なものを多く手に入れました。
ですが、その代わりにナシエンスは魔界でとても、とても大切なパーシバルを失いました。
パーシバルを失ったあの日から二年が経ちましたが、ナシエンスの激しい人生はまだまだ続いていますので、今回はナシエンスについて考察してみたいと思います。
☆パーシバルを支えられる者
黙示録の四騎士の中に登場するキャラクターにおいて、ナシエンスはパーシバルを支えられる者です。
目立った特殊能力や戦闘力を持っていないナシエンスは戦闘において役立ちませんが、ナシエンスは素晴らしい頭脳を持っています。
どんな時でも物事を的確に分析できる上に、ナシエンスはいつもパーシバルのために策を出しましたので、ナシエンスはずっと自分の方法でパーシバルを支えていました。
それだけではありません、パーシバルが強制的にシャットダウンをした後、実はナシエンスはパーシバルのことを二年間ずっと見守っていました。
ナシエンスは他の仲間と違って、無理に戦場で敵と戦うのではなく、ナシエンスはパーシバルのそばで彼を見守る道を選びました。
戦場で強敵と戦うことも、パーシバルのそばで彼を看病することも、どっちもがとても難しくて、どっちもがとても重要です。
戦場から離れたナシエンスは体の痛みを受けないのですが、ナシエンスは毎日心の痛みを受けます。
「パーシバルはきっと起きる」という希望を抱き、ナシエンスは毎日パーシバルを見に行きましたが、ナシエンスを待っているのは悲しみだけでした。
毎日悲しみを味わうのはとてもつらいことで、普通の人間ならばとっくに諦めたのですが、ナシエンスは文句を言わずにパーシバルを見守り続けていました。
これは誰もができるようなことではないので、パーシバルをずっと見守っていた行為だけで、ナシエンスがパーシバルを支えられる者だとわかります。
☆パーシバルを失った後
パーシバルが魔界で強制的にシャットダウンをした後、ナシエンスは彼を連れて妖精界へ向かいました。
妖精族の国王や巨人族の女王はメリオダスの仲間たちであり、素敵な方たちでもありますので、あの二人はナシエンスやパーシバルのことを受け入れてくれました。
正直、戦闘面においてナシエンスはそれほど強くないので、再び戦場に戻っても何の意味もありません。
妖精界でいろいろな薬を開発して、パーシバルのことを見守り続けていた方がいいです。
妖精族の国王や巨人族の女王はナシエンスのことを受け入れて、全力で応援しているので、ナシエンスがいつまで妖怪界に残っても問題ありません。
ただ、激しい運命はナシエンスのことを見逃してくれなかったです。
パーシバルの蘇生を待っている間に、妖精界でナシエンスの未来に大きく影響することが起きました。
ナシエンスの身に起きたことにより、ナシエンス、妖精族、巨人族やパーシバルの未来は再び大きく変わる可能性が高いです。
出典:鈴木央(著)黙示録の四騎士第140話
☆ナシエンスの正体
パーシバルと一緒に冒険していた仲間たちにおいて、ナシエンスの過去は全然判明していなかったです。
ランスロットはいまだに謎が多いのですが、彼の実の両親が誰なのかは判明しています。
ですが、ナシエンスは違います。
ナシエンスは親に捨てられたことはわかりましたが、親が誰で、どうしてナシエンスを捨てたのかはいまだに判明されていません。
実の親に捨てられたのは悲しいことですが、ナシエンスはそのおかげで大事な家族や仲間に出会えたので、実の親に恨みを持っていませんでした
そして実の親を探したいとも思っていませんでした。
実の親を探すかどうかはナシエンスの選択なので、正解は存在しないのですが、ナシエンスはある問題に出会いました。
それはナシエンスが人間ではないことです。
黙示録の四騎士第140話の中で、妖精族のティオレーはナシエンスにある事実を伝えました。
ナシエンスの体の特徴から、ナシエンスは人間ではなく、妖精族だったのです。
ナシエンスが妖精族である確実な証拠は二つあります。
一つ目の証拠、それは妖精族の特殊な性別問題です。
人間を含めて、ほとんどの種族は二つの性別しかないのですが、妖精族は違います。
ほとんどの種族と違って、妖精族には第三の性別があります。
男に恋をすれば女になる、逆に女に恋をすれば男になる、それが妖精族に存在する第三の性別の特徴です。
これは人間にとって信じられないことですが、妖精族の間ではこの第三の性別は珍しくありません。
この性別問題はナシエンスが妖精族である証拠です。
昔、ナシエンスは仲間のアンに恋をしていたから、ナシエンスの体は男らしくなっていました。
ですが、パーシバルを失った後、パーシバルを看病している間にナシエンスの気持ちがどんどん変わっていったから、ナシエンスの体は女らしくなってきました。
二つ目の証拠、それは妖精王や巨人の女王の特殊な反応です。
ナシエンスが妖精界に来た時から、妖精王や巨人の女王は変な目でナシエンスを見ていました。
妖精王や巨人の女王はいつも真顔でナシエンスを見ていたので、あの二人は怒っているとナシエンスは思っていました。
もしナシエンスがただの人間であれば、妖精王や巨人の女王はそんな顔をしないです。
妖精王や巨人の女王は人間のことをよく知っているので、たとえ人間に憎しみがあっても、子供に当たることはありません。
いまでもあの二人が真顔でナシエンスを見ていたことから、あの二人はすでにナシエンスの正体に気づいたと考えられます。
☆ナシエンスと妖精族
信じられないことですが、ナシエンスが妖精族である可能性は限りなく高いです。
妖精族はとても強い才能、特殊な魔力を持っている種族なので、妖精族であるメリットは高いです。
人間よりも、妖精族である方がメリットは高いので、ナシエンスにとって悪いことはありません。
ナシエンスが妖精族であることは問題ないのですが、問題は生みの親が誰であるかということです。
妖精界にいる妖精はたくさんいますので、ナシエンスの生みの親を特定するのは難しいことですが、妖精王や巨人の女王やマートルの反応から一つの仮説が立てられます。
それはナシエンスが妖精王や巨人の女王の実の息子であることです。
妖精王や巨人の女王の間に人間が生まれるわけがない上に、妖精族は子供を捨てるような種族ではないので、チェンジ・リングが発生した可能性は高いです。
もしチェンジ・リングが本当に発生して、妖精王や巨人の女王の実の息子を巻き込んでいたのなら、ナシエンスが人間の世界に落ちて、マートルが逆に妖精界に落ちた可能性はあります。
☆ナシエンスの未来
これからナシエンスがどんな未来を迎えるのかが大きな疑問です。
本来、シャットダウンしたパーシバルを見守っているナシエンスはもう危険を冒す必要がないのですが、彼が本当に妖精族なら、話は変わります。
妖精族の才能や能力が完全に覚醒していれば、パーシバルの蘇生にも、狂王アーサーとの戦いにも、ナシエンスは非常に役立ちます。
パーシバルを見守り続けるのも、狂王アーサーに復讐するのも、ナシエンスができることはたくさんあります。
それだけではありません、ナシエンスが妖精族を率いることも可能です。
もしナシエンスが本当に妖精王や巨人の女王の実の子供で、すさまじい才能を引き継いでいるのなら、彼が妖精族を率いることは誰もが求めることです。
ただ、そうなればナシエンスの未来は大きく変わります。
パーシバルはいずれ黙示録の四騎士の責務を果たすので、彼にはナシエンスの力が必要です。
パーシバルのそばにナシエンスがいれば、いずれ狂王アーサーを倒し、騎士の責務を果たせる可能性は非常に高いです。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。