出典:鈴木央(著)黙示録の四騎士第129話
黙示録の四騎士の中に登場するギネヴィアはランスロットのことを深く愛している綺麗な女性です。
これは信じがたいことですが、ギネヴィアはランスロットの未来の恋人で、ランスロットのことをよく知っています。
過去も、今も、未来も、ランスロットのことならばギネヴィアは全部言い当てられます。
ギネヴィアはランスロットの全てをよく知っていますが、彼女は未来から来た人間ではありません。
ギネヴィアは特殊な魔力、未来視を持っている女性です。
未来視はとても珍しくて強い魔力で、その魔力があればランスロットと一緒に幸せになりますが、残念ながらギネヴィアは狂王アーサーの手に落ちました。
狂王アーサーがこれほど珍しい魔力を手放すはずがないので、永遠の王国にいる限り、ギネヴィアはランスロットに再会できません。
ランスロットが黙示録の四騎士として責務を果たしている今も、ギネヴィアはランスロットのことを心配し、深く思っているので、今回はギネヴィアについて考察してみたいと思います。
☆ランスロットとの関係
ギネヴィアは未来のランスロットの恋人で、ランスロットに深く関わっているかわいい女性です。
突然近づいてきたギネヴィアが恋人である事実をランスロットは最初必死で否定しましたが、ギネヴィアの恐ろしい未来視の力を知ったあと、ランスロットはこの事実を認めるしかなかったです。
ギネヴィアが持つ未来視はとても恐ろしい力で、ギネヴィアはその力でランスロットのことを全部把握し、全部覚えました。
ランスロットがギネヴィアに出会う前に、ギネヴィアは既に未来視の力でランスロットのこと見ていました。
ランスロットがギネヴィアに出会う前に、ギネヴィアは既に彼のことを深く思っていて、深く愛していました。
ランスロットがギネヴィアに出会う前に、ギネヴィアは既に彼のことを応援して、見守っていました。
ギネヴィアのランスロットへの愛は本物です。
ランスロットは狂王アーサーに匹敵するほどの力を持っていますが、黙示録の四騎士として選ばれた以上、ランスロットがギネヴィアの力を使った方が狂王アーサーを討てる可能性が高いです。
ですが、残念ながらギネヴィアはアーサー王の手に落ちてしまいました。
ギネヴィアがアーサー王の手に落ちた時点で、ランスロットはギネヴィアを助けなければなりません。
ギネヴィアを救わなければ、アーサー王は巨大な戦力を得られるうえに、ランスロットは愛すべき女性を失います。
とても短い付き合いでしたが、ランスロットは確かにギネヴィアに惚れていますので、自分のためにも、世界のためにも、これからランスロットは全力でギネヴィアを救うしかないのです。
☆狂王アーサーとの関係
ランスロットと別れて、永遠の王国に着いた後、狂王アーサーはギネヴィアの力を利用し始めました。
どの勢力にとっても、誰にとっても、ギネヴィアの力はとても、とても便利です。
ギネヴィアの登場回数はそれほど多くないのですが、それでもギネヴィアは重要な事件を多く言い当てました。
マグダフ、ティー二二ックやモートラックの失敗やの死も正確に言い当てました。
ギネヴィアが見た景色と同じ、アーサー王は確かにある程度の損害を受けましたが、それでもアーサー王が得たものは大きいです。
ギネヴィアの予言に恐れず、アーサー王が魔界へ刺客を送り込んでいたから、今の素晴らしい戦果に至りました。
黙示録の四騎士の一人が退場した上に、黙示録の四騎士側の士気は大きな影響を受けています。
永遠の王国、アーサー王側は優秀な幹部を一人失いましたが、それでもアーサー王は大きな戦果を得ています。
もしパーシバルが生きていれば、彼がどんどん成長して、いずれイロンシッドを倒し、アーサー王の元にたどり着くことは可能です。
それだけではありません、パーシバルは魔神族を束ねて、統率できる男なので、彼が生きていれば、魔神族の大軍が永遠の王国に侵攻する可能性もあります。
魔界にいた刺客たちのおかげで、アーサー王にとっての最悪の未来は訪れなかったです。
ギネヴィアの予言は諸刃の剣で、うまく扱うのは至難の業ですが、アーサー王は損を全然気にしていないから、ギネヴィアの予言をうまく扱えました。
ギネヴィアにとっても、ランスロットにとってもアーサー王は最悪な敵ですが、残念ながら彼女の力を全力で発揮できるのはアーサー王です。
出典:鈴木央(著)黙示録の四騎士第129話
☆ギネヴィアが見た悪夢
最近、ギネヴィアはある悪夢を見ました。
悪夢の中で、ランスロットは実の親、フォックスシン、バンを殺しました。
ギネヴィアが見たものは必ず起きますので、この悪夢が未来に起きる可能性は限りなく高いです。
いくらランスロットでも実の親を殺すはずがないのですが、ギネヴィアの夢に出ている以上、いずれ起きる可能性は高いです。
このような悪夢にたどり着く可能性は二つ考えられます。
一つ目の可能性、それはランスロットが狂王アーサーやジェリコの影響を受けたことです。
アーサー王や永遠の王国側はランスロットの弱みを二つ握っています。
ギネヴィアが永遠の王国に収監されている上に、ジェリコの頭がおかしくなっているので、この二つの要素が存在する限り、ランスロットは全力で戦えません。
アーサー王がギネヴィアでも、ジェリコでも使えば、いつでもランスロットを脅かせます。
二つ目の可能性、それはアーサー王を欺く手段であることです。
アーサー王は混沌の力を手にしている人間で、真っ向勝負で彼を倒すのは難しいです。
確実にアーサー王を倒し、永遠の王国をつぶすために、黙示録の四騎士側はアーサー王を欺くしかありません。
自分の実の親を倒すのは残酷なことですが、それでアーサー王を欺けるのなら、黙示録の四騎士側にとっては得です。
☆ギネヴィアの選択
ギネヴィアが持つ未来視はとても珍しくて、強い魔力ですが、所有者にとってうれしいことはありません。
未来を知ったとしても、ギネヴィアはその未来を変えられなくて、受け入れるしかありません。
今、ギネヴィアが非常に困っていることが一つあります。
それはランスロットのことです。
ギネヴィアはランスロットのことを愛しているから、彼のことをどうしても守りたかったのです。
ギネヴィアの未来視ならばランスロットの力になれますが、戦う覚悟を出さなければなりません。
ギネヴィアが戦う覚悟を出して、黙示録の四騎士のために狂王アーサーの情報を集める、もしくはランスロットのために何かしらの手がかりを残してくれれば、ランスロットの未来が変わる可能性は高くなります。
永遠の王国にいる以上、ギネヴィアが直接戦場に出ることは不可能ですが、裏で黙示録の四騎士のために何かしらの仕事をするのは可能です。
ギネヴィアだってアーサー王を倒したいはずなので、黙示録の四騎士に協力してくれると思います。
☆ギネヴィアが望む未来
ギネヴィアはランスロットに告白したので、彼女がランスロットを愛していることはわかります。
ギネヴィアがランスロットを愛していることに問題はないのですが、問題はギネヴィアが黙示録の四騎士の味方かどうかということです。
ランスロットの味方だとしても、ギネヴィアが必ずしも黙示録の四騎士の味方だというわけではありません。
もしある日、ランスロットが黙示録の四騎士を裏切るような行為、もしくは狂王アーサーに頭を下げるような行為をしたとき、ギネヴィアがどんな行動を取るのかが重要な問題です。
ランスロットはアーサー王を倒したいと強く思っていますが、アーサー王はランスロットの弱みを握っています。
それはギネヴィアとジェリコのことです。
ギネヴィアとジェリコ、この二人はどっちもがランスロットの重要な人で、どっちもがアーサー王の手にいます。
アーサー王の手にいる以上、アーサー王はある程度ランスロットを制御できますので、その時にギネヴィアがどんな行動を取るのかが気になります。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。