出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第96話
戦隊大失格第96話の中で、イエローキーパーはイエロー部隊の従一位、錫切夢子の秘密を戦闘員Dに話し出しました。
錫切夢子はただの位階持ち隊員ではなく、彼女は竜神戦隊の力の根源である選ばれた人達の一人です。
錫切夢子は戦隊大失格第1話から登場していたキャラクターで、彼女はいつも何かを企んでいますが、これから彼女の行動により世界のルールが転覆される可能性があります。
戦闘員Dにとって錫切夢子は信頼できない協力者ですが、彼は気づいていないうちに、戦隊大失格の世界において最も重要な人物に出会えました。
錫切夢子は戦闘員Dに特殊な感情を抱いていますが、彼女が取る行動は戦闘員Dを巻き込みます。
これから戦隊大失格の世界が錫切夢子の行動で大きな変化を迎える可能性は高いので、今回は錫切夢子の秘密について考察してみたいと思います。
☆錫切夢子と選ばれた人たち
戦隊大失格第96話の中で、イエローキーパーは無理矢理に多くのトップシークレットを戦闘員Dに教えました。
戦闘員Dは少しも聞きたくないのですが、イエローキーパーは戦闘員Dの気持ちを無視して、話続けていました。
イエローキーパーが戦闘員Dに話したことから、二つのことがわかりました。
一つ目は竜神や竜神エネルギーが確かに存在していること、二つ目はその竜神エネルギーは最初選ばれた人達にしか使えないことです。
竜神や竜神エネルギーは非常に特殊な物で、イエローキーパー曰く神に選ばれた者たちにしか使えないのです。
イエローキーパーと戦闘員Dの会話はまだ終わっていないので、神に選ばれた人間について不明な部分は多いのですが、錫切夢子がその中の一人である可能性は非常に高いです。
そして錫切夢子がその中の一人であることから、神に選ばれた人間について一つの可能性が考えられます。
それは全員が錫切夢子の姉妹であることです。
全員が錫切夢子の姉妹であることは信じがたいことですが、どうして錫切夢子はいまだに生きているのかがすごく重要な問題です。
20年前の原作、特撮版ドラゴンキーパーが五人だけだとしても、力を欲しがっているイエローやレッドキーパーは竜神エネルギーを独り占めにした後、当然六人目のドラゴンキーパーを作り上げたいのです。
ならどうして六人目のドラゴンキーパーが存在していないのか、それは錫切夢子の姉妹たちが彼女を守ったからだと考えられます。
力を持っている人間が自ら力を放棄して、変な組織の奴隷になることは絶対にありえません。
ですが、13年前にまだ子供の錫切夢子を守るために、他の五人姉妹が自らイエローやレッドキーパーに全てを捧げた可能性はあります。
☆錫切夢子と特殊能力
ドラゴンキーパーにとっての最強武器は当然神具ですが、あの五人は神具の他にもう一つ非常に特殊な武器を持っています。
その特殊な武器は錫切夢子特有のバリアです。
その特殊な武器に名前はないようですが、それは竜神戦隊のオリジナル武器ではなく、錫切夢子や彼女の姉妹たち(選ばれた人たち)の物だったのです。
13年前に、イエローキーパーは錫切夢子の姉妹たちを神具にしたと同時に、全部が持つバリアを神具の中に搭載したと考えられます。
錫切夢子の特有バリアの威力は凄まじい物で、ほとんどの攻撃が防御できます。
バリアは完璧ですが、これは特有技なので、ドラゴンキーパー以外の者がこのバリアを使ったら、誰もが錫切夢子の正体に気づきます。
どうしてこのような特有バリアが存在しているかは判明されていませんが、おそらくこれは錫切夢子やその姉妹たちが生まれた時から持っていた自己防衛の手段です。
神に選ばれた錫切夢子やその姉妹たち六人は最初から特別の力を持っていたので、その力がバリアの形で皆を守っていたことはおかしくありません。
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第96話
☆錫切夢子と悲しい記憶
戦隊大失格第77話の時、錫切夢子は変身している千歳ことグリーンキーパーを見て、昔のことを思い出しました。
あの時の錫切夢子の回想はセリフを含めて二コマしかないので、錫切夢子の記憶に現れた女性は一体誰なのかは判明されていません。
女性の正体はいまだに回収されていませんが、第77話の錫切夢子の回想の中に現れた女性は彼女の姉で、神に選ばれた人間の一人である可能性は高いです。
第77話の千歳が変身するために当然グリーン神具が必要で、錫切夢子はあの時千歳が姉を使って変身したのを目にしたから、自分の感情を抑えられず過去を思い出しました。
姉のことを思い出してしまった錫切夢子は暴走して、勝てない相手でも錫切夢子はグリーンキーパーと一騎打ちをしました。
錫切夢子は優秀な神具レプリカを持っていても、所詮本物の神具には勝てないので、彼女はあっという間に倒されました。
誰から見ても錫切夢子は竜神戦隊にとっての裏切り者ですが、おかしなことに、グリーンキーパーは錫切夢子の息を生かしました。
☆錫切一家と神具
戦隊大失格第96話の中のイエローキーパーと戦闘員Dの会話で、錫切夢子は神に選ばれた人間の一人で、神具作りに深く関わっていることがわかりました。
錫切夢子や彼女のお姉さんたちがいたから神具を開発できましたが、逆に考えれば、もし錫切夢子が全ての神具を集めれば、お姉さんたちの力を全部奪い返せる可能性はあります。
どの神具でも竜神の圧倒的な力を発揮できますので、もし錫切夢子が全ての力を奪い返せば、彼女は最強の人間になります。
信じられない話ですが、そもそも錫切夢子がどうして神具を集めているのかはいまだに大きな謎です。
神具がなくても、ドラゴンキーパーたちは神具レプリカでいつもの火力を出せますので、錫切夢子がドラゴンキーパーの弱体化で神具を盗んだ可能性は低いです。
錫切夢子がどうしても神具を欲しがっていた理由について二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それはお姉さんたちの力を取り戻せるためです。
錫切夢子は竜神戦隊やレッドキーパーの闇を全部知っていますので、彼女や他の姉妹がこれ以上竜神戦隊に力を貸す必要はないのです。
竜神の圧倒的な力を持っている限り、レッドキーパーや竜神戦隊は堕落し続けますので、人間のためにも錫切夢子は彼らから力を奪い返すべきです。
二つ目の可能性、それはお姉さんたちに会いに行くことです。
錫切夢子が全ての神具を集めた時に何が起きるのかは誰もわからないのですが、錫切夢子のお姉さんたちが蘇る可能性はあります。
戦隊大失格の世界において竜神の力は人知を越えている力なので、人を蘇らせるのは不可能ではありません。
☆錫切夢子とペルトロラ
戦隊大失格第45話の時、各部隊の従一位やレッド部隊の正三位、朱鷺田隼がとり「酉」の怪人軍団幹部、ペルトロラと戦っている時、錫切夢子は密かにペルトロラに何かを伝えました。
そしてその後、錫切夢子は本当にペルトロラの一体の分身を見逃しました。
錫切夢子は竜神戦隊においても相当強い隊員なので、彼女が本気を出せばペルトロラは死んでいたのです。
竜神戦隊にとって錫切夢子の行為は許されないのですが、錫切夢子があの時ペルトロラに何を言ったのか、どうしてペルトロラを見逃したのかはいまだに判明されていません。
錫切夢子がペルトロラを見逃した理由について一つの可能性が考えられます。
錫切夢子がペルトロラを見逃した理由、それは錫切夢子が姉たちをペルトロラに奪わせるためです。
結果論になりますが、ペルトロラが錫切夢子の望み通り竜神戦隊から何かを奪って、怪人保護協会に渡したから、錫切夢子は第96話の中でその何かに再会できました。
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第96話
☆レッドキーパーと錫切夢子とペルトロラ
レッドキーパーの赤刎創星と錫切夢子ととり「酉」の怪人軍団幹部、ペルトロラの間に一つの共通点があります。
それはクローン体を持っていることです。
ペルトロラはクローンを使役できるのは判明済みで、錫切夢子は戦隊大失格第96話で自分のクローンが置かれている場所へ侵入しました。
レッドキーパーがクローンを持っているかどうかはまだ判明されていませんが、戦闘員Dに殺されたとしても次の日に蘇ったことから、レッドキーパーは少なくとも一体のクローンを持っていると考えられます。
ペルトロラは竜神戦隊のパイロンの巣から何かを奪い去ったのは事実で。ペルトロラはその何かでクローン能力を手に入れたと考えられます。
もし錫切夢子一家が全ての特殊能力の原点という仮説が正しいのなら、おそらくレッドキーパーは13年前、錫切夢子一家の血縁で自分のクローンを見事に作り出したのでしょう。
クローンを作り上げた装置を守るために、レッドキーパーはその装置を竜神戦隊にとって重要な場所、パイロンの巣のどこかに置きました。
錫切夢子は自分の装置やクローンを奪い返したいのですが、実際の場所がわからないので諦めました。
ですが、13年後(現在)、ペルトロラはパイロンの巣を襲撃して、見事にその装置を見つけて、進化を遂げました。
新たな能力を手に入れたペルトロラを目にした後、錫切夢子は新たな策を考えて、幹部のペルトロラをわざと見逃しました。
そして結果的に、ペルトロラのおかげで怪人保護協会は更に進化できて、錫切夢子も望み通り自分のクローンに出会えました。
☆錫切夢子と橙代大介
錫切夢子にとって橙代大介はどうでもいい男ですが、橙代大介は錫切夢子のことをよく知っています。
橙代大介は13年前に竜神戦隊に加入して、同年で竜神戦隊から離れたので、錫切夢子との接触は少ないはずです。
ですが、橙代大介は黄理谷真夜ことイエローキーパーと同じ、錫切夢子のことを夢子と呼んでいます。
これはおかしなことです。
なぜなら橙代大介は元上司であるイエローキーパーのことを名前で呼んでいないのに、錫切夢子のことを親しく呼んでいるからです。
そして戦隊大失格第93話や第96話の中で、錫切夢子や怪人保護協会の理事の一人、橙代大介はそれぞれ変なセリフを言いました。
第93話では「これまで散々私を好きにさせてあげたんだから」と錫切夢子は橙代大介に言いました。
第96話では「ずっとお前に謝りたいと・・・」と死ぬ前の橙代大介は錫切夢子に言いました。
この二つのセリフから二つのことがわかりました。
一つ目、それは橙代大介が全ての事実を知っている人間の一人であることです。
橙代大介は錫切一家にあった過去を知っているから、ずっと彼女に謝りたかったのです。
そして錫切一家のことを知っているから、橙代大介は戦うのを諦めたのです。
橙代大介は神具VER2・0や怪人化薬剤を持っているはずですが、彼はどんな武器でも使わず、錫切夢子に討伐されました。
橙代大介は竜神戦隊のことが嫌いですが、錫切一家は被害者なので、橙代大介は彼女と戦うことができませんでした。
二つ目、それは錫切夢子がとり「酉」の怪人軍団幹部、ペルトロラや怪人保護協会の動向をある程度把握していることです。
錫切夢子は頭のいい女性なので、彼女はペルトロラの進化を目にした日からあるペルトロラの動向を推測していました。
そして怪人保護協会が急に活動してきたことで錫切夢子は両者の関係に仮説を立てて、次に進むべき作戦を練っていました。
☆グリーンキーパーとの同盟
グリーンキーパーは錫切夢子が裏切り者であることや錫切夢子の目的を知っていますが、彼は錫切夢子に悪いことをしませんでした。
グリーンキーパーは錫切夢子を殺さず、レッドキーパーにも通報しなかったです。
グリーンキーパーは錫切夢子の敵になるどころか、彼は錫切夢子と密かに同盟を組みました。
グリーンキーパーは戦闘員Dやレッドキーパー討伐のために錫切夢子と同盟を組んだと思っていましたが、別の可能性が出てきました。
それはグリーンキーパー自身も錫切夢子を解放したいことです。
千歳がいつ頃にグリーンキーパーになったのかはわかりませんが、彼は世界の秘密や竜神戦隊の闇を全部知っています。
そして千歳はレッドキーパーに耐えられない男でもあります。
可能であれば千歳はレッドキーパーを討ちたいのですが、考えなしで行動すれば彼が初代ピンクキーパー、桃江才加と同じ結末を迎える可能性が非常に高いので、千歳はいままで何もしませんでした。
ですが、錫切夢子と同盟を組めば、千歳は錫切夢子を解放できる上に、レッドキーパーをも討てます。
錫切夢子がレッドキーパーや竜神の力を封印、もしくは奪い返せばレッドキーパーはただの人間に戻りますので、その時に彼を殺すのは簡単です。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。