出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第106話
戦隊大失格の第106話の中で、錫切夢子の本当の名前、鈴桐六子が判明されました。
最初期から登場していた錫切夢子は竜神戦隊の位階持ち隊員でありながら、竜神に仕えていた鈴桐一家の生き残りでもありました。
戦隊大失格の世界には竜神、竜神エネルギーや神具などだけではなく、特殊な鈴桐一家も存在しています。
鈴桐一家は竜神戦隊の大恩人で、最低なヒーロー、レッドキーパーが無敵にいられるのも全部鈴桐一家のおかげです。
鈴桐一家はほとんどが世界のために犠牲になりましたが、鈴桐六子は無事に生き残れました。
鈴桐一家の人間である限り、鈴桐六子はこれからも幸せを手に入れられないので、今回は鈴桐六子について考察してみたいと思います。
☆鈴桐一家と竜神戦隊
世界征服を企んでいる怪人軍団幹部を討伐するために、鈴桐一家は竜神戦隊の武器になり、犠牲になりました。
人間を犠牲にするのは非常に残虐で、信じられないことですが、イエローキーパーは鈴桐一家を利用して、チート級の武器、神具を完成させました。
神具の強さの根源は竜神エネルギー、竜神の力で、鈴桐一家は竜神に仕えていた一家でした。
竜神戦隊に利用されればどのような結果を迎えるのかを鈴桐一家は知っていますが、世界の平和のために、人々のために鈴桐一家は何の文句も言わずに犠牲になりました。
怪人軍団幹部や怪獣は竜神戦隊の忌まわしき実験で生み出された副産物なのに、レッドやイエローキーパーは図々しく鈴桐一家を犠牲にしました。
鈴桐一家の犠牲は尊いもので、人々に尊敬されるべき一家ですが、最低なヒーロー、レッドキーパーは鈴桐一家の犠牲を無駄にしました。
最強の力を持っているのに、レッドキーパーは全ての怪人軍団幹部を討伐せず、毎日私欲のために力を使っていました。
それだけではありません。
調子に乗っていたレッドキーパーはいつも鈴桐一家の生き残り、鈴桐六子をいじめていて、何度も彼女を殺そうとしていました。
鈴桐六子は彼女の家族を愛していましたが、ゲスなレッドキーパーのせいで全ての幸せが潰されました。
レッドキーパーこそが全ての不幸の始まりなので、鈴桐六子、錫切夢子が彼を殺したいほど恨んでいるのは当然のことです。
☆鈴桐六子と怪人軍団幹部
これはただの推測ですが、鈴桐六子は怪人軍団幹部を利用していた可能性はあります。
怪人軍団幹部、とり「酉」のペルトロラがパイロンの巣を襲撃した時、当時のブルーキーパーの青嶋庄吾を含めて誰もがペルトロラから情報を得なかったので、ペルトロラの真の目的は何なのかはいまだに謎です。
戦隊大失格の第106話の時、グリーンキーパーは彼の調査結果を伝えましたが、それが事実であるかどうかは誰もわかりません。
なぜならレッドキーパーを含めて、何かしらの秘密を隠している竜神戦隊の隊員は非常に多いのです。
ペルトロラの真の目的は何なのか、ペルトロラは何をしていたのかは誰もわからないのですが、鈴桐六子は真実を掴んでいると思います。
鈴桐六子は既に怪人軍団幹部と手を組んだとは思えないのですが、怪人軍団幹部は確かに鈴桐六子の予想通りに動いていました。
ペルトロラや怪人勢力が何を手に入れたのかを知っていたから、鈴桐六子は竜神戦隊と怪人勢力の真っ向勝負の中で無事に家族と再会できたのです。
竜神戦隊の全ての闇や秘密を知っているのは橙代大介だけではなく、鈴桐六子も全部知っています。
真実を知っている鈴桐六子ならば怪人勢力が作りたい武器を容易に想像できますので、鈴桐六子はずっと今回の真っ向勝負を待っていました。
真っ向勝負や人類怪獣化計画でたくさんの人間が犠牲になりましたが、それでも鈴桐六子は再開を果たしました。
たとえ今の家族が本物ではなくても、鈴桐六子はそれでもすごく嬉しかったです。
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第106話
☆鈴桐六子の苦しみ
鈴桐一家の生き残りである鈴桐六子は長い間一人で信じられないほどの苦しみを受け続けていました。
鈴桐一家の犠牲があったから竜神戦隊は富、名声や権力を得たのに、竜神戦隊、レッドやイエローキーパーはずっと鈴桐六子をいじめていました。
鈴桐一家の犠牲があったから竜神戦隊は皆のヒーローになれたのに、レッドやイエローキーパーは鈴桐一家の犠牲をなかったことにしました。
肉体の苦しみだけではなく、鈴桐六子の心も苦しみや痛みを受け続けています。
大切な家族が世界のために犠牲になったのに、竜神戦隊は毎日その犠牲を無駄にしています。
レッドキーパーが真っ当な人間であれば、今頃全ての悪は排除できたのです。
大事な家族は竜神戦隊の尻拭いのために犠牲にしたのに、竜神戦隊は最強の神具を持っているから、彼らの暴走を抑えられる勢力はいなくなりました。
もし薄久保薬師の大怪人デスメシアの姿でもドラゴンキーパーの暴走を抑えられなかったら、レッドキーパーは再び最悪の独裁者になります。
毎日苦しみを受け続けているのに、鈴桐六子はずっと耐えていました。
これからも苦しみは続きますが、鈴桐六子が頼れる戦力に出会えれば、未来は変わります。
☆鈴桐六子とグリーンキーパー
鈴桐六子は既にグリーン部隊の正一位、グリーンキーパーと同盟を結んだ可能性は高いです。
グリーンキーパーが竜神戦隊を裏切るのは信じられないことですが、グリーンキーパーはレッドキーパーの味方ではないのです。
レッドキーパーや竜神戦隊が腐っていることをグリーンキーパーは知っていますので、グリーンキーパーはいまでもレッドキーパーや竜神戦隊に心を開いていません。
そしてグリーンキーパーはいまでもレッドキーパーや竜神戦隊のことを警戒しています。
グリーンキーパーだってレッドキーパーを討ちたいのですが、初代ピンクキーパーの桃江才華がどんな最後を迎えたのかをグリーンキーパーは知っていると思いますので、グリーンキーパーは動いていなかったです。
グリーンキーパーは適応手術を受けて、神具を使える一員なので、鈴桐六子の味方になる資格があります。
鈴桐六子を解放したとしてもグリーンキーパーは何のメリットも得られないのですが、レッドキーパーは生かしていけない人間であることをグリーンキーパーは知っています。
レッドキーパーが生きていれば竜神戦隊は歪んだ組織になり、神具や神具レプリカは悪用されますので、レッドキーパーは何としても討たなかければならない人間です。
☆鈴桐六子と戦闘員D
戦隊大失格の第106話の中で、鈴桐六子は戦闘員Dとの共闘関係を解散しました。
鈴桐六子はついに大切な家族に再会できたので、彼女は戦うよりも家族を選びました。
鈴桐六子がそのような判断を取ったのは当然のことですが、戦闘員Dは納得できないのでしょう。
これから戦闘員Dと鈴桐六子は別々の道を歩む可能性はありますが、戦闘員Dはついに鈴桐六子のことを理解できました。
戦闘員Dが鈴桐六子が戦う理由を理解できたのはいいことですが、彼が気づいていないことは一つあります。
それは戦闘員Dと鈴桐六子にはある共通点があることです。
戦闘員Dも、鈴桐六子も人形でありながら必死で運命に抗おうとしていたことです。
戦闘員Dは怪人軍団幹部が所有する戦闘人形で、鈴桐六子はレッドキーパーの強さを維持するための人形です。
そして怪人軍団幹部にとって戦闘員Dはどうでもいい存在であると同時に、竜神戦隊やレッドキーパーにとって鈴桐六子もどうでもいい存在です。
戦闘員Dも、鈴桐六子も自力で幸せを手に入れられない人形ですが、それでも二人は運命に抗おうとしていました。
戦闘員Dは気づいていないのですが、ある意味で彼は鈴桐六子の運命の人です。
戦闘員Dが鈴桐六子と共闘すれば、これから大きな仕事を成し遂げるのは夢ではありません。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。