出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第98話
戦隊大失格の世界に登場する人間は誰もが邪悪な怪人と戦うドラゴンキーパーになれますが、ドラゴンキーパーになる前に人間は適応手術を受けなければなりません。
適応手術は人間がドラゴンキーパーになるために必要不可欠の工程です。
誰もが正義のヒーローになれるように、実在している竜神パワーが広く使われるように、イエローキーパーの黄谷真夜はずっと研究していました。
諦めずにずっと研究していた結果、黄谷真夜は誰もが竜神パワーを使える方法を見つけて、その方法を見事に実現しました。
竜神戦隊の適応手術、この手術に成功すれば誰もがドラゴンキーパーになって、最強の武器、神具を使えます。
適応手術は錫切夢子の秘密、竜神エネルギーや神具と同じく、竜神戦隊や怪人軍団幹部の未来を大きく変えたので、今回は適応手術について考察してみたいと思います。
☆適応手術と竜神戦隊
錫切夢子の秘密、神具や神具レプリカと同じ、適応手術もイエローキーパーの黄谷真夜が完成した素晴らしい発明品です。
適応手術は見事な発明ですが、適応手術の成功率は50%しかないので、誰もが受けられるような手術ではありません。
適応手術が失敗すれば、人間は竜神パワーに耐えられず、崩壊します。
もし適応手術が成功すれば、人間は超人ヒーローになり、最強の神具を使えるようになります。
神具は抜きん出た能力を持つ怪人軍団幹部でも余裕で討伐する武器なので、神具さえあれば、人間が悪に負けることはありません。
そして神具が使えると同時に、他のメリットも存在します。
適応手術が成功すれば、不可能だったことは可能になります。
現ドラゴンキーパーの一人、ピンクキーパーの桜間世々良が足を失った後、再び足を使うことは不可能のはずですが、適応手術が成功した後全てが変わりました。
桜間世々良が変身をすれば、彼女はどんな時でも、どんな場所にいても足を使うことができます。
そして桜間世々良は足で戦うこともできます。
一般人ならば適応手術のメリットを感じられないのですが、邪悪な怪人によって人生がめちゃくちゃにされた人たちなら適応手術の恩恵を全部感じられます。
☆適応手術と桜間世々良
適応手術で人生が変わったのは竜神戦隊のイエローキーパーではなく、ピンクキーパーの桜間世々良です。
とり「酉」の怪人軍団幹部、ペルトロラによる怪人教殲滅事件で桜間世々良は両親だけではなく、足をも失いました。
怪人教殲滅事件が起きるまで、桜間世々良はずっと足を鍛えていて、大会にも出られるほどの実績もありましたが、ペルトロラのせいで全てが泡になりました。
怪人教殲滅事件で大きなショックを受けた桜間世々良は性格が変わったと同時に、怪人軍団幹部に凄まじい怒りを抱きました。
たとえ怪人保護協会がどれほど怪人のことを慕っていても、桜間世々良はいまでも怪人軍団幹部を全部殺したいと思っています。
本来、足を失った桜間世々良は永遠に歩けないはずですが、適応手術があったおかげで、彼女の人生に希望が訪れました。
適応手術に成功した桜間世々良はピンク神具を使えた上に、変身をすれば彼女の足は再び使えます。
変身している桜間世々良の足の性能は全盛期と同じなので、いまでも足は桜間世々良の最大の武器です。
ペルトロラに殺された両親に再会することはできませんが、足や竜神パワーがある限り、桜間世々良が全ての怪人軍団幹部を討伐して、弟の桜間日々輝を守ることは可能です。
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第98話
☆適応手術と蒼馬圭介
現ブルーキーパーの蒼馬圭介は適応手術が成功した一員です。
蒼馬圭介がブルーキーパーになったのはつい最近のことですが、彼が適応手術を受けたのは13年前のことです。
13年前に、蒼馬圭介はブルーキーパーになるために手術を受け、成功しましたが、当時のレッドキーパーは青嶋庄吾のことをすごく気に入っていたので、ブルーキーパーは青嶋庄吾が担いました。
蒼馬圭介は不服でしたが、誰もが赤刎創星に逆らえないので、彼はずっと一般の位階持ち隊員でした。
時期はほぼ同時ですが、青嶋庄吾は少しだけ蒼馬圭介よりも早く適応手術に成功しました。
パイロンの巣襲撃事件まで、青嶋庄吾は13年間ずっとブルーキーパーを担っていたので、適応手術に成功したとしても、蒼馬圭介はこの間にブルーキーパーになったことは一度もありませんでした。
蒼馬圭介が13年間ブルーキーパーとして活躍したことは一度もなかったのですが、それでも彼の竜神パワーへの適性は存在しています。
そして13年が経ったとしても、蒼馬圭介が引き出せる神具の威力が減ることはありませんでした。
戦隊大失格の第98話で蒼馬圭介は初めてブルーキーパーとして戦場に出て、第100話の中で蒼馬圭介は見事な反撃を見せてくれました。
蒼馬圭介は間違いなく竜神戦隊のために大活躍をしましたが、彼の活躍を見れば、適応手術の凄さがわかります。
蒼馬圭介は13年間ブルーキーパーに変身したことがなく、怪人軍団幹部を一人で討伐したこともなかったのですが、それでも蒼馬圭介は一回で成功しました。
蒼馬圭介が一回で成功したことから、適応手術の効果は永遠に続く物だと考えられます。
そして適応手術を受けた人間が竜神パワーを使うかどうかは関係ないのです。
たとえその人間がずっと竜神パワーを使っていなかったとしても、適正が消えることはありません。
怪人軍団幹部は怪人化剤で無限復活を実現しましたが、適応手術がある限りドラゴンキーパーになれる人間も次々に出てきます。
☆適応手術と失敗者
適応手術の成功率は50%しかないことがわかりましたが、手術に失敗した場合何が起きるのかはまだ判明されていません。
戦隊大失格第98話の中で、「竜神パワーに耐えられず崩壊する」とレッドキーパーの赤刎創星はざっくり説明しました。
どの部分が崩壊するのかは説明していないので、崩壊するのが人間の精神である可能性はあります。
そして精神が崩壊した人間が怪人という生き物に生まれ変わる可能性もあります。
怪人軍団幹部は抜きん出た能力を持っているのが特徴の一つですが、彼らはほとんど知性をなくしています。
怪人軍団幹部は新たな生物である可能性があれば、人間が自我を忘れて、暴走してしまった姿である可能性もあります。
戦隊大失格の第100話の中で、怪人化剤セットを全部受けた立花音呼は完全に知性を失って、トドマスクになりました。
あの時の立花音呼の意識はもうなくなりましたが、トドマスクは全盛期の力を取り戻しました。
どうして怪人軍団幹部が抜きん出た能力を持っているのかは大きな謎ですが、トドマスクや他の怪人軍団幹部たちの能力は竜神パワーの一部だった可能性はあります。
もし適応手術に失敗した人間が自我を失って、竜神パワーの一部を使えるような化け物に変わってしまったのなら、彼らが怪人軍団幹部である可能性はあります。
☆適応手術と怪人化剤
適応手術は素晴らしい発明で、その手術は竜神パワーを使うための工程ですが、怪人保護協会の理事の一人、橙代大介が開発した怪人化剤に似ています。
怪人化剤は怪人保護協会の理事たちが怪人軍団幹部になるための秘密兵器ですが、その怪人化剤を受ければ、神具VER2・0の能力を全部発揮できます。
本物の神具と同じく、神具VER2・0も錫切夢子の秘密、竜神エネルギーや竜神パワーにかかわっている武器なので、一般人が神具VER2・0の全てを発揮するのは無理です。
神具VER2・0は本物の神具と同じで、全てを発揮するために優秀な身体能力が必要です。
橙代大介が開発した怪人化剤を全て受ければ、人間はすぐに神具VER2・0に適応して、全ての能力を引き出せます。
怪人化剤のこの能力は竜神戦隊の適応手術に似ています。
竜神戦隊の適応手術も人間の体を竜神パワーが使えるように強化する手術です。
竜神戦隊のドラゴンキーパーたちは適応手術が成功した人間ですが、失敗した人間たちがどうなったのかは判明されていません。
橙代大介は何度も失敗したから今の怪人化剤を完成させました。
今の完成を受ければ、人間は怪人軍団幹部になりますが、昔の失敗品を受けてしまったら、人間は怪獣になります。
これは昔の忌まわしき実験の産物と同じです。
橙代大介の実験も、竜神戦隊の忌まわしき実験も怪獣が出てきたことから一つの仮説が立てられます。
それは怪獣が適応手術で失敗した人間たちが変わった姿で、ドラゴンキーパーは成功した人間たちの姿です。
そして怪人軍団幹部たちは成功した人間たちが自我を忘れて、暴走してしまった姿だということです。
怪獣でも、怪人軍団幹部でも、ドラゴンキーパーでも一般の人間よりも圧倒的に強い体を持っています。
そして怪獣でも、怪人軍団幹部でも、ドラゴンキーパーでも巨大な竜神パワーの一部を利用しています。
これはただの仮説ですが、この三つの精力はどれもが人間から離れているので、繋がっている可能性は高いです。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。