出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第87話
「戦隊大失格」第87話の中で、天使型幹部の能力の一部が描かれています。
天使型幹部は非常に強い幹部で、彼には特殊なリングを出す能力があって、そのリングを通れば空間移動ができます。
特殊なリングを通れるのは天使型幹部だけではありません、第87話で薄久保薬師もそのリングを通りました。
自由自在に空間移動ができる天使型幹部はやはり竜神戦隊にとって厄介な敵です。
それではこれから最新話の感想と考察をお届けします。
最新話感想
怪人保護協会の理事たちは神具レプリカVER2.0で戦いましたが、残念ながら彼らは全滅しました。
神具レプリカVER2.0の性能が低いという問題はあると思いますが、今回怪人保護協会は間違った相手に手を出したのです。
各部隊の従一位たちの実力は全員がバラバラですが、グリーン部隊の翡翠かのんは非常に強い従一位です。
翡翠かのんが強いのは神具レプリカの性能ではなく、強い覚悟を持っているからです。
どんな時でも強い覚悟を持っているから、怪人軍団の幹部以外の敵に、翡翠かのんは負けません。
他の部隊の従一位と比べれば、グリーン部隊に所属する翡翠かのんは強い幹部と戦うチャンスがありますので、いままでの討伐で多くの経験を積みました。
怪人保護協会の皆は竜神戦隊の弱い隊員と戦っていると思っていますが、実は、彼らは強い戦士と戦っていたのです。
最新話徹底考察
☆薄久保薬師の過去
戦隊大失格の最新話の第87話で怪人保護協会の代表理事、薄久保薬師の過去が描かれました。
怪人たちのために声を出し、行動をする薄久保薬師は怪人の大ファンだったのです。
怪人のファンだからこそ、薄久保薬師は怪人保護協会に入って、怪人のために行動しようとしました。
怪人は邪悪な存在ですが、負けるとわかっていても、最後まで戦う彼らの姿に薄久保薬師は惚れました。
怪人に近づける方法がないから、薄久保薬師は自分の気持ちを押さえましたが、13年前に怪人が本当に地上に降りたから、薄久保薬師の人生はかわりました。
薄久保薬師は念願の怪人に出会える上に、彼らのために行動できるチャンスを得ました。
今でも怪人たちは悪の存在ですが、彼らが奴隷のような生活をしている事実を知った薄久保薬師は最後まで怪人のために戦うと決めました
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第87話
☆ブルー部隊の仕事
蒼馬圭介が四代目のブルーキーパーに復職をした後、早速仕事を始めました。
蒼馬圭介が受けた最初の仕事、それは怪人軍団と茶番劇をやることです。
竜神戦隊のイメージが悪くなり、ファンを失っている一方、怪人軍団のうま「午」の幹部、フワリポンは動画を投稿し始めて、ファンを大量集めていました。
人々が竜神戦隊を諦めて、怪人軍団の幹部、フワリポンのファンになる未来をドラゴンキーパーたちは見たくないので、すぐに対策を用意しました。
ドラゴンキーパーたちは幹部のフワリポンの居場所をあぶりだすよりも、フワリポンのイメージをつぶすことを選びました。
怪人軍団の幹部は所詮ドラゴンキーパーに勝てない生き物というイメージを民衆に見せれば、民衆の心は再びかわります。
実際、竜神戦隊が用意した脚本で茶番劇を見せた後、民衆の心は確かにかわりました。
竜神戦隊は長い間民衆の心を掴んでいた組織、イメージを改善するのは造作もないことです。
☆怪人軍団幹部の近況
戦隊大失格の最新話の第87話の中で、地上に姿を現した怪人軍団のうま「午」の幹部、フワリポンの姿が描かれました。
怪人軍団のとり「酉」の幹部、ペルトロラはいまだにどこかで姿を隠していますが、幹部のフワリポンはなんと、堂々と動画を投稿し始めています。
怪人軍団の幹部が動画を投稿するのは信じられないことですが、これは事実です。
抜きん出た能力を持つ幹部が動画を投稿するなんて、馬鹿馬鹿しそうに見えますが、実はこれは得策と言えます。
幹部のフワリポンが考えなければならないことはドラゴンキーパーをつぶすことではなく、民衆の支持を得ることです。
動画サイトで動画を投稿して、幹部でも人類の友だちになれるイメージを作れば、幹部のフワリポンの勝利です。
竜神戦隊は正義の組織だと言え、資金がなければなんにもできません。
幹部のフワリポンは怪人保護協会と手を組んで、必要な知識や技術を得たので、後は竜神戦隊の資金を奪えれば、竜神戦隊が負ける未来は訪れます。
☆戦闘員Dが取る選択
戦闘員Dは戦うことしか考えたくないのですが、彼は再び問われました。
怪人として生きるのか、それとも竜神戦隊の一員として生きるのか、戦闘員Dが生きている限り、この質問は永遠に消えません。
戦闘員Dはいまでも竜神戦隊のことが大嫌いですが、竜神戦隊に残りすぎた結果、戦闘員Dの心に変化がありました。
そして怪人軍団から離れすぎた結果、今の戦闘員Dは怪人の部分を失っていきます。
戦闘員Dはもともと邪悪な怪人を目指していましたが、今はその邪悪な部分が徐々に消えています。
戦闘員Dの上司であるグリーンキーパーや翡翠かのんはできるだけ彼を守っていましたので、戦闘員Dの竜神戦隊への憎しみも少しずつ消えています。
これから戦闘員Dが完全に怪人軍団を離れれば、戦闘員Dは同時に怪人軍団や怪人保護協会の敵になりますが、今の戦闘員Dは竜神戦隊に残った方がメリットはあります。
なぜなら竜神戦隊の中には使える戦力や武器があるからです。
今回の怪人保護協会の包囲を突破できても、突破できなくても、戦闘員Dはこれから使える戦力を集められます。
翡翠かのんだけではありません、グリーンキーパー、ピンクキーパーや錫切夢子でも戦闘員Dのために戦ってくれるので、この戦力でうま「午」の幹部、もしくは天使型幹部をつぶせます。
そして竜神戦隊に残れば戦闘員Dは本物の神具や神具レプリカを奪えるので、もうしばらく竜神戦隊に残るべきです。
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第87話
☆竜神戦隊の原点
戦隊大失格の最新話の第87話の中で、竜神戦隊の原点が描かれました。
竜神戦隊は13年前に結成された組織ではなく、20年前からすでに存在した組織だったのです。
信じがたいことですが、これは嘘ではなく、事実です。
ただ、この事実を知っている人間は非常に少ないのです。
最近の若者はもちろん、30代の人間たちや怪人軍団の怪人たちもこのことを知らないのです。
もともと存在した組織なのに、どうしてこれほどの変化があったのか、どうしてあの時にも怪人がいたのか、その理由について一つの仮説が立てられます。
20年前、戦隊大失格の世界にある特撮ドラマが流行りました。
その特撮ドラマの中には戦闘員や幹部(姿はロボット寄り)という悪役がいて、人々を守るドラゴンキーパーもいました。
特撮ドラマは人気があったのですが、所詮ドラマ、神具がなければ、特殊能力もありません。
初代のブルーキーパーである青嶋理久人は特撮ドラマでブルーキーパーを演じていた人物だと考えられます。
13年前、抜きん出た能力を持つ12人の怪人軍団幹部は浮遊城とともに地球にたどり着きました。
怪人軍団の幹部たちは世界征服をしようと行動しましたが、人類は昔のヒーロー、ドラゴンキーパーを思い出しました。
あの時のレッドキーパー、赤刎創星は民衆に受け入れられるように、特撮ドラマの設定を全部使いました。
レッドキーパーはともに戦ってくれる同志を集めて、ドラゴンキーパーは復活しました。
復活したドラゴンキーパーたちは竜神の力を借り、竜神エネルギーを研究して、いろいろな道具を開発したので、一年だけで怪人軍団幹部の討伐に成功しました。
そして12年前、多くの怪人軍団幹部が討伐され、浮遊城は実質壊滅になって、怪人軍団の戦闘員たちは奴隷になりました。
以上が『考察タイム』が立てた仮説です。
☆戦闘員という生き物
竜神戦隊の原点について考察した後、次は戦闘員という生き物を考察しなければなりません。
なぜなら竜神戦隊だけではなく、戦闘員も昔に実在したのです。
もし竜神戦隊の原点の仮説が正しいのなら、おそらく戦闘員という生き物は抜きん出た能力を持つ怪人軍団の幹部たちが特撮ドラマを真似して、作り出した生物です。
そもそも戦闘員という生き物に一つ奇妙な部分があります。
怪人軍団の幹部たちが生みの親のはずなのに、戦闘員たちは少しも幹部に似ていない上に、特殊個体の戦闘員も生まれていません。
もし戦闘員が本当に怪人軍団の幹部たちの細胞、もしくは体内の何かで作られた生命なら、少しは似ているはずですし、強い個体が生まれてもおかしくありません。
ですが、戦闘員たちは弱いままで、全員ほぼ同じ顔です。
戦闘員の原点について、『考察タイム』は一つの仮説を立てました。
13年前、抜きん出た能力を持つ怪人軍団の幹部たちが浮遊城に着いた後、侵略活動を始めました。
侵略活動は順調でしたが、神具というチート武器が誕生した後、戦況はどんどんかわりました。
そして幹部たちはドラゴンキーパーたちが脅威的な敵だと判断しました。
順調に世界征服ができるように、マンパワーが必要な怪人軍団の幹部たちは特撮ドラマに出会い、ヒントを得ました。
強い個体がなくても、強い能力がなくても、不死身の能力さえあれば、戦闘員という生き物は凄まじいマンパワーになります。
戦闘員作りを決めた後、幹部たちは力を合わせて、特撮ドラマにあった戦闘員たちを見事に作り出しました。
大量の戦闘員が生まれた後、幹部たちは戦闘員を分け合って、それぞれの戦場へ向かいました。
戦闘員たちも、幹部たちもこれで世界征服ができると思いましたが、たった一年で竜神戦隊が勝利を得たことは誰にとっても想像外でした。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。