出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第78話
「戦隊大失格」第78話でイエロー部隊の従一位、錫切夢子や戦闘員Dは敗北しましたが、奇跡的に二人とも討伐されていませんでした。
錫切夢子や戦闘員Dの正体はグリーンキーパーに知られた上に、レッドキーパーも参戦したので、二人が生きられるチャンスはほぼないと言えます。
ドラゴンキーパーを二人同時に倒すことは不可能なことで、錫切夢子や戦闘員Dは討伐されるはずですが、二人は死ぬどころか、無事に生きています。
グリーンキーパーが錫切夢子や戦闘員Dを見逃したことには必ず意味があります。
それではこれから戦隊大失格第78話の感想や徹底考察をお届けします。
最新話感想
戦闘員Dは今回の激しい戦いで二人のドラゴンキーパーに討伐されず、奇跡的に生き抜きましたが、彼はすごく悔しがっています。
戦闘員Dは自分の迷いで誤った選択を取ったことに、すごく、すごく悔しいと思ったのです。
悔しいと感じたと同時に、ターゲットであるグリーンキーパーは最後の最後まで自分をバカにしていたと戦闘員Dも感じています。
確かにグリーンキーパーが最後に言ったセリフはちょっと酷いですが、見方を変えれば、別の意味が感じられます。
下級戦闘員が死のうが生きようが自分にとってはどうでもいいことだと、グリーンキーパーは戦闘員Dに伝えました。
戦闘員は特殊能力や目立ったところを何も持っていない生物なので、誰も相手にしてくれないのは当然なことです。
ですが、戦闘員Dが優秀な隊員として成長すれば、グリーンキーパーは彼に注目します。
どうでもいいと思ったのは戦闘員のことで、戦闘員以外の者であれば、その者の生死はグリーンキーパーにとって重要です。
戦闘員がどれほど頑張っても所詮最下層にいる生き物で、栄光などを得られない上に、何もできません。
しかし、戦闘員Dが優秀な隊員として活躍し続ければ、栄光を手に入れることはもちろん、いずれレッドキーパーを討てる可能性を手に入れます。
戦闘員として反乱するより、今の戦闘員Dは桜間日々輝隊員として活躍し続ける方がメリットは多いです。
最新話徹底考察
☆レッドキーパーの武器
戦隊大失格の第78話に、今のレッドキーパーが使っている武器が描かれました。
レッドキーパーの最強武器、神具は第5話の時既に戦闘員Dに盗まれたので、それ以来レッドキーパーは神具を失いました。
戦闘員Dは神具を奪っただけでレッドキーパーを封じられると思っていましたが、実はレッドキーパーはまだまだ戦えます。
なぜならレッドキーパーはレッド部隊の神具レプリカを代用品として使ったのです。
本物の神具と違って、神具レプリカが出せる技は一種類しかないのですが、今のレッドキーパーにとって十分です。
レッドキーパーは派手な技、「八岐大蛇」が大好きのようなので、長い銃の神具レプリカで「八岐大蛇」を発射するだけで、レッドキーパーはいろいろな状況に対応できます。
神具レプリカはもともと位階持ち隊員のための武器ですが、レッドキーパーが自分の物として使った以上、レッド部隊の位階持ち隊員達はもう神具レプリカを使えない可能性が高いです。
戦隊大失格第74話の時、グリーンキーパーが今のレッドキーパーを討つことができないと言ったのはおそらくこのことを知ったからです。
レッドキーパーは神具レプリカでも戦えるから、今のレッドキーパーを討たない方がいいとグリーンキーパーは判断したのでしょう。
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第78話
☆最低な味方
民衆に愛されているレッドキーパーは最悪なヒーローであると同時に、味方としても最低です。
レッドキーパーは平気で部下を殺せる上司であることは知っていますが、レッドキーパーは仲間であろう他のドラゴンキーパー達に対しても態度は変わらないです。
戦隊大失格第78話で、レッドキーパーは野良怪人を討伐するために現場へ行きましたが、そこには怪人が一匹もいませんでした。
怪人がいなかった代わりに、噂になっている大きな怪獣が出現して、大暴れしました。
怪獣が現れたのを知った途端、レッドキーパーは再び何も考えず、強力な技を発射しようとしました。
レッドキーパーがしようとしていることに気づいて、グリーンキーパーはすぐに止めに行きました。
なぜならグリーンキーパーの家は近くにいて、家を巻き込みたくないから、彼はもう少し待ってから技を発射するようにとレッドキーパーに伝えました。
普通の人ならばこの状況で技を発射するのをやめにしますが、レッドキーパーは違います。
味方の家が近くにあるのに、レッドキーパーは10秒だけ待ってくれました。
結局グリーンキーパーの家は巻き込まれていませんが、10秒だけ待つのはとてもおかしいです。
竜神戦隊に長い間君臨している間、レッドキーパーの思考や行動はどんどん極端的になっていきます。
☆グリーンキーパーの目的
グリーンキーパーは戦闘員Dを殺さず、正体をもレッドキーパーに言っていなかったのです。
グリーンキーパーが戦闘員Dを生かしたことに目的があるはずです。
その目的について二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それはレッドキーパーを討伐するためです。
レッドキーパーがどのような男なのか、グリーンキーパーは良く知っています。
いままでグリーンキーパーはレッドキーパーの行動に何も言わなかったのですが、グリーンキーパーが何も感じていないこととは言えません。
レッドキーパーは最低な上司、最悪な味方なので、グリーンキーパーがレッドキーパーを討ちたいと思っていてもおかしくありません。
レッドキーパーを討つために、グリーンキーパーはどうしても味方が必要です。
二つ目の可能性、それは戦闘員Dを捨て駒として使うことです。
正体が戦闘員だとしても、グリーン部隊は人手不足であることは変わらないのです。
デスメシア、謎の大怪獣や生き残っている怪人軍団の幹部達、グリーンキーパーが対処しなければならないことは多いです。
そして今のグリーンキーパーは人手が必要で、戦闘員Dを捨て駒として使えれば何かあった時、グリーンキーパーにはダメージがありません。
☆グリーンキーパーと錫切夢子
錫切夢子は竜神戦隊の敵で、怪人軍団の戦闘員に協力していることをグリーンキーパーは知っていますが、グリーンキーパーはレッドキーパーに言わなかったのです。
あの時、グリーンキーパーがレッドキーパーに全ての事実を伝えていたら、今頃錫切夢子は死んでいたでしょう。
グリーンキーパーが錫切夢子を守ったことには必ず目的がありまして、その目的について二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それはイエローキーパーに恩を売るためです。
情報屋の七つの道具は誰が作ったのかはまだ判明されていませんが、イエローキーパーが開発した可能性は高いです。
これから多くの強敵と戦うので、グリーンキーパーがイエローキーパーにさらに多くの機械を作ってもらうことはありえます。
他の部隊と違って、イエローキーパーは相当錫切夢子を信頼し、大切にしているので、錫切夢子のためならば、イエローキーパーはできることをしてくれるのでしょう。
二つの可能性、それは戦闘員Dを知るためです。
今回の戦いで、錫切夢子は戦闘員Dの味方で、戦闘員Dのことを知っていることが判明しました。
グリーンキーパーは戦闘員Dに興味を持っているようなので、錫切夢子に戦闘員Dのことを聞き出す可能性は高いです。
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第78話
☆グリーン部隊の未来
グリーンキーパーは戦闘員Dのことを桜間日々輝隊員として受け入れようとしています。
デスメシア、謎の大怪獣や生き残っている幹部達が大暴れをする可能性がありますので、グリーンキーパーが戦闘員Dを殺しても状況が良くなることはありません。
多くの敵が現れる可能性が高いのですが、今のグリーン部隊は不完全であるため、実際に活躍できる可能性は低いです。
今のグリーン部隊は正一位を含めても四人しかなくて、その中の一人は裏切り者の戦闘員Dです。
そして今のグリーン部隊が使っている神具や神具レプリカは合計二つしかなくて、他の神具レプリカやカートリッジは全然出番がありません。
グリーンキーパーには「天津甕星」、「大国主神」や「少名毘古那神」の技がある以上、この三つの神具レプリカやカートリッジが存在することは間違いないのです。
グリーン部隊が完全に機能するように、グリーンキーパーは薄久保天使隊員を位階持ち隊員にして、神具レプリカを持たせるしかありません。
優秀な隊員が一人でも増えることができれば、小隊が戦場で生き抜ける可能性は上がります。
☆仁義のある錫切夢子
イエロー部隊の従一位、錫切夢子は仁義のある隊員です。
今回の戦いは戦闘員Dのための戦いだとも言えますが、実のところ一番努力して、一番ダメージを受けたのは錫切夢子です。
戦闘員Dは最下層な生き物で、特殊能力や武器は持っていませんが、逃走に使える擬態能力があります。
戦闘員Dがいままで多くの困難を乗りこえたのもそのおかげです。
今回の作戦は戦闘員Dが最もメリットをもらえる作戦なのに、錫切夢子は最後まで戦ってくれました。
そしてグリーンキーパーと一騎打ちをして、ひどく負傷したのに、錫切夢子は目が覚めた途端、すぐに戦闘員Dを助けようとしました。
戦闘員Dはいまでも錫切夢子を信用していませんが、錫切夢子は戦闘員Dの頼れる味方であることは間違いないです。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。