出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第89話
戦隊大失格の中に登場する竜神戦隊は人類を守り、様々な勝利を手に入れた正義の組織ですが、今は凄まじい速度で墜落しています。
戦隊大失格第88話の中で行われた戦保談義は用意された罠で、それに気づかなかったレッドキーパーはまんまと罠へ落ちました。
間違っているのはレッドキーパーだけですが、抑えられなかった民衆の怒りは竜神戦隊の隊員たちを全員巻き込みました。
激しい勢いで墜落している竜神戦隊がこれから有効な策を打たなければ、竜神戦隊という組織は消えてしまいます。
そこで今回は竜神戦隊に残された道について考察してみたいと思います。
☆墜落している竜神戦隊
竜神戦隊は13年の間で誰もが知っているほどの巨大で正義な組織に成長して、ずっと玉座の上に座り続けていました。
たとえ抜きん出た能力を持つ怪人軍団の幹部たちでも、正面から竜神戦隊を潰すのは無理と言えます。
13年の間に竜神戦隊は竜神エネルギーを開発して、神具や神具レプリカなどの兵器をも開発しましたので、誰も竜神戦隊の敵ではないのです。
ですが、そんな竜神戦隊にも大きな弱点があります。
巨大な竜神戦隊はたった一人の人間が支配していて、その人間は短気、傲慢で暴力的な赤刎創星です。
赤刎創星は容姿以外取柄のない男で、彼を狙って攻撃することは難しくありません。
怪人軍団の幹部たちは怪人保護協会と手を組んで、レッドキーパーの赤刎創星をはめるための大きな罠を用意しました。
赤刎創星が少しも冷静になれば罠に落ちることはないのですが、残念ながら赤刎創星はまんまと罠に落ちました。
そして赤刎創星が罠に落ちたせいで、竜神戦隊は破滅の道を歩み始めました。
もし赤刎創星がすぐに自分が間違ったのを意識できて、すぐに問題を直せば大事にはならないのですが、残念ながら赤刎創星は最後まで何も変わらなかったです。
赤刎創星が最後まで自分の問題を直さなかった結果、竜神戦隊は止められない速度で落ちて、各業界に封殺されています。
☆悔しがる戦闘員D
戦隊大失格の第89話の中で、戦闘員Dはすごく悔しがっていました。
奴隷生活から解放するために、真の邪悪な大怪人になるために、戦闘員Dは勇気を出して、浮遊城から地上へ降りました。
地上で大暴れをしていた間に、戦闘員Dは奇跡的にレッドや三代目のブルーキーパーをも討伐できました。
これは間違いなくすごくいい戦績ですが、残念ながら結局戦闘員Dは無駄な働きをしてしまったのです。
死んだはずの赤刎創星はまだ生きている上に、復職した蒼馬圭介は四代目ブルーキーパーになりました。
そして戦闘員Dが苦労して手に入れたレッドやブルーの神具も意味がなかったのです。
専用のカートリッジがあれば、ドラゴンキーパーたちはいつでも神具レプリカを代用品として使えます。
戦闘員Dは自分の戦いに意味があったと信じたいのですが、残念ながら結果から見れば戦闘員Dの戦いに意味がないのです。
戦闘員Dが一生懸命に戦ったとしても、竜神戦隊は少しもダメージを受けていませんでした。
ですが、戦闘員Dが嫌いな怪人軍団の幹部たちや怪人保護協会一つの罠だけで竜神戦隊を封殺できました。
誰もがドラゴンキーパーを嫌いになった上に、スポンサーたちも竜神戦隊を裏切ったので、竜神戦隊は一瞬で敗北し、玉座から落ちてしまいました。
自分が長い間考えたプランが効かなかったのに、大っ嫌いな上司たちが的確に竜神戦隊を潰した今、戦闘員Dが悔しがっているのは仕方ないことです。
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第89話
☆竜神戦隊に残された道、その一
今でも激しい勢いで落ちていますが、竜神戦隊やドラゴンキーパーたちは急いで有効策を打たなければなりません。
時間が経てば経つほど、赤刎創星は偉い事件を次々に起こしますので、竜神戦隊のイメージは更に悪くなります。
竜神戦隊に残された道、手段について三つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それはグリーンキーパーに賭けることです。
ドラゴンキーパーにおいて、グリーンキーパーは怪人軍団の幹部たちの情報を最も掴んでいる男で、これから従一位の翡翠かのんを救出するために、グリーンキーパーは必死で幹部たちの居場所を探します。
隠れている怪人軍団の幹部たちの居場所を見つけるのに時間はかかりますが、グリーンキーパーは仕事のできる男なので、問題なく幹部たちの居場所を見つけられる可能性は高いです。
グリーンキーパーが幹部たちの居場所を見つけ次第、全ドラゴンキーパーがそれぞれの神具を持って、その場所に奇襲をしかけるべきです。
短時間に竜神戦隊を変えることは難しいのですが、先に問題の根源を解決すれば、竜神戦隊はゆっくりイメージを変えることができます。
邪悪な幹部たちこそ全ての問題の根源なので、確実に彼らを殺せば、竜神戦隊は一旦安心できます。
☆竜神戦隊に残された道、その二
二つ目の可能性、それは竜神戦隊のリーダーを一時的にピンクキーパーに変えることです。
レッドキーパーである赤刎創星が短時間で性格を変えるのは無理と言えます。
赤刎創星は誰もが制御できない男で、たとえ窮地に落ちたとしても、赤刎創星は変わらないのです。
赤刎創星は竜神戦隊のイメージが悪くなる原因なので、竜神戦隊は急いで別のリーダーに変えた方がいいです。
ドラゴンキーパーにおいて、レッドキーパーの人気に匹敵できるのはピンクキーパーだけです。
ピンクキーパーは悪い噂がない上に、悲しい過去や絶世の美貌をも持っていますので、リーダーの座を一時的に座る資格は十分にあります。
ピンクキーパーがリーダーになって、竜神戦隊の隊員たちと一緒にイメージを改善すれば、竜神戦隊にはまだ未来があります。
無事にイメージを改善して、怪人軍団や怪人保護協会をも潰した後、再び赤刎創星にリーダーの座を譲っても問題ないのでしょう。
☆竜神戦隊に残された道、その三
三つ目の可能性、それは正式的に赤刎創星に重い罰を与えることです。
民衆にとって赤刎創星は大の大罪人です。
戦保談義で薄久保薬師の腕を潰しました、戦保談義で自分の隊員にブチ切れました、何度も自分の隊員を殺したと特撮版ドラゴンキーパーを全部無視しているなど、民衆は赤刎創星のことが大嫌いです。
赤刎創星がいる限り、民衆の竜神戦隊への怒りは消えません。
竜神戦隊の未来を潰したのは赤刎創星ですが、竜神戦隊のイメージを救えるのも赤刎創星です。
もしドラゴンキーパーたちやリュージン君が赤刎創星を説得して、一時的に重い罰を受けてくれるのなら、竜神戦隊にはまだチャンスが残っています。
民衆が赤刎創星を嫌っている理由、それは赤刎創星が何の罰も受けていないことです。
赤刎創星が正式に、民衆の前で重い罰を受けてもらえるのなら、民衆は赤刎創星や竜神戦隊の誠意を感じることができて、許してくれる可能性はあります。
民衆が許してくれるのなら、後は怪人軍団の幹部たちを抹殺すれば、全ての問題は解決します。
☆竜神戦隊の未来
ファンが離れ、隊員が退職になって、スポンサーも裏切ってしまった今、竜神戦隊は終わりが近づいています。
もし竜神戦隊がイメージを改善できれば、これから竜神戦隊が皆の前から消えることはありません。
ですが、もし竜神戦隊が何もしなければ、竜神戦隊は消えてしまうと同時に、怪人軍団は世界征服という目的を達成します。
戦隊大失格の第89話の中で、怪人軍団の幹部たちは大怪人デスメシアの復活を始めようとしました。
大怪人デスメシアという存在はまだ実際に登場していませんが、恐ろしいほどに強い怪人であることは間違いないので、大怪人デスメシアを止められるのは本物の神具だけです。
大怪人デスメシアの力で世界征服を達成した後、怪人軍団のうま「午」の幹部のフワリポンは今度、竜神エネルギーや竜神戦隊が昔に行った忌まわしき実験に手を出す可能性は高いです。
フワリポンが更なる技術や知識を手に入れた時、竜神戦隊は反撃する能力すら失います。
レッドキーパーの赤刎創星は最低最悪な男ですが、世界征服を企んでいる怪人軍団から人類を救えるのはドラゴンキーパーだけです。
赤刎創星は正直消えてもいいのですが、ドラゴンキーパーたちに残ってもらわないと、人類を守れるヒーローはいなくなります。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。