出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第94話
戦隊大失格の中に登場する桃江才華は初代のピンクキーパーで、13年前の竜神戦隊の一員でもあります。
世界征服をしようとしていた邪悪な怪人から人類を守ってくれたから、桃江才華は超有名な女性になりましたが、彼女は間違った相手に人生を賭けました。
桃江才華はある化粧品のイベントで記者である右京楓に出会い、彼女の危ない誘いに乗っていたから、桃江才華の人生は大きく変わりました。
もし桃江才華が右京楓を無視していれば、桃江才華は竜神戦隊のピンクキーパーとして地位、名声や金を全部手に入れることが可能です。
桃江才華は右京楓を信じていたから、惨い最後を迎え、ピンクキーパーは交代しました。
桃江才華は既に亡くなっていた人物ですが、彼女の影響はいまでも残っていますので、今回は桃江才華について考察してみたいと思います。
☆桃江才華と竜神戦隊
戦隊大失格第94話の中で、桃江才華が自宅で亡くなったのが発見されました。
あの時の桃江才華は既に竜神戦隊のドラゴンキーパーの一人として活躍していたので、彼女は誰もが知っているほどの有名人です。
それほどに立派な女性が自殺するはずがないのですが、桃江才華は自殺したと警察はそう判断しました。
人々は桃江才華の死に疑問を抱かなかったのですが、彼女の死には巨大な闇が潜んでいます。
桃江才華が亡くなる前に、彼女は大きな過ちを犯しました。
それは記者である右京楓の危ない誘いに乗ってしまったことです。
13年前の竜神戦隊の一員だから、桃江才華が特撮ドラゴンキーパー、特撮ドラゴンキーパーの悲願、忌まわしき実験や錫切夢子の秘密を全て知っている可能性は非常に高いです。
全てを知っている一員だから、桃江才華は当然怪人という生き物をもよく知っています。
竜神戦隊の秘密をたくさん知っている桃江才華が黙っていれば、レッドキーパーの赤刎創星やイエローキーパーの黄谷真夜が彼女に手を出すことはなかったです。
なぜならピンクキーパーである桃江才華は大事な戦力で、大事な商品だからです。
桃江才華が死ぬ前に、彼女は既にピンクキーパーとして化粧品のイベントに出ていたので、竜神戦隊は彼女のおかげで儲かっていると考えられます。
桃江才華が黙っていれば、更に有名になって、更に多くの金を稼ぐことは可能ですが、残念ながら彼女は右京楓に全ての秘密をばらしてしまいました。
その結果、竜神戦隊やドラゴンキーパーの逆鱗に触れていた右京楓は酷い攻撃を受け、桃江才華は死にました。
☆桃江才華と右京楓
右京楓は桃江才華の人生を潰してしまった張本人です。
記者である右京楓が正しい物を探し回って、正義を求めていたことは間違っていませんが、彼女は無謀すぎます。
竜神戦隊が巨大な悪だと気づいて、証言を手に入れたのに、何の策も練られず、竜神戦隊を攻めようとした右京楓は愚かとしか言いようがありません。
右京楓が何も考えずに桃江才華に接触して、彼女と一緒に竜神戦隊を打倒しようとしたから、全ては悪い方向へと進みました。
桃江才華が死んだ後、左山十字に再会したおかげで右京楓は自分に迫ってくる闇から逃げられましたが、それでも彼女は少しも成長しなかったです。
左山十字と一緒に怪人保護協会に参加して、代表理事の一人になったのは正解な判断ですが、それ以外彼女が取った正しい行動は一つもなかったです。
全ての裏や秘密を知っている橙代大介がそばにいるのに、右京楓は彼から有益な情報を少しももらえなかったです。
そして右京楓は長い間上司の薄久保薬師と一緒に活動していたのに、右京楓は彼が怪人教の生き残りであったことを全く知らなかったのです。
右京楓がどれくらい怪人保護協会にいたのかは判明されていませんが、それでも彼女が知らないことはたくさんあります。
右京楓は確かに竜神戦隊や赤刎創星に凄まじい怒りを抱いていますが、その怒りをどうやって利用するのかは少しも考えていなかったです。
そしてその結果、右京楓はいつもその怒りを正しい方向に使うことができなかったです。
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第94話
☆桃江才華と桜間世々良
初代ピンクキーパーの桃江才華と現ピンクキーパーの桜間世々良は真逆な人間です。
桜間世々良は誰もが驚くような美人ドラゴンキーパーですが、彼女は元々正義やヒーローという物に幻想を抱いていなかったです。
桜間世々良が竜神戦隊の一員になったのは正義の味方になりたいのではなく、弟を守るためや憎き怪人を殺すためだったのです。
最初から竜神戦隊やドラゴンキーパーに幻想を抱いていなかったから、桜間世々良は一員になった後も何も調査せず、全ての闇を黙っていました。
怪獣や怪人軍団幹部の過去を知らなくても、桜間世々良はレッドキーパー、赤刎創星がやばい男であることをよく知っていますが、彼女は全部無視していました。
手術を受け、正式にピンクキーパーになった後、桜間世々良はずっと仕事に没頭していました。
そして赤刎創星の仲間として活動している間に、桜間世々良も少しずつ変わっていきました。
桜間世々良はドラゴンキーパーの一人ですが、彼女は自分の隊員にも興味がないのです。
弟である桜間日々輝が安全であれば、他の人間の安全は桜間世々良にとってはどうでもいいのです。
桃江才華の例があるから、桜間世々良は余計な詮索を一切しない方が安全ですが、今の彼女は深くレッドやイエローキーパーに繋がっています。
レッドやイエローキーパーに何かがあれば、桜間世々良の生活は一気に崩壊しますので、何があっても彼女はあの二人が必要です。
ピンク神具を完全に発揮できる桜間世々良は確かに強いですが、本当の彼女はもうヒーローと呼べません。
桃江才華は右京楓のせいで亡くなりましたが、自分の未来よりも正義を選んだ桃江才華は間違いなく立派なヒーローです。
☆桃江才華とグリーンキーパー
どのドラゴンキーパーも自分のことを隠そうとしなかったのですが、グリーンキーパーはずっと本当の自分を隠していました。
自分の隊員や他のドラゴンキーパーに接近しない上に、グリーンキーパーは本当の自分を他人に見せていなかったです。
グリーン部隊の従一位、翡翠かのん以外、グリーンキーパーの真の顔を知っている人間はいないと言えます。
グリーンキーパーがずっと自分のことを隠していた理由はいまだに判明されていませんが、それは桃江才華に関係している可能性はあります。
戦隊大失格の第74話の中で、グリーンキーパーの千歳は翡翠かのんとある会話をしました。
隊員を自由自在に殺しまくっているレッドキーパーを見て、翡翠かのんは彼を討伐しようとグリーンキーパーに相談をしました。
翡翠かのんのあの発言はレッドキーパーや竜神戦隊への大きな反逆ですが、グリーンキーパーは彼女に叱っていなかった。
それどころか、グリーンキーパーは「できたら苦労しない」と言いました。
グリーンキーパーの返事は短い物でしたが、その返事からグリーンキーパーも赤刎創星に耐えられないとわかります。
赤刎創星がどれほどいかれているのかをグリーンキーパーはよく知っていますが、桃江才華という例がありますので、グリーンキーパーはずっと何もできませんでした。
グリーンキーパーには愛している家族がいますので、家族を赤刎創星との戦争に巻き込むわけにはいかないのです。
幸い、戦闘員Dを経由して、グリーンキーパーは一時的に錫切夢子と友好関係を結べましたので、怪人勢力との真っ向勝負が終わった後にレッドキーパーへ反撃することは可能です。
☆桃江才華と怪人勢力
初代ピンクキーパーである桃江才華は怪人勢力にも影響を与えました。
右京楓は失敗から成長できなかったのですが、桃江才華の事件は確かに彼女に大きな影響を与えました。
桃江才華の事件で右京楓や左山十字が覚悟を決めて、長い間竜神戦隊を潰すためにいろいろな計画を練っていたから、今の真っ向勝負に繋がりました。
そして桃江才華が事実を教えてくれたから、今の右京楓は左山十字と一緒に怪人化を受けられました。
もし怪人のことが少しもわからなければ、さすがの右京楓も怪人化剤を受ける勇気がないのです。
怪人は人間が作った生き物、桃江才華がこの証言を提供してくれたから、右京楓は希望が見えました。
戦隊大失格第100話の中で、怪人化剤をセットで受けたとしても右京楓はあっという間に討伐されましたが、それで怪人勢力が負けたとは言えません。
怪人化剤の真の力は怪人軍団幹部の復活なので、生贄さえ揃えれば、いつでも怪人軍団幹部たちは復活できます。
そして怪人勢力の真の目的は大怪人デスメシアの復活なので、この目的を果たせば一気に反撃できます。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。