出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第93話
戦隊大失格の中に登場する朱鷺田隼はレッド部隊の正三位で、本物の桜間日々輝や戦闘員Dに関わっています。
悪者の顔をしている朱鷺田隼は幼い頃、初代ブルーキーパーの施設で桜間日々輝と一緒に育てられて、共に成長しました。
成長した朱鷺田隼は怪人討伐が得意のレッド部隊に入隊しましたが、戦隊大失格の第二話の時に戦闘員Dに倒されました。
戦闘員ごとき倒された屈辱を朱鷺田隼は忘れることなく、今でも朱鷺田隼は戦闘員Dに復讐しようとしています。
戦闘員D自身も朱鷺田隼との戦いを楽しんでいるので、チャンスがあれば必ず朱鷺田隼を挑発します。
朱鷺田隼は自分でも気づいていないうちに戦闘員Dに影響されていましたので、今回は朱鷺田隼について考察してみたいと思います。
☆レッド従一位に担えるほどの隊員
口や態度は非常に悪くて、戦闘員ごときに負けたこともありますが、朱鷺田隼はレッド部隊の従一位を担えるほどの優秀な隊員です。
レッド部隊は怪人討伐が専門の部隊なので、中には戦いになれている強者が多くいますが、朱鷺田隼は彼らにも負けないのです。
レッドキーパーの赤刎創星が優秀な隊員を多く殺したおかげで、怪人討伐が強い朱鷺田隼は昇進できるチャンスがありますが、本人の顔が悪者に似ているため、赤刎創星は彼の昇進を認めてくれませんでした。
赤刎創星という人物の正体や昇進できないことを朱鷺田隼は知っていますが、それでも朱鷺田隼は竜神戦隊から離れず、一生懸命に仕事していました。
天ノ川中央動物園での怪獣討伐でも、真っ向勝負での戦いでも、朱鷺田隼はいつも真面目に仕事をしています。
そして怪人軍団のとり「酉」の幹部、ペルトロラとの戦いでも、朱鷺田隼はレッド神具レプリカで見事な戦いを見せてくれました。
☆他の隊員と関係
悪者のような顔をしているだけで朱鷺田隼は民衆に受け入れられていないのに、朱鷺田隼と竜神戦隊の隊員の隊員たちの関係も悪いのです。
朱鷺田隼はいつも悪い態度で会話をしますので、彼の態度に耐えられない隊員はたくさんいます。
グリーン部隊の従一位、翡翠かのんは耐えられない一員で、二人が出会えればいつも喧嘩をします。
そしてパイロンの巣での入隊試験の時、翡翠かのんは実際に朱鷺田隼に手を出しました。
翡翠かのんの他に、桜間日々輝や薄久保天使なども、朱鷺田隼は基本的に悪い態度で対応しています。
誰に対しても基本的に悪い態度を取りますが、朱鷺田隼はピンク部隊の従一位、撫子益荒男のことを尊敬していて、イエロー部隊の従一位、錫切夢子の強さを気に入っています。
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第92話
☆竜神戦隊から離れなかった理由
赤刎創星という男の素性や竜神戦隊の正体を知っていますが、戦保談義の後も朱鷺田隼は竜神戦隊から離れなかったです。
まだまだ怪人を殺したい理由は当然ありますが、朱鷺田隼が竜神戦隊から離れなかった理由はもう一つあります。
戦隊大失格第89話の時、朱鷺田隼は「俺だけではな」と言いました。
竜神戦隊の中にはたくさんの隊員がいますが、口や態度が悪い朱鷺田隼の友達と呼べる隊員は一人しかいません。
それは朱鷺田隼の幼馴染である桜間日々輝です。
朱鷺田隼はいつも桜間日々輝のことをバカにしていますが、二人は子供のころからずっと一緒に成長してきた友だちなので、朱鷺田隼が本当に桜間日々輝のことを嫌いになっているわけがありません。
これはただの推測ですが、朱鷺田隼はピンクキーパーと同じように、桜間日々輝を変えようとしている可能性は高いです。
本物の桜間日々輝はすごく優秀な男ですが、彼は非常に目立っている変人です。
桜間日々輝は邪悪な怪人と一緒に暮らしたい変人なので、朱鷺田隼がそんな彼の思考を変えたいと思うのは仕方ありません。
桜間日々輝(戦闘員D)が正式な隊員になった後、朱鷺田隼は彼の思考を変えるのを諦めましたが、友達を見捨てることができなかったです。
☆戦闘員Dを覚えている隊員
戦闘員ごときに倒されていたことを朱鷺田隼は今でもはっきりと覚えています。
あの時の大敗は屈辱過ぎたため、朱鷺田隼の戦闘員Dへの怒りは今でも消えていません。
そしてどんな時でも戦闘員Dへの復讐を考えているから、朱鷺田隼は戦闘員Dのことを覚えるようになりました。
他の戦闘員と同じ顔をしている戦闘員Dを覚えている人間は合計四人います。
本物の桜間日々輝、錫切夢子、グリーンキーパーと朱鷺田隼、この四人は戦闘員Dのことをはっきりと覚えています。
グリーン部隊の従一位である翡翠かのんは桜間日々輝が戦闘員であることを知っていますが、戦闘員Dは彼女に自己紹介をしなかったので、翡翠かのんは戦闘員Dのことが知らないのです。
それぞれが戦闘員Dを覚えている理由は違いますが、朱鷺田隼だけが戦闘員Dを殺そうとしています。
朱鷺田隼が自分を殺そうとしていることを戦闘員Dは知っていますが、朱鷺田隼は倒すべき敵なので、戦闘員Dは彼を待っています。
出典:春場ねぎ(著)戦隊大失格第80話
☆赤刎創星に信頼されている男
レッド部隊での昇進は無理ですが、朱鷺田隼はレッドキーパーに信頼されています。
朱鷺田隼は優秀な戦闘力を持っている上に、レッドキーパーのためにレッドガジェットを見事に見つけ出しました。
レッドガジェットをレッドキーパーに返却しただけで、朱鷺田隼はレッド部隊を救ったと言えます。
戦闘員Dや錫切夢子がレッド神具を強奪したせいで、レッドキーパーはチート級のレッド神具を使えなくなりました。
神具は竜神戦隊にとって最も重要な武器で、神具がなくなれば、ドラゴンキーパーは神具レプリカで代用するしかありません。
神具レプリカを使えればいろいろな問題を解決できますが、肝心なガジェットがなければ、結局神具の力を発揮できません。
朱鷺田隼がレッドガジェット、八岐大蛇を見つけて、レッドキーパーに返却してくれたおかげで、レッドキーパーはチート級の力を再び出せるようになりました。
レッド神具レプリカは非常に優秀な武器で、それがなければ、怪人軍団幹部を倒すことは不可能です。
これから激しくなる真っ向勝負に勝つために、レッド神具レプリカの力はどうしても必要です。
☆朱鷺田隼の企み
朱鷺田隼は真面目に仕事をしているとはいえ、何かを企んでいるのは間違いないのです。
戦隊大失格第51話の時、朱鷺田隼はイエロー部隊の従一位、錫切夢子と長い会話をしました。
会話の内容から、朱鷺田隼や錫切夢子は何かを隠していることがわかります。
錫切夢子は元々竜神戦隊を裏切るような隊員なので、何かを企んでいるのは当然ですが、朱鷺田隼も何かを企んでいることはとても意外でした。
そして彼の企みは錫切夢子にバレてしまいます。
錫切夢子が朱鷺田隼の企みを知っている上に、彼に手を貸したことから、朱鷺田隼は錫切夢子を邪魔していないことが推測できます。
朱鷺田隼の企みについて二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それは更なる上の地位を目指していることです。
ドラゴンキーパーはヒーローと言えない連中ですが、神具を手に入れれば、その力で何でもできます。
邪悪な怪人たちを一人残らず殺すことはもちろん、初代のブルーキーパーのように立派なヒーローになることも可能です。
二つ目の可能性、それは友である桜間日々輝を叶うことです。
チート級の神具の力や竜神エネルギーを手に入れれば、桜間日々輝の願いを実現することは可能です。
朱鷺田隼はいつも怪人を殺そうとしていますが、桜間日々輝と一緒に成長していた彼の心が少しも変わっていないとは考えられません。
桜間日々輝のような平和主義者になれなくても、神具や竜神エネルギーがあれば、怪人たちを活かすことは可能です。
そして朱鷺田隼の目的が叶った時、怪人は生きられますので、怪人が好きな錫切夢子にとってはいい未来です。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。