出典:藤本タツキ(著)チェンソーマン第151話
「チェンソーマン第二部」第151話の中で、バルエムや彼が率いる組織、ウェポンズはデンジ、ナユタや公安に反撃しました。
ニャーコや犬たちのことが心配で、デンジやナユタは急いで家の方へと走り出しましたが、バルエムやウェポンズは既に酷い襲撃を仕掛けました。
デンジの心を傷つけるために、デンジに罰を与えるために、バルエムやウェポンズは容赦なくデンジの家を燃やしました。
バルエムは元々火の悪魔と手を組んでいるので、家やビル一棟を燃やすのは簡単なことです。
大切な家、猫や犬たちが燃やされるのはとても、とても辛いことですが、デンジは絶対にこの戦いから逃げられないのです。
チェンソーマンである時点で、狂っている世界や悪魔たちは決してデンジを見逃しません。
たとえデンジがどれほど普通を願っていても、狂っている世界や悪魔たちは決して、チェンソーマンことデンジを見逃しません。
デンジが本当に普通の生活を過ごせたければ、今は全力で狂っている者たちと戦うしかありません。
それではこれから最新話感想や徹底考察をお届けいたします。
最新話感想
前支配の悪魔、マキマは討伐されましたが、彼女が世界にもたらした影響はいまだに残っています。
マキマが討伐されたとしても、新たな支配の悪魔が現れたとしても、マキマを崇拝する者たちがいます。
ウェポンズを率いるバルエムはマキマを崇拝している一人です。
マキマの思想が正しいとバルエムは思っている上に、マキマがやり残した仕事をバルエムは引き受けました。
バルエムがここまでマキマを崇拝しているのは、マキマは魅力的な女性で、完璧な世界を作れるからだと考えられます。
マキマは確かにデンジの心を酷く傷つきましたが、マキマがやろうとしていることは悪いことではありません。
黒色チェンソーマン、武器の悪魔たちや支配の能力を全部合わせれば、最恐最悪の死の悪魔を殺して、完璧な世界を作るのは確かに可能です。
完璧で最強の軍隊があれば、飢餓や戦争の悪魔を徹底的に殺すことも可能です。
立場上、吉田ヒロフミが所属している公安はマキマのことを全力で否定していましたが、マキマの理想は素晴らしいものです。
素晴らしいから、バルエムはマキマを崇拝し、飢餓の悪魔は似たような計画を実行しています。
あと半年もすれば最恐最悪の死の悪魔が登場するので、公安が新たな策を用意できなければ、マキマは討伐されたとしても、結局は彼女の勝利です。
最新話徹底考察
☆支配の悪魔の交代
支配の悪魔は死、飢餓や戦争の悪魔と同じ、とても特殊な悪魔です。
戦争の悪魔は昔黒色チェンソーマンとの戦争で酷く弱体化されたので、人間世界への影響はすごく減りましたが、死や飢餓の影響はまだ残っています。
そして前支配の悪魔、マキマも人間の世界に凄まじい影響を与えていました。
支配の悪魔はいろいろな人間や悪魔を支配できるので、支配の悪魔が望めば世界を大きく変えることは可能です。
昔のマキマは世界に大きく影響しましたが、現支配の悪魔、ナユタはそれほどの影響力を持っていません。
現支配の悪魔、ナユタはデンジと長い間楽しい生活を過ごしていたので、今は身も心も健全な子供です。
デンジにとっても、世界にとっても、ナユタが子供として楽しく成長するのはいいことですが、問題はナユタが重い問題を背負っていることです。
支配の悪魔である以上、ナユタはデンジと同じように、決して普通になれないのです。
デンジやチェンソーマンに深く関わっている以上、ナユタの姉たちや狂っている世界は彼女を求めます。
ナユタの支配の能力を手に入れれば、バルエムや飢餓の悪魔の計画が成功する可能性は一気に上がります。
実際、チェンソーマン第二部の第151話の中で、バルエムはナユタを殺そうとしていました。
支配の能力はとても重要なので、バルエムはナユタを殺さないと思いますが、これからナユタを救えるのはチェンソーマンだけです。
デンジがめちゃくちゃなチェンソーマンに戻ってくれれば、ナユタを救うことが可能です。
出典:藤本タツキ(著)チェンソーマン第151話
☆マキマを崇拝する者
ウェポンズという組織を率いているバルエムは非常に特殊な存在です。
バルエムは昔、前支配の悪魔、マキマに加担して、黒色チェンソーマンに殺されましたが、彼はマキマのことを恨んでいません。
むしろ、バルエムは今でもマキマのことを尊重し、マキマが残した仕事を引き受けました。
これはとても不思議なことです。
ウェポンズのメンバーにおいても、ソードマンはマキマに利用されることを嫌がっているのに、バルエムはマキマを尊重しています。
サムライソードやクァシンは敵対組織に入ったのに、バルエムはマキマが望んでいる世界を作ろうとしています。
チェンソーマンの世界には崇拝という感情があり、マキマが黒色チェンソーマンを崇拝しているように、バルエムもマキマを崇拝している可能性は高いです。
マキマを崇拝している者だから、マキマが生きている時から側近として働いている可能性もあります。
公安にとってマキマの思想はやばいものでしたが、悪魔にとってはそうではありません。
マキマは魅力的で、賢くて、圧倒的な能力を持っているので、バルエムは最初からマキマのファンだったことはありえます。
魅力的なマキマにファンがいるのは当然のことですが、公安にとっては非常にまずいことです。
今のバルエムは既に飢餓や火の悪魔と手を組んでいるので、マキマが望んでいる世界を作るのは可能です。
☆デンジの心
チェンソーマン第二部の最新話、第151話の中で、デンジは自分の心の声に従いました。
公安の指示を聞いたデンジは二度とチェンソーマンにならないと決めましたが、デンジはある重要なことを忘れていました。
デンジにとって、チェンソーマンになることだけが人生の全てです。
デンジはいままでどんなクソみたいな生活にも耐えられましたが、チェンソーマンになれないことに耐えられませんでした。
なぜならチェンソーマンになることだけがデンジの救いだからです。
いままでクソみたいな生活を過ごしていたデンジは目立った特技や長所などは持っていませんが、チェンソーマンになり、人々を救いながら悪魔と戦うことはデンジしかできません。
チェンソーマンになり、チェンソーマンとして悪魔を殺していくことがデンジの唯一の楽しみであり、夢でもあります。
大切なナユタを守るために、デンジはチェンソーマンや夢を諦めましたが、彼は結局チェンソーマンから離れられなかったです。
狂っている世界や悪魔たちは今でもデンジのことを強く求めています。
チェンソーマンの力を持っている限り、デンジは狂っている者たちから逃げられません。
バルエムやウェポンズのせいで大切な家、ニャーコや犬たちは燃やされましたが、その代わりにデンジは自分の心の声を聞いてくれました。
チェンソーマンに戻ればデンジは永遠の戦いから逃げられませんが、これはデンジにとっての正解な判断です。
チェンソーマンの力があれば、デンジは彼だけの幸せを見つけられます。
☆飢餓の悪魔と前支配の悪魔
目の前にいる敵を倒す為に、チェンソーマン第二部の最新話、第151話の中でデンジはチェンソーマンに戻りました。
吉田ヒロフミ、三船フミコや公安にとってそれは悪い知らせですが、バルエムや飢餓の悪魔にとっては最高の知らせです。
なぜならデンジがチェンソーマンに戻ったことで、最恐最悪の死の悪魔を殺す駒は全部揃いましたからです。
飢餓の悪魔は本気で死の悪魔を殺したいと思っているようですが、彼女が人間の味方であるかどうかは大きな疑問です。
飢餓の悪魔は前支配の悪魔、マキマと同様、危険な存在であり、マキマと同じようにいろいろなことを知っていると考えられます。
飢餓の悪魔やマキマは姉妹なので、似ている部分は多いのですが、あの二人が練った計画は少々違います。
マキマの計画は武器の悪魔たちや黒色チェンソーマンを利用し、厄介な悪魔たちを殺して、新たな世界を作ることです。
死の悪魔を殺したい飢餓の悪魔は確かに黒色チェンソーマンを利用しようとしていますが、飢餓の悪魔が見つけた味方はマキマと違います。
飢餓の悪魔は武器の悪魔たちではなく、根源的恐怖の名を持つ悪魔、火の悪魔やとんでもない悪魔と手を組み、大勢の人間を巻き込んでいました。
死の悪魔がとんでもなく強いのは当然のことで、飢餓の悪魔はそれに対抗するためにいろいろ用意したのはわかりますが、飢餓の悪魔の計画が成功すれば、大勢の人間は亡くなります。
そして無事に生き残っている人間たちは毎日戦争の恐怖を実感するのでしょう。
マキマが飢餓の悪魔をも殺そうとしていたことから、飢餓の悪魔はマキマの味方ではないことがわかります。
それはつまり、飢餓の悪魔はマキマのような新世界を望んでいるのではなく、飢餓の悪魔は人間たちが毎日飢餓や戦争の恐怖を実感する未来を望んでいる可能性があります。
飢餓の悪魔は飢えている人間、悪魔を支配できるので、多くの人間や悪魔が飢えれば、飢餓の悪魔は世界の頂点に君臨できます。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。