出典:藤本タツキ(著)チェンソーマン第124話
「チェンソーマン第二部」第124話の中で、三鷹アサは完全に落下の悪魔の能力に閉じ込められました。
三鷹アサは必死で抗おうとしましたが、酷く傷ついた彼女の精神や心が本物の恐怖に勝つことは無理です。
三鷹アサはただ普通の人生を過ごしたいだけですが、落下の悪魔は彼女を狩るために本格的に動き出そうとしています。
それではこれからチェンソーマン第二部の第124話の感想や徹底考察をお届けします。
最新話感想
チェンソーマン第二部の最新話の第124話の中で、三鷹アサの恐怖について描かれました。
今では所謂陰キャラに成長しましたが、三鷹アサは別に人付き合いを嫌いになったわけではありません。
むしろ三鷹アサは友達、恋人や家族、人と接触することを望んでいます。
他人に関わるのを断っていた三鷹アサは孤独を恐れている女子だったのです。
友達が欲しければ自ら声をかけるべきことを三鷹アサも知っていますが、悲しい過去を過ごしていた三鷹アサは失うことを何よりも恐れていました。
誰も失わないように他人から距離を取りすぎた結果、三鷹アサは友達ができず、ずっと独りぼっちです。
そしてずっと友達を作らなかった結果、三鷹アサはずっと恐怖の中に生きていました。
三鷹アサは自分の心の問題を知っていますが、残念ながら心が酷く傷ついた彼女は問題を解決する方法がなかったのです。
最新話徹底考察
☆人選が間違った戦争の悪魔
戦争の悪魔はチェンソーマンに復讐することしか考えていない悪魔ですが、最初から一つ大きなミスを犯しました。
それは契約する人選を間違ったことです。
どの悪魔でも恐れているチェンソーマンを殺すのはとても、とても難しいことです。
チェンソーマンを討伐するには完璧な策だけではなく、強靭な肉体や凄まじい覚悟も必要です。
戦争の悪魔は確かに優秀な能力、諦めない心やチェンソーマンをぶっ殺す覚悟も揃っていますが、三鷹アサは一つも持っていないのです。
恐怖を抱いたまま生きていた三鷹アサは戦う覚悟どころか、生き続けたい欲求もないのです。
このような三鷹アサを戦わせることは無理です。
戦争の悪魔はどうしてもチェンソーマンを殺したかったのですが、三鷹アサを選んだ以上、三鷹アサに合わせるしかありません。
たとえ今回の危機を乗りこえたとしても、心の問題を全部解決するまで、三鷹アサが戦うのは無理です。
出典:藤本タツキ(著)チェンソーマン第124話
☆日本公安が取れる策
落下の悪魔を討伐するために、多くのデビルハンターは出動しましたが、残念ながら全員惨い最期を迎えました。
吉田ヒロフミが飢餓の悪魔から情報をもらっているので、落下の悪魔がどれほど恐ろしい悪魔なのかを日本公安は知っているはずです。
知っていますが、日本公安がすぐに対策を練るのは不可能です。
かと言って、日本公安が落下の悪魔を見過ごせば、多くの人間が悲惨な死を迎えます。
これから日本公安が取れる対策について二つの可能性が考えられます。
一つ目の対策、それはすぐにチェンソーマンことデンジの力を借りに行くことです。
これからどれほどのデビルハンターを落下の悪魔の方へ送っても無意味です、レベルが違いすぎます。
人間の世界で落下の悪魔に対抗できる人間はたった一人、それがチェンソーマンことデンジです。
二つ目の対策、それは多くの命を払って、更に上級の悪魔を召喚することです。
悪魔を召喚して悪魔に対抗するのは日本公安がいつも使っている方法で、効果はあります。
日本公安が正しい悪魔を召喚できれば、落下の悪魔を討伐することは可能です。
☆生き残れる可能性
先に結論から伝えます、救援が来なければ、三鷹アサが生き残れる可能性は低いです。
落下の悪魔が別格の強さを持っている問題はありますが、その前に三鷹アサは悪魔と戦うことにすごく向いていないのです。
戦う覚悟がなければ、恐怖に耐える手段は全く持っていません。
落下の悪魔やその能力だけではなく、三鷹アサは何もかも恐れていて、彼女が全力で戦うのは無理と言えます。
そして戦争の悪魔の能力にも問題があります。
優秀な悪魔の中において戦争の悪魔の能力はすごく貧弱です。
身体能力が上がらない上に、戦争の悪魔は武器を作ることしかできないのです。
武器を作ったとしても、強度は保証されていないので、戦争の悪魔が作れる武器はほとんど使い捨てです。
三鷹アサは戦闘に向いていない上に、戦争の悪魔の能力もちょっと微妙なので、三鷹アサが生き残れる可能性は低いです。
☆戦争の悪魔が取れる策
チェンソーマン最新話の第124話で、落下の悪魔は戦争の悪魔や三鷹アサを狙っていることがわかりました。
落下の悪魔は圧倒的な力や恐怖を持っている悪魔で、三鷹アサが優秀な武器を作ったとしても、落下の悪魔に勝てる可能性は限りなく低いです。
これから無事に生き残れるように、戦争の悪魔が取れる策について二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それは三鷹アサにデンジとの恋を思い出させることです。
激しい人生を過ごしていた三鷹アサが幸せを感じたことはありませんが、すごく楽しいと思ったことはあります。
それはデンジとの水族館デートです。
デンジと幸せなカップルにはなれませんでしたが、彼との水族館デートが楽しかったのは確かなことなので、今はすぐに三鷹アサにあのデートのことを思い出させた方がいいです。
人間は確かに肉体の痛みで恐怖を抑えますが、楽しいことや幸せを感じることで恐怖を忘れます。
二つ目の可能性、それは三鷹アサを戦うことから解放することです。
三鷹アサは戦うことをすごく恐れていて、これから戦争の悪魔がどう説得しようとも三鷹アサが立ち上がることはありません。
無理に三鷹アサを戦場に送っても敵悪魔に殺されるだけなので、戦争の悪魔は今回が最後の戦いだと三鷹アサと約束して、彼女を解放した方がいいです。
今回が最後の戦いだと知れば、三鷹アサでも戦う意志が湧いてきますので、戦いが終われば、戦争の悪魔は三鷹アサを自由にさせる方が得策です。
☆三鷹アサの心
落下の悪魔の能力により、三鷹アサの心に恐怖が満ちています。
今回の落下の悪魔事件がなくても、三鷹アサの心は常に恐怖が溜まっています。
常に恐怖という気持ちを抱いていることを三鷹アサ本人は知っていますが、残念ながら彼女は現状を変える手段がなかったのです。
唯一友達になってくれるユウコをも失ったので、三鷹アサがこれから希望を抱いて生きていくのは確かに厳しいです。
ですが、彼女にはまだ水族館デートの思い出が残っています。
デンジと交際できなかったとはいえ、水族館でのデートが楽しかったのは確かなことです。
戦争の悪魔と契約した時点で三鷹アサはこれからも大変な人生を過ごしますが、水族館デートの思い出があれば少しでも楽しいという気持ちになれます。
三鷹アサの恐怖が満ちている心を変えるために楽しい思い出は必要不可欠で、たとえデンジと交際できなくても、友達になることは可能です。
そしてデンジに助けを求めることも可能です。
デンジは頭のネジがぶっ飛んでいる男なので、彼は素の三鷹アサでも受け入れてくれます。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。