出典:藤本タツキ(著)チェンソーマン第146話
チェンソーマン第二部の中に登場する火の悪魔は非常に特殊な悪魔です。
火の悪魔はまだ姿を現していませんが、それでも火の悪魔は既に人間の世界に深く影響しました。
ウェポンズの代表、バルエムはある計画のために多くの人間を火の悪魔と契約をさせました。
火の悪魔は根源的恐怖の名を持つ悪魔ではないので、とびっきり強い悪魔ではないのですが、火の悪魔は多くの人間と契約できます。
そして契約をすればするほど、火の悪魔が発揮する力は強くなります。
一般人にとって、デビルハンターにとって火の悪魔はそれほど強くないのですが、バルエムにとって火の悪魔は非常に重要です。
バルエムと飢餓の悪魔が一緒に練っていた計画のために、火の悪魔は非常に役立ちます。
火の悪魔はチェンソーマンだけではなく、人間の世界にも深く関わっていますので、今回は火の悪魔について考察してみたいと思います。
☆火の悪魔とバルエム
恐怖の大魔王、死の悪魔を殺すために、バルエムは世界平和チェンソーマン協会の人間たちを火の悪魔と契約させました。
世界平和チェンソーマン協会は非常に大きな組織なので、バルエムの指示で火の悪魔と契約した人間はたくさんいました。
バルエムだけではなく、飢餓の悪魔も世界平和チェンソーマン協会の人間たちをある悪魔と契約していました。
飢餓の悪魔が選んだ悪魔は更に強力なもので、偽チェンソーマンを無限に製造できます。
人間を火の悪魔と契約させることで、死の悪魔を殺すまでの道に繋がらないのですが、ある効果を発揮できます。
それは戦争の恐怖を増大させることです。
バルエムや飢餓の悪魔は死の悪魔を殺すために、チェンソーマンや戦争の悪魔を最大限まで強化する道を選びました。
成功する可能性が高い計画ですが、チェンソーマンや戦争の悪魔を強化するために世界中の人間たちをあの二人を怖がらせる必要があります。
飢餓の悪魔が偽チェンソーマンを無限に製造して、その偽チェンソーマンたちと戦争しまくれば、人間はチェンソーマンの恐ろしさを知ります。
いい方法ですが、雰囲気がなければ戦争の恐ろしさを感じにくいので、火の悪魔が世界中に猛烈な火事を起こしまくれば、人間の世界は一気に煉獄と化します。
そうなれば、人間たちは簡単に戦争の恐怖を感じられて、戦争の悪魔を最大限まで強化できます。
☆火の悪魔と飢餓の悪魔
火の悪魔を世界平和チェンソーマン協会の人間たちと契約させたのはバルエムですが、彼の潜在能力を見つけたのは飢餓の悪魔だと思います。
飢餓の悪魔は支配の悪魔、ナユタの姉であり、死の悪魔の妹でもありますので、何でも知っているのは当然のことです。
何でも知っているから、飢餓の悪魔は死の悪魔を殺すためにこのような計画を立てたと考えられます。
バルエムや飢餓の悪魔が考えた作戦には重要な悪魔が(チェンソーマン、戦争の悪魔、死の悪魔や火の悪魔)四体存在しているので、蘇生したばかりのバルエムが思いつくのは難しいです。
飢餓の悪魔は死なず、ずっと世界を見ていたから、このような計画を立てました。
飢餓の悪魔は火の悪魔を利用しているように見えますが、この計画に了承した火の悪魔も大きなメリットを得ています。
多くの人間が契約してくれたから、火の悪魔は高い能力や強さを手に入れました。
死の悪魔と戦わなければならないのですが、それでも火の悪魔が得ている力は強いです。
もし飢餓の悪魔の指示で本当に死の悪魔を討伐できたら、火の悪魔はその力で人間の世界に好き勝手な生活を過ごせます。
出典:藤本タツキ(著)チェンソーマン第146話
☆戦争の恐怖
戦争の悪魔は黒色チェンソーマンのせいで酷く弱体化しましたが、飢餓の悪魔は彼女を強化しようとしています。
人間が戦争というものをほぼ忘れている今、戦争の悪魔を強化するのは難しいことですが、火の悪魔の力があれば全ては可能になります。
火の悪魔が世界各地に猛烈な火事をおこしまくれば、あっという間に人間を恐怖の深淵を落とせます。
そこで偽チェンソーマン同士の戦争、偽チェンソーマンが一般人を襲うことを人間たちが見てしまったら、人間たちはチェンソーマンや戦争に対して更なる恐怖を感じます。
強くなるということに対して、火の悪魔は戦争の悪魔の最高のパートナーです。
一連の行動が終われば、戦争の悪魔が全盛期よりも強くなる可能性があります。
ただ、この強化は能力の強化で、戦争の悪魔自身が成長するわけではないのです。
つまり、戦争の悪魔が優秀な武器を作るのに三鷹アサの力が必要で、三鷹アサは結局恐怖によって支配される可能性があります。
能力がどれほど強化されても、三鷹アサ自信が成長しなければ、その能力に追いつけないのです。
☆三鷹アサへの影響
火の悪魔の最大の仕事は戦争の悪魔を強くすることです。
戦争の悪魔がどれほど強くなれるかは火の悪魔の仕事によって変わっていきます。
バルエムや飢餓の悪魔の計画はほぼ完璧なので、これから戦争の悪魔は凄まじい成長を迎えるのでしょう。
ただ、一つ疑問に思う部分があります。
それは三鷹アサにどんな風に影響するかどうかということです。
戦争の悪魔は死の悪魔を殺すのに最適な役ですが、三鷹アサはそうでもありません。
三鷹アサは恐怖という物を感じやすいので、悪魔討伐にはすごく向いていないのです。
しかも、三鷹アサが恐怖を感じれば、体の入れ替えができなくなりますので、結局三鷹アサの問題で全てが台無しになる可能性は高いです。
戦争の悪魔は戦闘の専門で、武器作りは三鷹アサの方が強いです。
火の悪魔は確かに戦争の悪魔を強化できますが、三鷹アサの心には何もできないのです。
こんなことを飢餓の悪魔は知っているはずなので、飢餓の悪魔は先に対策を用意していたと考えられます。
飢餓の悪魔が用意した対策について二つ目の可能性が考えられます。
それは極限まで三鷹アサを飢えさせることです。
三鷹アサを飢えさせれば、飢餓という感覚を持った三鷹アサを飢餓の悪魔が支配できます。
三鷹アサを支配して、恐怖という感情を完全に遮断すれば、飢餓の悪魔が用意した計画が破綻することはありません。
二つ目の可能性、それは支配の悪魔、ナユタの力を借りることです。
ナユタの力を借りれば、三鷹アサを簡単に支配できます。
三鷹アサを支配し、強化した能力で優秀な武器を作り、チェンソーマンに渡せば、死の悪魔を確実に殺せます。
☆公安の対策
チェンソーマン第二部の第146話の中で、公安の三船フミコはバルエムの計画や火の悪魔などのことを知りましたので、彼女はこれからすぐに公安に報告するのでしょう。
火の悪魔を放置すれば、人間の世界に大変なことが起きますので、吉田ヒロフミを含めて公安がすぐに対策を用意する可能性は高いです。
これから公安が取る対策について二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それは先に火の悪魔を討伐することです。
飢餓の悪魔やバルエムは厄介な敵ですが、今は彼らに構う時ではありません。
火の悪魔が生きている限り、世界各地で火事は多発しますので、すぐに火の悪魔を討つべきです。
既に手遅れになった可能性はありますが、火の悪魔を無視すれば更に大きな問題が起きる可能性は高いです。
二つ目の可能性、それは他の国に連絡して、対策を練ることです。
火の悪魔の影響は日本だけではなく、他の国々も影響を受けています。
日本一つの国だけで対処するのは難しいのですが、他の国と一緒に力を合わせれば、火の悪魔を抑えることは可能です。
☆デンジの判断
これからデンジことチェンソーマンがどんな行動を取るのかが非常に重要になってきます。
火の悪魔が家事を起こしまくっているのも、偽チェンソーマンが戦争をしまくっているのも全部チェンソーマンを強化するためなので、デンジがどんな行動を取るのかがとても重要です。
正直、公安も、飢餓の悪魔もデンジがチェンソーマンを諦めることを望んでいます。
デンジがチェンソーマンを諦めてくれれば、飢餓の悪魔はすぐに黒色チェンソーマンを回収できます。
デンジはいままでチェンソーマンの力をうまく発揮していましたが、まだまだ足りないのです。
死の悪魔を確実に討つには黒色チェンソーマンの力が必要です。
チェンソーマンを諦めるかどうかという問題にデンジはすごく迷っていましたが、これ以上迷う時間はありません。
デンジが迷っている時も火の悪魔は人間の世界をめちゃくちゃにしていますので、すぐに答えを出すべきです。
もしデンジが最後まで戦ってくれるのなら、すぐに公安と一緒に火の悪魔を討つべきです。
火の悪魔を討った後、非常に長い戦いの道が続きますが、デンジにその覚悟があれば、最後まで戦うことは可能です。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。