出典:藤本タツキ(著)チェンソーマン第111話
チェンソーマン第二部の中でチェンソーマンの他に、チェンソーに関係している悪魔がもう一人いました。
同じ種類の悪魔が同時に存在することはありえないことですが、偽チェンソーマンはチェンソーに関係しているのは間違いありません。
偽チェンソーマンの奇襲を受けたユウコでも、落下の悪魔でも、確かにチェンソーに攻撃されました。
偽チェンソーマンは謎だらけのキャラクターですが、デンジを助けたことは事実なので、今回は偽チェンソーマンについて考察してみたいと思います。
☆ユウコを殺した犯人
チェンソーマン第二部の第111話で、新たな道を見つけたユウコは旅に出ようとしましたが、突然何者かに襲われました。
襲撃者の顔は見えませんでしたが、死ぬ直前のユウコは「チェンソーマン・・・?」と言いました。
ユウコは実際にデンジことチェンソーマンと戦ったことがあるので、明かりが弱い状態でもユウコが犯人を間違えるはずがありません。
ユウコに奇襲を仕掛けて、彼女を殺した犯人はチェンソーに関係しています。
そしてそのチェンソーマンはデンジではありません。
ユウコが殺された時に、デンジがナユタや犬たちと一緒に寝ているのが描かれました。
爆睡している状態のデンジがわざわざ何もしていない女性を殺しに行くことは考えられません。
そしてデンジは無言で女の子を殺すような男でもありません。
本物のチェンソーマン、デンジは悪魔の敵、人類の味方ですが、彼は派手に戦うのが好きです。
誰が敵でもデンジは基本的に真っ向勝負をしますので、第111話の時のように奇襲を仕掛けることを、デンジはしません。
第111話の時に、偽チェンソーマンはユウコを殺せなかったデンジの代わりに、姿を現してユウコを殺しました。
☆人類を救ってくれる第二のヒーロー
偽チェンソーマンについて不明な部分はまだ多いのですが、結果から見れば、偽チェンソーマンは悪魔から人類を救ってくれる第二のヒーローです。
偽チェンソーマンが三鷹アサの唯一の友、ユウコを容赦なくぶっ殺したのは事実ですが、あの時ユウコを見逃したら、更に大変なことが起きます。
なぜならあの時のユウコは既に暴走していたからです。
ユウコが暴走して、罪のない生徒を殺し、学校を破壊していたのは紛れもない事実なので、彼女が結局討伐されるのは仕方ないことです。
ユウコを討伐してくれただけではなく、偽チェンソーマンは落下の悪魔から本物や三鷹アサを助けてくれたのです。
チェンソーマン第二部第128話の時、偽チェンソーマンは落下の悪魔のことを知っていても、彼女に奇襲を仕掛けて、デンジや三鷹アサを守ってくれました。
偽チェンソーマンがデンジや三鷹アサを守ったことに何かの目的があると思いますが、もしあの時の偽チェンソーマンが何もしなかったら、三鷹アサは死んでいたのかもしれません。
偽チェンソーマンは二人を守った後、デンジに次のすべきことや落下の悪魔についての情報も教えてくれました。
デンジが生きていれば、人類のために戦うチェンソーマンは何度でも立ち上がりますので、本物を支えてくれる偽チェンソーマンはまさに第二のヒーローです。
出典:藤本タツキ(著)チェンソーマン第111話
☆本物との違い
偽チェンソーマンについて判明された部分は非常に少ないのですが、それでも彼と本物には一つ大きな違いがあります。
偽チェンソーマンと本物の大きな違い、それは戦闘スタイルです。
デンジは考えるのが苦手な男なので、彼はどんな時でも好き勝手に、自由自在に戦います。
たとえ敵が思考を読めるユウコでも、人質を取るゴキブリの悪魔でも、恐怖の名を持つ落下の悪魔でも、デンジはいつも何も考えずに敵の方へ突っ込みます。
恐れずに、考えずに戦うのがデンジの最大な武器で、最大の特徴でもあります。
ですが、偽チェンソーマンは違います。
チェンソーマン第二部の第111話の時、偽チェンソーマンは明らかにユウコが油断しているところを狙って、彼女を攻撃しました。
もし偽チェンソーマンが正々堂々とユウコに挑めば、ユウコは逃げられるチャンスがありました。
そして第128話の時も、偽チェンソーマンは明らかに落下の悪魔が油断しているところを狙って、背後から奇襲を仕掛けました。
敵が油断するのを狙うのは戦いの基本ですが、そのような基本、デンジは知らないし、知りたくもないです。
誰が相手も、どんな時でも、バカのように正面から突っ込むのが人間のヒーロー、チェンソーマンです。
☆偽チェンソーマンの正体
偽チェンソーマンはチェンソーマン第二部の第128話の中で、三鷹アサを救おうとしているデンジに遭遇しました。
偽チェンソーマンは背後から落下の悪魔に奇襲を仕掛けていたので、デンジもまだその正体を知らないはずです。
偽チェンソーマンは伊勢海ハルカだと思われますが、水族館事件の時、伊勢海ハルカはマジですごく怖っていました。
あの時の伊勢海ハルカの表情を見れば、それが演技だとは考えられません。
それに悪魔が恐怖で強くなることは誰もが知っていることなので、伊勢海ハルカが恐怖を演じれば、演じるほど状況は不利になるだけです。
偽チェンソーマンの正体について二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それは日本公安のデビルハンターです。
日本公安は最もチェンソーマンのことを知っている組織で、支えるように偽チェンソーマンを作り上げることは可能です。
日本公安や吉田ヒロフミはデンジのことを信頼していますが、デンジが自力で恐怖の名を持つ悪魔たちに勝つことは難しいです。
恐怖の名を持つ悪魔たちが暴れれば、人間は滅ぼされますので、そのような結果にならないために、新兵器を用意するしかありません。
三つ目の可能性、それはデビルハンター部の生徒です。
デビルハンター部の会長は頼れない男ですが、中には優秀な部員がいます。
飢餓の悪魔ことキガちゃん、吉田ヒロフミや三鷹アサもデビルハンター部の部員です。
正義の悪魔がユウコであることを知り、チェンソーマンの情報をも掴んでいることから、偽チェンソーマンはデビルハンター部の部員である可能性はあります。
ユウコが暴れた時、彼女はデビルハンター部の部員を何人か殺したので、皆の仇を討つために、偽チェンソーマンはユウコを討伐したと考えられます。
☆飢餓の悪魔に関係している可能性
偽チェンソーマンの正体について考察した後、次は偽チェンソーマンが飢餓の悪魔に関係しているかどうかについて考察します。
偽チェンソーマンが飢餓の悪魔に関係している可能性は高いです。
なぜなら偽チェンソーマンは落下の悪魔の情報を正確に掴んでいるからです。
偽チェンソーマンがユウコの情報を掴むのは簡単なことですが、一般人が落下の悪魔、恐怖の名を持つ悪魔のことを知る方法がないのです。
恐怖の名を持つ悪魔のことは極秘情報なので、一般人が耳にする可能性はありません。
そして偽チェンソーマンは落下の悪魔への対策をも知っているので、飢餓の悪魔がその情報を伝えた可能性は高いです。。
飢餓の悪魔は恐怖の名を持つ悪魔たちの味方ですが、一方的に人類を蹂躙する気もなさそうなので、偽チェンソーマンに連絡して、人類に手を貸すことはありえます。
飢餓の悪魔は恐怖の名を持つ悪魔たちのことだけではなく、チェンソーマンのことをもよく知っていますので、飢餓の悪魔は本物のことを全部偽チェンソーマンに一緒に伝えたと考えられます。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。