出典:龍幸伸(著)ダンダダン第126話
「ダンダダン」第126話の中で、学級委員長や高倉健たちの戦いが始まりました。
策を練った綾瀬星子はオンブスマンを愛で成仏させたいので、皆は力を合わせてオンブスマンを倒すのではなく、オーディション会場へ行くのが目的でした。
これから学級委員長や高倉健たちの仕事はオーディション会場へ向かうだけですが、オンブスマンは当然のように皆を全力で止めようとしているので、楽な仕事ではなかったです。
オンブスマンがどれほどでかくなっても、皆は囃子のおかげでオンブスマンの攻撃に耐えられますが、オンブスマンは二宮金次郎像をも出動させました。
二宮金次郎像は学校の七不思議の一つで、体が小さい上に、移動する速度がとても速いです。
数えきれないほどの二宮金次郎像が一気に登場したことで、学級委員長や高倉健たちは圧倒的に不利になりました。
学級委員長、山車や囃子を守りながら戦うのはとても難しいことですが、これから新たな行動を取らなければ、高倉健たちは到達する前よりも全滅する可能性が高いです。
それではこれから最新話の感想や最新話徹底考察をお届けいたします。
最新話感想
ターゲットである学級委員長を叩き潰すために、オンブスマンは最初から全力で戦いました。
全力で学級委員長が乗っている山車を攻撃しまくった上に、オンブスマンは学校の七不思議の一つ、二宮金次郎像を出動させました。
二宮金次郎像は学校に存在する霊なので、突然現れるのは不思議ではないのですが、現れた二宮金次郎像の量が多すぎです。
数えられないほどの二宮金次郎像が現れてしまったので、元々人手不足だった高倉健たちが対処するのは難しいです。
山車、学級委員長、囃子や筋肉がついたおっさんたちを守りながら戦うのは十分厄介ですが、更に厄介な問題は残っています。
それは他の七不思議が出てくるかどうかということです。
二宮金次郎像が現れた今、音楽室のベートーベンの肖像画、動く人体標本やトイレの花子さんなども一緒に現れるかどうかが大きな問題です。
もしオンブスマンに更に多くの七不思議を出す力を持っていれば、この戦いはほぼ詰んだと言えます。
いくら高倉健が呪いの力を持ち、螺旋の力を身に付けたとしても、圧倒的な数の霊を消すことは不可能です。
最新話徹底考察
☆囃子のバリア
ダンダダン第126話の中で、囃子は新たな特殊能力を見せてくれました。
囃子の歌は除霊だけではなく、バリアを作ることも可能です。
人間が歌でバリアを作るのは信じられないことですが、囃子が作るバリアは本物で、凄まじい硬さを持っています。
囃子がバリアを作ったのは今回が初めてなので、バリアに関してまだ解明していない部分はありますが、それでもわかった部分が二つあります。
一つ目、それはバリアの強さはボーカルに深く関わっていることです。
集団で動いている以上、どのメンバーも非常に重要ですが、バリア作りにおいて最も重要なのはボーカルです。
ボーカルがバリア作りの鍵で、ボーカルが歌うことに集中すればするほど、バリアは強くなります。
最初の頃、ボーカルは完全な状態で歌っていたから、バリアは非常に強かったです。
ですが、ボーカルが攻撃を受け再起不能になった時、バリアは一瞬で消えました。
二つ目、それはバリアが無敵ではないことです。
囃子が作ったバリアは素晴らしいものですが、致命的な弱点があります。
それは人間を完全に包めないことです。
どれほど巨大なバリアを作っても、バリアが包めない部分はどうしても現れますので、敵はその部分を攻撃することが可能です。
実際、バリアに多くの穴が開いているから、二宮金次郎像たちは山車にいる皆を攻撃できました。
出典:龍幸伸(著)ダンダダン第126話
☆囃子のリタイア
囃子が作ったバリアは素晴らしいものでしたが、二宮金次郎像の集中攻撃により、ボーカルは頭を打って、再起不能になりました。
ボーカルが倒れてしまった途端、バリアは消えてしまいました。
バリアの消失は高倉健たちにとって非常にやばいお知らせです。
なぜなら開戦早々、高倉健たち一行は重要な戦力を一気に失いました。
元々人手不足だったので、バリアが機能すればするほど、ゴールまでたどり着ける可能性は高いのですが、バリアが消滅した時、筋肉のついっているおっさんたちも次々に倒れました。
いくら高倉健が呪いの力を持ち、螺旋の力を習得したとしても、この状況を逆転するのは難しいです。
綾瀬一家の力を加えても大した効果は出ないのです。
なぜならオンブスマンはこれから攻撃しまくる上に、二宮金次郎像たちの攻撃は最後の最後まで続きます。
これから皆を救えるのはバリアだけで、バリアを作り直すのに学級委員長の強い覚悟が必要です。
強い覚悟、戦う意志を持っているのなら、逆転するのは不可能ではありません。
☆逆転する方法
バリアが消されて、学校の七不思議の二宮金次郎像が大勢迫ってきた今、学級委員長や高倉健たちが逆転するのはとても難しいことです。
学級委員長たちがバリアを頼っていることをオンブスマンたちは知っていますので、皆が弱まっているチャンスを見逃さないのでしょう。
今はほぼ詰んだと言えますが、それでも皆が取れる策が二つあります。
一つ目の策、それは山車をすぐに改造することです。
バリアが消えて、筋肉がついっているおっさんたちが倒れてしまった今、高倉健が一人で巨大な山車をゴールまで引っ張るのは無理です。
走ることに集中できれば何とかなりますが、高倉健は皆を守らなければならないので、今すぐ山車を改造すべきです。
綾瀬桃の超能力があれば、皆は山車をある程度改造して小さくすることができますので、今は山車を可能な限り小さくするべきです。
山車が小さくなり、軽くなれば、高倉健が再び皆を率いて、ゴールまで走り続けることが可能です。
二つ目の策、それは学級委員長の恐怖を断ち切ることです。
囃子のボーカルが倒れてしまった今、唯一歌えるのは学級委員長だけです。
学級委員長は歌う才能がありますが、恐怖や後悔などの負の感情で体が動けなくなっているので、すぐに彼女の負の感情を消すべきです。
正直、高倉健や綾瀬桃たちと学級委員長はそれほど仲良くないので、皆が心の問題で学級委員長に力を貸すのは難しいです。
ただ、今はバリアの効果がどうしても必要なので、高倉健たちは最後の最後まで試し続けるしかないのです。
☆第三勢力が現れる可能性
オンブスマンや学校の七不思議の二宮金次郎像たちの大進撃により、町中は破壊されています。
綾瀬星子や学級委員長たちはただオンブスマンを成仏させたいだけですが、それでも町は甚大な被害を受けました。
町の被害を見て、これから第三勢力が突然登場するかどうかが大きな疑問です。
深淵の者を含めて、宇宙人が本気を出す時虚空は自動的展開されますが、霊の場合はそうでもありません。
ターボババアやセルポとの戦い(ダンダダン第1話や第2話)やアクロバティックさらさらとの戦いは実際の被害を出して、建物を壊しています。
オンブスマンがどれほど大きくなっても、宇宙人でなければ虚空は発動しないので、遅かれ早かれ神越市にいる強者たちは今回の騒動に気づきます。
ターボババアはもちろん、カシマレイコやサンジェルマン伯爵ももうすぐ今回の騒動に気づくと思います。
ターボババアは招き猫の中にいるので、現場へ向かうことはできませんが、カシマレイコやサンジェルマン伯爵ならばあっという間現場に着きます。
サンジェルマン伯爵は高倉健や綾瀬桃を狙っているので、彼が現場の近くであの二人の戦いを観察する可能性は高いです。
カシマレイコにとってはどうでもいいことですが、カシマレイコは綾瀬桃の記憶を読んだことがありますので、高倉健のことを気になっているはずです。
もしカシマレイコが本当に高倉健のことを気になっているのなら、カシマレイコが現場に行く可能性は高いです。
出典:龍幸伸(著)ダンダダン第126話
☆学級委員長の覚悟
囃子が作ったバリアが消えてしまって、オンブスマンや二宮金次郎像たちが必死で攻撃しまくっている今、学級委員長は戦う覚悟、戦う意志を出さなければなりません。
学級委員長が恐怖で何もできず、ゲロまで吐き出したのはわかります。
金のナッツに触るまで、学級委員長はごく普通の生活をしていて、命がけの戦闘に縁のない女性でした。
全てはすごく普通でしたが、金のナッツに触った途端、全てが変わりました。
学級委員長は見てはいけないものを見えるようになった上に、オンブスマンにも狙われ始めました。
オンブスマンに狙われたことで、学級委員長は昔の友、川番河舞に再会できるのですが、彼女は既に完全な霊になり、学級委員長の命を欲しがっています。
これほど多くの問題が一気に学級委員長にかかってしまったので、学級委員長がパニックになるのは当然のことです。
ですが、皆が学級委員長の力を求めているのも確かなことです。
皆が無事にオーディション会場へ行くにはバリアの力はどうしても必要なもので、今バリアを作れるのは学級委員長しかいないのです。
☆学級委員長の戦い
高倉健や綾瀬桃たちが命がけで戦っているのに、学級委員長だけ戦わないのは無理です。
高倉健や綾瀬桃たちが戦闘不能になってしまったら、今度こそオンブスマンは学級委員長を狙って攻撃します。
学級委員長はすごく緊張し、すごく怖がっているのはわかりますが、今は戦う勇気を出すしかないのです。
学級委員長が戦う勇気を出して、皆のためにバリアを作ってくれるのなら、逆転できる可能性はあります。
これから勇気を出すために、学級委員長が取る行動について二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それはキラキラな日々を思い出すことです。
不幸な日々はありましたが、学級委員長にとって川番河舞と一緒にキラキラ夢を追っていた昔の日々はとても嬉しかったのです。
学級委員長が急に戦う覚悟を出すのは厳しいことですが、昔のことを思い出せば、学級委員長は前へ進めるはずです。
二つ目の可能性、それは苦しんでいる友を思い出すことです。
オンブスマンになってしまった以上、苦しんでいるのは学級委員長だけではなく、川番河舞自身もすごく苦しんでいます。
死んだ人間たちが成仏するのが最も重要なことですが、今の川番河舞は成仏できないので、ずっと苦しみ続けるしかないのです。
学級委員長にとって川番河舞はとても大事な友だちだったので、川番河舞が苦しんでいるのを学級委員長は見たくないはずです。
今の学級委員長は確かに何もできませんが、友を救いたい意志があるのなら、学級委員長はまだまだ戦えます。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。