出典:龍幸伸(著)ダンダダン第104話
「ダンダダン」第104話の中で、海へ向かおうとしていたアジャやトメは友であるバンガの破天荒な計画に参加しました。
古代シュメール人が立て上げたピラミッドを利用するのは生き残れる唯一で最後の手段ですが、数えきれないほどの異星人からピラミッドへ向かうのは自殺行為です。
バンガの計画がうまくいく可能性がすごく低いことをアジャやトメは知っていますが、それでも二人はバンガに力を貸しました。
案の定、山ほどある異星人からピラミッドにたどり着くのは無理でしたが、二人がこの計画に参加してくれたから、シュメール人の未来は大きく変わりました。
アジャ、トメ、バンガや美少女宇宙人のバモラが生きている限り、シュメール人の抗いは終わりません。
それではこれから最新話の感想や考察をお届けいたします。
最新話感想
偶然なのか、それとも運命なのか、ダンダダン第104話の中で絶体絶命な状況に陥ったバンガは怪獣服に出会えました。
怪獣服はシュメール人の神様を現す武器であり、惨い最後を迎えたシュメール人たちの怨念の塊でもあります。
瀕死になっているバンガが怪獣服に出会ったのはただの偶然だと思われますが、シュメール人が異星人集団に抱いている憎しみが爆発した可能性もあります。
ダンダダンの世界での怨念はすさまじいパワーを持っているので、シュメール人たちの怨念が怪獣服を動かすことは造作のないことです。
実際、高倉健を気に入った邪視がいつも使っている技、呪いの家は怨念の力です。
地底人だった鬼頭ナキに殺された被害者たちは怨念になった後も、人間へ復讐する気持ちは永遠に忘れられないから、優秀な肉体を手に入れた邪視の力になりました。
怨念たちの力を得て、呪いの家を使えるようになった後、元々強かった邪視は更に進化しました。
異星人集団が長い間シュメール人たちを虐殺しまくっていた結果、ほぼ全てのシュメール人は抗うのを諦めて、残虐的な死を受け入れました。
いまだに諦めたくないシュメール人はバンガやバモラしかないことを怨念となったシュメール人たちは当然知っています。
知っているからこそ、怪獣服はバンガの目の前に現れました。
そして結果から見れば、怨念となったシュメール人たちの判断は正解です。
バンガは見事にビッグママを殺せた上に、若きバモラは無事に次元を超えて、一緒に異星人集団と戦ってくれる強者たちに出会いました。
最新話徹底考察
☆バンガの意外な判断
バンガは鋭い勘や豊富な戦闘経験を持っている女性ですが、ダンダダン第104話の中で、バンガは意外な判断を取りました。
バンガが取った意外な判断、それはシュメール人の男どもを救出したいことです。
数えきれない異星人の中で男どもを救出するのは無謀なことで、バンガがその行動を決意した時、友であるトメはすごく驚きました。
バンガは生きることを最優先にしている女性なのに、バンガは絶望しかない世界で男どもを嫌いになった女性なのに、それでもバンガは男どもを解放しようとしました。
バンガは戦力が欲しいから男どもを解放しようと説明してくれましたが、あのようなひょろひょろ爺さんを何人解放しても戦力にはなりません。
これは推測ですが、バンガが男どもを解放したい理由は別にあります。
バンガが男どもを解放したかったのはその男どもが王宮に関係している者たちだからです。
昔のバンガは王宮で料理人を務めていましたので、王宮に関係している者たちの顔を知っていてもおかしくありません。
ひょろひょろ爺さんが何人いても絶対に戦力にはなれないのですが、あの爺さんたちが王宮に関係している者たちなら、話は変わります。
古代シュメール人が立て上げた古墳ことピラミッドは王宮の者たちしか詳しく知らないので、バンガたちが無事に脱出するには王宮の者たちの力が必要です。
神話の内容をバンガは確かに知っていますが、実際の操作方法を知っているかどうかは疑わしいです。
全員が絶望しかない世界で生き延びるために今回の計画は成功しなければならないので、バンガは仕方なく爺さんどもを必死で救おうとしました。
出典:龍幸伸(著)ダンダダン第104話
☆アジャの判断
ダンダダン最新話の第104話の中で、アジャは倒れている友、バンガを救うことをすぐに諦めましたが、彼女の判断は正しいです。
アジャにとってバンガは長い間ともに生活し、戦ってきた大事な友だち、アジャだってバンガを失いたくないのです。
ですが、厳しい戦場に踏み入れた時点で、皆はもう他の選択肢がないのです。
倒れた者をすぐに見捨てなければ、皆は全滅して、死よりも恐ろしい最後を迎えます。
もしアジャがあの時バモラと一緒にバンガのそばに残っていれば、皆はあっという間に異星人たちの集中砲火を受けて、全滅します。
アジャがすぐにバンガを見捨てて、バモラを連れて逃げ出したから、皆は一秒でも長く生き延びることができました。
アジャの判断だけではありません、アジャが傷心のバモラに言ったことも正しいのです。
若きバモラは全シュメール人の希望、バモラが生きていれば、シュメール人に未来はあります。
今も生き残っているシュメール人は全員が老人なので、異星人集団に反撃するのは無理ですし、シュメール人の国や文明を復興するのも無理です。
シュメールの誰が死んでも未来は変わらないのですが、バモラだけがシュメール人の未来を変えられる希望や可能性が残っているので、彼女のお母さんたちは何としてもバモラを活かします。
☆ビッグママ撃破
シュメール人にとって異星人集団が所有する醜いビッグママは最も凶悪で恐ろしい存在です。
ビッグママが生きている限り、シュメール人は全員がビッグママに食われて、武器として生まれ変わります。
ビッグママは元々非常に醜くて気味の悪い異星人なので、ビッグママに食われるのをシュメール人が怖がるのは当然です。
どのシュメール人もビッグママを殺したいのですが、誰もがビッグママを殺せるほどの力を持っていないので、ビッグママの討伐は無理でした。
ですが、ダンダダン最新話の第104話の中で、バンガはシュメール人のために憎きビッグママを討伐しました。
バンガはビッグママを殺せるほどの力を持っていなかったのですが、シュメール人の怨念の塊である怪獣服に出会えた途端、話は変わりました。
本物の怪獣のように行動し、攻撃できるようになったバンガはビッグママを殺せるほどの力を得ました。
怪獣服の力を得たバンガが最初にビッグママを殺したのは正解です。
娘であるバモラを守れたのはもちろん、バンガはシュメール人を恐怖から解放できたと同時に、異星人集団の特殊スーツの量産を見事に止められました。
☆動き出す異星人集団ボス
異星人集団ボスにとって信じられない事件が確かに起きています。
異星人集団が完全に制圧した地域に、バンガ、アジャ、トメやバモラは女性四人だけでビッグママを討伐して、大暴れをしています。
異星人集団は圧倒的な兵力を持っているから、ただのシュメール人の反乱ならば無視しても何の問題もないのですが、バンガが怪獣服を手に入れて、ビッグママを殺した今、話は完全に変わりました。
ビッグママが殺されたことで異星人集団は特殊スーツの製造要員を失い、大きな損害を受けました。
そしてこれからバンガが特殊スーツを着ている異星人を何体かを殺せば、異星人集団ボスは優秀な戦力をも失います。
最悪の結果にならないために、これから異星人集団ボスはすぐに対応しなければなりません。
異星人集団ボスが今回の騒動を無視した場合、奴隷になっているシュメール人たちが一緒に反乱を起こす可能性もあります。
出典:龍幸伸(著)ダンダダン第104話
☆バモラが取る行動
怪獣服を着ているバンガがビッグママを倒してくれた今、バモラが進むべき道に再び希望の光が照らしました。
最も重要なビッグママが倒されたので、異星人たちは一瞬何もできないほど驚く可能性があります。
異星人たちがパニックになった時、バモラに行動する絶好のチャンスが訪れますので、バモラはすぐに行動するべきです。
これからバモラが取る行動について二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それはすぐにバンガと一緒にピラミッドへ向かうことです。
今のバモラたちはまだ怪獣服の能力を全部発揮できないと思いますが、バンガがバモラをすぐにピラミッドの方へ連れていくことは簡単です。
バンガは既に怪獣服の巨大化を発動していますので、すぐにバモラを連れて走れば、あっという間にピラミッドの中へ侵入できます。
二つ目の可能性、それはバンガの行動に合わせて、異星人たちを攻撃しながら男どもを解放することです。
ピラミッドへ向かうことはバンガやバモラたちの目的ですが、元料理人であるバンガがピラミッドを動かせる方法を知っている可能性は低いです。
男どもは全員が年上のお爺さんですが、それでもピラミッドを動かす方法を知っている可能性はありますので、先に男どもを解放するのは悪くない判断です。
それにたとえ男どもがピラミッドに関することを知らなくても、大きな騒動を起こしてくもらえれば異星人たちが反応する速度は落ちますので、それでもバンガたちにはメリットがあります。
☆バンガの勝利
シュメール人の怨念の塊、怪獣服に出会えて、怪獣服の力を借りられた時点で、バンガは絶望しかない世界でも見事な勝利を手に入れました。
バンガにとっての勝利はシュメール人の復讐ではなく、クソみたいな世界で生き延びることでもありません。
バンガにとっての勝利はバモラに新たな未来を与えることです。
バンガはいつも認めたくなかったが、バモラはシュメール人の未来であることをバモラは知っています。
知っているからこそ、バンガはいつもバモラを守ってくれました。
ダンダダンの最新話の第104話の中でバモラがミスを犯したとしても、バンガは自分の体を盾としてバモラを守りました。
小隊が全滅して、異星人がたくさんいる状況でバモラがピラミッドまでたどり着ける可能性はないと言えますが、バンガはバモラのために道を開いてくれました。
バンガは怪獣服の力を利用してビッグママを倒した上に、ピラミッドまでたどり着ける道をも開いてくれたので、これからバモラが進む道に希望が残っています。
そして結果を見れば、バモラは確かに地球までたどり着いて、頼もしい高倉健に出会えたので、バンガは間違いなく邪悪な異星人集団に勝ちました。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。