出典：龍幸伸（著）ダンダダン第82話
ダンダダンの中に登場する異星人集団ボスは全てのテロリスト異星人を統率している者で、バモラの人生をめちゃくちゃにした犯人でもあります。
異星人集団ボスが大軍を率いて、シュメール人の惑星を侵略していたから、バモラは実の両親を失い、凶悪な犯罪者との戦いの日々を始めました。
異星人集団ボスは許すまじき犯罪者ですが、彼は冷静な頭脳、最強のスーツや豊富な戦闘経験を持っているのは事実です。
弱々しい軟体生物を異星人集団ボスが統率しているから、全員は無敵の侵略軍団になり、別次元に地球の進攻も可能にしました。
異星人集団ボスは全ての軟体生物の頂点で、彼さえうまく討ち取れば、残りの軟体生物を片付けるのは簡単です。
異星人集団ボスは美少女宇宙人バモラの敵であり、高倉健や綾瀬桃たち地球人の敵でもありますので、今回は異星人集団ボスについて考察してみたいと思います。
☆最恐最悪の異星人
ダンダダンの世界には様々な異星人が存在しますが、異星人集団ボスは間違いなく最恐最悪な異星人です。
異星人集団ボスに出会う前に、高倉健や綾瀬桃は既に何体かの異星人に遭遇しましたが、異星人集団ボスは誰もが比べられないほどの邪悪な異星人です。
異星人集団ボスはほとんどの異星人と違って、侵略活動を決めれば、緻密な計画を練って、その計画を確実に実行します。
情報収集、物資集めや武器の調達など、異星人集団ボスは侵略活動に必要な準備を全部揃っていきます。
そして侵略活動が始まった時、異星人集団ボスは獲物の心をも攻めていきます。
侵略戦争において最も恐ろしい物は死ではなく、拷問です。
異星人集団ボスやその手下たちは侵略のためならばどんな残虐的拷問でも平気に実行します。
実際、ダンダダン第１０１話の中で、異星人集団ボスやその手下たちは非道なことを多く犯しました。
戦争において拷問は最も敵の心を潰せる行為で、異星人集団ボスやその手下たちが拷問しまくっていたから、異星人集団ボスは一気にシュメール人を制圧できました。
そして全ての拷問はシュメール人に強烈な恐怖を与えて、その恐怖はシュメール人の反抗意志を消していきます。
戦争において拷問にはもう一つ重要な効果があります。
それは敵の行動を制限することです。
ダンダダン第１０６話の時、異星人集団ボスはバンガの親友、アジャを人質として使ったから、バンガは愛するバモラを最後まで守ることができませんでした。
☆最強の異星人
ダンダダンの世界には様々な異星人がおり、全知全能のルドリスも存在していますが、異星人集団ボスは最強の異星人です。
異星人集団ボスやその手下たちの本体は弱々しい軟体生物ですが、ビッグママが生み出してくれた特殊スーツを着れば、全員生まれ変わったように強くなります。
異星人集団ボスは気持ち悪いビッグママが生み出した最強のスーツを手に入れた軟体生物だと言えます。
惑星の重力適応、惑星の湿度対応や驚異的な戦闘力はもちろん、異星人集団ボスのスーツは空間をいじることも可能です。
ダンダダン第８２話の時、異星人集団ボスが空間をいじって、高倉健にとどめを刺したから、高倉健は負けました。
異星人集団ボスのスーツは別格の物で、そのスーツを攻略するのはとても厳しいです。
スーツが強いのは当然なことですが、異星人集団ボス自身もすごく戦闘になれています。
冷静に状況を分析できる能力、各武器を熟知している知識、作戦を確実に実行する行動力や敵の強さを見分けられる判断力など、異星人集団ボスは戦闘に必要な物を全部揃っているから、彼は無敵と言えるほどの存在になりました。
異星人集団ボスの本体は偉そうで、言葉遣いが悪い軟体生物ですが、それでも彼は最強の異星人です。
出典：龍幸伸（著）ダンダダン第106話
☆遥々地球へ向かった目的
異星人集団ボスやその手下たちはシュメール人の惑星を制圧しましたが、惑星の中にはまだまだ生存者がいます。
生存者たちはもう反抗できる力を持っていないとはいえ、異星人集団ボスはシュメール人たちを殺さず、数人の部下を連れて、地球へ向かいました。
異星人集団ボスが残りの仕事を完成せず、すぐに地球へ向かったのはバモラを追撃するためです。
バモラが新しい惑星で生きられるように、バンガは優秀な怪獣服をバモラに託しました。
怪獣服は異星人集団ボスが持っているスーツの中でもトップの性能を持っていますので、異星人ボスは怪獣服を何としても奪い返したかったのです。
怪獣服の奪還は最優先事項ですが、地球という惑星に着いた後、異星人集団ボスは新たな考えを思いつきました。
異星人集団ボスは人間が溢れている美しい地球を侵略しようと企んでいて、その第一歩として異星人集団ボスはセルポを襲い掛かりました。
セルポを倒した後、異星人集団ボスはセルポが持っている物質、知識や言語などを全部奪って、本格的な侵略活動を始めました。
生き残っているシュメール人は僅かで、全員が老人しかいないので、異星人集団ボスが地球を欲しがるのは当然なことです。
異星人集団ボスは侵略活動に慣れていて、今回は地球のために全軍を出動させる予定です。
異星人大艦隊が地球に到着し、異星人集団ボスが地球の戦士たち、バモラ、セルポやシャコを全部片づければ、地球人はシュメール人と同じ結末を迎えます。
☆地球での旅
異星人集団ボスがどれほど強くても、別次元にいる惑星へ逃げこんだバモラをいきなり襲い掛かるのは厳しいです。
バモラが無事に到着したどうかもわからない上に、バモラの怪獣服は透明になれる能力がありますので、バモラを見つけ出すために異星人集団ボスは情報や時間が必要です。
地球の情報を得るために、バモラを見つけだすために、異星人集団ボスは地球に着いた後手下たちと一緒に見事な一手を取りました。
それはいきなり地球に潜伏しているセルポを襲い掛かることです。
セルポは長い間地球に潜伏している宇宙人で、地球侵略のためにいろいろな準備を進めています。
地球に潜伏している間に、セルポは多くの兵器を用意しましたが、本体は非常に弱いので、異星人集団ボスは簡単にセルポを潰しました。
セルポを潰した後、異星人集団ボスはセルポが持っている物や情報を全部奪って、バモラ探しやナッツ奪いを進めました。
高倉健やバモラにとって異星人集団ボスは凶悪な敵ですが、異星人集団ボスは優秀な頭脳で弱々しい軟体生物を導いていたことは事実です。
☆ビッグママとの関係
異星人集団ボスは最もビッグママの世話になった軟体生物だと言えます。
ビッグママが万能と呼べるスーツを産んでくれたおかげで、異星人集団ボスは一気に弱々しい軟体生物から最恐無敵の存在になりました。
もし異星人集団ボスの万能スーツが量産できれば、異星人集団ボスは最強の軍団を作り出せますが、ダンダダン第１０６話の中で異星人集団ボスはあることを言い出しました。
「ビッグママはそうそう産んでくれねえ」と異星人集団ボスはダンダダン第１０６話の中で言いました。
ビッグママは無限に特殊スーツを生み出せる化け物ですが、産まれたスーツの性能の良さは全部ランダムなのです。
当たりがあれば、外れもあります、ビッグママがどんなスーツを産んでくれるのかを異星人集団ボスは把握できないし、コントロールもできません。
ビッグママのスーツは完全ランダムだから、異星人集団ボスはビッグママを使って、スーツをたくさん産ませました。
ビッグママがスーツを生み出す過程で異星人集団ボスやその手下たちはたくさんの命を奪わなければなりませんが、一つだけでも強いスーツを生み出せば、異星人集団ボスは優秀な戦力を得られます。
☆バモラの人生をめちゃくちゃにした犯人
異星人集団ボスはバモラの人生をめちゃくちゃにした張本人です。
異星人集団ボスのせいで、バモラは幼い頃に両親を失い、長い間凶悪な異星人との死闘を始めました。
そして異星人集団ボスのせいで、バモラは愛するバンガ、アジャやトメと離れ離れになって、一人で別の惑星に住むことになりました。
バモラが迎える悲劇、苦しみや痛みはこれで終わりではありません。
異星人集団ボスが地の果てまでも追ってきたせいで、バモラが好きになった高倉健は重傷になり、初めての親友、綾瀬桃と絶交することになりました。
戦争が始まれば、子供たちが不幸に落ちるのは仕方ないことですが、異星人集団ボスがシュメール人の虐殺やビッグママのスーツ作りに集中しすぎたせいで、バモラの人生はめちゃくちゃになりました。
このような壮絶な人生で人が絶望し、頭がおかしくなる可能性は高いですが、バモラは最後の最後でも希望を望んでいました。
そしてクソみたいな世界にいても、バモラは親友のために全ての勇気を絞り出して、邪悪な敵に立ち向かいました。
今の異星人集団ボスは確かに怪獣服を奪い返しましたが、これで絶望になった人間は一人もいません。
むしろ、クソみたいな環境で過ごしていたバモラを守るために、地球の戦士たちやシャコの闘志は燃え上がっています。
以上が今回の記事の内容でした。最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
