考察タイム

 

 

 

「ダンダダン」呪行李、呪いの力で凶悪な妖怪、幽霊や悪魔を封印するための箱!

出典:龍幸伸(著)ダンダダン第148話

 

 

ダンダダンの中に登場する呪行李は凶悪な妖怪、幽霊や悪魔を呪いの力で封印するための箱です。

 

呪行李の中には四つの封印があって、それぞれの封印には守り神や不思議な生きものたちが守っているので、どんな妖怪、幽霊や悪魔でも、中に封印されれば、脱出するのは不可能です。

 

呪行李は見た目がすごく地味な箱なので、本来呪行李が人間の手に落ちることなく、高倉健や綾瀬桃が呪行李に関わることもないはずですが、ダンダダン第148話の中で、衝撃的な事実が判明しました。

 

不気味で恐ろしい悪魔、メルヘンカルタは呪行李に封印されている間に、ある計画を実行しました。

 

どんなに強くて特殊な能力を持っていても、メルヘンカルタが自力で全ての守り神を倒し、自力で呪行李から脱出するのは無理です。

 

無理だから、メルヘンカルタは脱出するために人間の力を借りると決めました。

 

強力な呪いの力を備えていますが、呪行李はすごく地味な箱だから、ものを乗っ取る力を持つメルヘンカルタは先に呪行李を乗っ取りました。

 

呪行李のような地味な箱、どんな人間も興味を持ちません。

 

呪行李を乗っ取った後、メルヘンカルタは呪行李を不思議なゲーム、團魔羅に変えました。

 

これは信じがたいことですが、メルヘンカルタは本当に自力で呪行李を大改造しました。

 

メルヘンカルタがどれほどの時間を使ったのかは判明されていませんが、改造が終わった後、物事はメルヘンカルタの予想通りに進んでいました。

 

そして今、様々な偶然が重なった結果、メルヘンカルタはついに自由になって、呪行李を壊そうとしています。

 

良くも悪くも、呪行李はメルヘンカルタに深く関わっているものなので、今回は呪行李について考察してみたいと思います。

 

 

☆メルヘンカルタと呪行李

 

どんな理由があっても、どんな目的を持っていても、本来呪行李の中へ入ってしまった者は永遠元の世界へ戻れないのです。

 

妖怪、幽霊や悪魔はもちろん、このルールは人間にも適応します。

 

誰もが自由自在に呪行李を出入りできれば、凶悪な何かを封印する意味がなくなりますので、このルールが存在するのは当然です。

 

ですが、呪行李を乗っ取ったメルヘンカルタはこのルールをいじりました。

 

呪行李を完全に支配したとしても、メルヘンカルタはどんな時でも自力で外へ脱出できませんが、最高責任者となったメルヘンカルタは人間の出入りをコントロールできるようになりました。

 

人間のことを詳しく知っているメルヘンカルタは人間の行動を正確に読み取れますが、どんな人間が呪行李に入るのかはさすがのメルヘンカルタも予想できなかったです。

 

弱い人間、戦えない人間、何の役にも立たない人間が呪行李に入ってしまう可能性はありますので、そんな人間たちを永遠に閉じこんでいても何の意味もありません。

 

使えない人間たちはさっさと追い出した方がメリットが多いので、メルヘンカルタが呪行李のルールをいじったのは正解です。

 

このルールが適応している間、メルヘンカルタは全ての人間の出入りを支配しています。

 

言い換えれば、メルヘンカルタをうまく制圧すれば、どんな人間も自由に呪行李から元の世界へ戻れます。

 

ダンダダン第148話の中で、メルヘンカルタは誰も呪行李から出られないと言っていましたが、メルヘンカルタがいじったこのルールはまだ生きているはずです。

 

これから高倉健がターボババアの知恵を借りて、全力でメルヘンカルタを討てば、メルヘンカルタが痛みや恐怖で人間たちを元の世界へ追い出してしまう可能性はあります。

 

メルヘンカルタは接近戦闘をするような悪魔ではないので、メルヘンカルタが痛みを感じる部分を的確に攻撃すれば、メルヘンカルタを制圧するのは不可能ではありません。

 

 

☆呪行李と奇妙な生きものたちとカード

 

封印している凶悪な妖怪、幽霊や悪魔を永遠に閉じこめるために、呪行李の中にはいろいろな生きものや四つの守り神が存在しています。

 

二足歩行するトカゲ、空を飛ぶドラゴンや地上で活動する巨大な象など、呪行李の中には何でもあります。

 

呪行李の中に存在する奇妙な生きものたちがやらなければならない仕事はたった一つだけで、その内容は非常にシンプルです。

 

それは呪行李の中へ入ってしまった者たちを容赦なく討伐することです。

 

どんな理由でも、どんな目的があっても、呪行李の中にいる全ての生き物たちは侵入者の正体をすぐに特定できて、全力で殺しに行きます。

 

封印を守るためだから、生き物たちが全力で戦うのは当然のことです。

 

呪行李の中にいる奇妙な生き物たちは全員高い戦闘力を持っているので、理論上、誰もそれらの生き物や守り神を壊して、呪行李の中に封印しているものを解放できないのです。

 

メルヘンカルタは当然の事実を知っているので、メルヘンカルタは呪行李に対抗するために見事な対策を用意しました。

 

呪行李の中にいる人間たちが全ての生き物や守り神を倒せるように、メルヘンカルタは特殊な武器、カードを用意しました。

 

カードはとても強い武器で、カードがあれば、攻略の難易度は一気に下がります。

 

実際、綾瀬桃や頭間雲児が楽々と守り神を倒せたのは全部カードのおかげです。

 

カードの特殊効果がなければ、今頃あの二人は気絶しているでしょう。

 

メルヘンカルタが自由になった時点で、メルヘンカルタの計画は完全無欠なものですが、特殊武器、カードが存在する限り、高倉健がカードを利用して、メルヘンカルタを攻略しに行く可能性はあります。

 

カードは確かにメルヘンカルタが作り出したものですが、カードはメルヘンカルタではなく、持ち主のものなので、高倉健が正確に使い分ければ、メルヘンカルタをカードで攻略するのは可能です。

 

実際、ダンダダン第149話の中で、カードは何度も、何度も人間たちを守っていたので、メルヘンカルタの攻略にカードは欠かせないのです。

 

 

「ダンダダン」呪行李、呪いの力で凶悪な妖怪、幽霊や悪魔を封印するための箱!

出典:龍幸伸(著)ダンダダン第148話

 

 

☆メルヘンカルタと謎の男と呪行李

 

ダンダダン第148話の時、メルヘンカルタは望み通り自由になりましたが、ダンダダン第149話の中で、メルヘンカルタは非常におかしなことをしました。

 

メルヘンカルタがその場で瞬時に頭間雲児に憑依したのは正解なことですが、メルヘンカルタは現実世界へ戻らず、呪行李を壊そうとしました。

 

これは非常におかしいです。

 

ずっと封印されていたメルヘンカルタは非常に自由を求めているのに、メルヘンカルタは現実世界へ戻るのではなく、時間や体力がかかる仕事を選びました。

 

頭間雲児がハイスペックで、とても優秀な呪いの力を持っているのは事実ですが、全力の一撃を何発も出し続ければ頭間雲児が死ぬことをメルヘンカルタは知っているはずです。

 

実際、ダンダダン第149話の中で頭間雲児の鼻から大量の血が流れていました。

 

頭間雲児の体は強烈なダメージを受けているのに、メルヘンカルタはそれでも頭間雲児で連続全力の一撃を何発も出し続けました。

 

メルヘンカルタのこの行動に何かしらの意味があるはずです。

 

そして奇しくも、メルヘンカルタのこの行動は謎の男が言ったことに一致しています。

 

謎の男も、メルヘンカルタも呪行李を壊すことを企んでいます。

 

謎の男やメルヘンカルタが呪行李を壊そうとしている理由について二つの可能性が考えられます。

 

一つ目の可能性、それは完全に呪行李から脱出するためです。

 

理論上、メルヘンカルタはそれで自由になりましたが、実際どんな結果を迎えるのかは誰もわかりません。

 

完全状態のままで解放される可能性があれば、能力が削られる、もしくは弱体化を受ける可能性もあります。

 

メルヘンカルタは現実世界をめちゃくちゃにしたいと思っているので、可能な限り完全な状態で外へ出たいのでしょう。

 

これは単なる推測ですが、呪行李が完全に壊される時、誰もメルヘンカルタを縛られないので、メルヘンカルタは完全状態のために呪行李を壊そうとしていた可能性はあります。

 

二つの可能性、それは呪行李の中に何かが存在していることです。

 

呪行李の世界は完全無欠のもので、呪いの力だけで成立しているとは考えられません。

 

これは推測ですが、呪行李の中には神様の力も混じっている可能性はあります。

 

ダンダダンの世界には神様の力のようなものが存在しているので、メルヘンカルタも、謎の男も神様の力のために呪行李を壊そうとしていた可能性はあります。

 

 

☆呪行李と金の玉

 

呪行李の中には一つ不思議なルールがあります。

 

それは金の玉がなければ、どんな力も使えないというルールです。

 

呪行李の中は呪いの力も、超能力も使えますが、それらの力を使う時金の玉を持たなければなりません。

 

金の玉を持っていなければ、その時点でどんな力も使えなくなります。

 

金の玉は冴えない高倉健のもので、金の玉は主人と違って、ダンダダンの世界において金の玉は非常に有名で人気のあるアイテムです。

 

ほとんどの玉と違って、高倉健の金の玉はターボババアの力に包まれているので、金の玉の中には凄まじいエネルギーがあります。

 

金の玉は人間が触るだけで霊力が目覚めるものであり、金の玉は古墳をも開けるほどのものでもあります。

 

金の玉はとても素晴らしいものだから、地球外生命体であるセルポや深淵の者は高倉健を奪おうとしていました。

 

ダンダダンの世界において金の玉が重要なアイテムであることは間違いないのですが、どうして金の玉がなければ能力を使えないのかは疑問です。

 

金の玉が必要という事実は謎の男だけではなく、ターボババアも知っていました。

 

金の玉は呪いの力に関わっていると思われますが、金の玉を持っているだけで、綾瀬桃は超能力をも使えました。

 

綾瀬桃は呪いの力を使えないので、金の玉は呪いの力ではなく、別の何かに関わっている可能性が高いです。

 

金の玉は呪いの力ではなく、霊力に関わっていると考えられます。

 

呪行李の世界でうまく戦うためには膨大な霊力が必要な可能性があります。

 

本来人間がこれほどの霊力を集める方法はないのですが、偶然ターボババアの霊力は金の玉に凝縮しているから、金の玉が呪行李の攻略アイテムになりました。

 

呪行李は凶悪な妖怪、幽霊や悪魔を封印する箱なので、中で誰もが能力を使えるのなら、封印する意味がなくなります。

 

誰も呪行李に手を出せないように、呪行李は膨大な霊力を持つ者しか行動できないよう設置されていたと考えられます。

 

 

☆呪行李と謎の男とターボババア

 

メルヘンカルタは非常に賢くて狡猾な悪魔です。

 

その上、メルヘンカルタは人間のことを知り、人間の世界のことをよく把握しているから、メルヘンカルタはこれほど長い計画を立てられました。

 

メルヘンカルタの計画は立派なものですが、ここまで成功できたのは謎の男のおかげです。

 

謎の男謎がいなければ、頭間雲児は金の玉を見つけられず、團曼羅の中へ入る方法すらなかったです。

 

謎の男から金の玉を受け取れなかったら、たとえ頭間雲児が運よく團曼羅の中へ入れたとしても、一瞬で殺されるでしょう。

 

謎の男は頭間雲児のためにいろいろしたように見えますが、実は謎の男自身もいろいろな秘密を抱いています。

 

結果から見れば、謎の男が抱いている秘密はほとんどターボババアに関わっています。

 

呪行李も、メルヘンカルタも、金の玉も、アンブレボーイも、これらはターボババアに関わっています。

 

そして結果から見れば、ターボババアを引き寄せるための材料が揃え過ぎました。

 

これは偶然と偶然が重なった結果ですが、実際ターボババアは呪行李を訪れました。

 

もしこの脚本がメルヘンカルタではなく、謎の男が考えていた脚本なら、これから謎の男も参戦する可能性は高いです。

 

☆呪行李と宇宙人

 

呪行李は妖怪、幽霊や悪魔を封印する箱だということはわかりましたが、宇宙人にも同じ効果が存在するかどうかは疑問です。

 

どんな時でも、地球や人間にとって宇宙人、地球外生命体は巨大な脅威です。

 

ダンダダンの世界の人間たちは宇宙人や地球外生命体に備えていないので、人間たちは彼らの襲撃を止められる手段はありません。

 

いつかはわかりませんが、これから地底人サンジェルマン伯爵深淵の者が現れる可能性は非常に高いので、呪行李を使えれば、戦うべき相手は一気に減ります。

 

呪行李の対象は一体だけでも、最も厄介な敵に対処すれば、地球を守れる可能性は高くなります。

 

これは単なる推測ですが、呪行李は宇宙人をも閉じ込める可能性は高いです。

 

理由はわかりませんが、宇宙人には呪いの力が通用します。

 

地球特有の呪の力や螺旋の力が通用していることから、理論上呪行李は宇宙人も閉じ込められるはずです。

 

呪行李の世界は霊力がなければ力発揮できないので、中に封印されれば、宇宙人や地球外生命体たちは永遠に脱出できないのでしょう。

 

以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。