出典:龍幸伸(著)ダンダダン第104話
ダンダダンの中に登場するビッグママは異星人集団が所有している気持ち悪い生き物で、異星人集団にとって最も重要な存在でもあります。
誰がビッグママという名前を付けたのかはわかりませんが、ビッグママは信じられないほど巨大な胸を持っていると同時に、尻から武器を生み出せる能力をも持っていますので、ビッグママは確かに異星人集団の巨大なお母さんです。
異星人集団が多くの惑星を侵略しまくっている間に死傷者が出るのは当然なことですが、ビッグママが生きている限り、異星人集団の圧倒的な勢力は全く変わりません。
気持ち悪いビッグママは異星人集団の強さの根源で、ビッグママがいなければ、異星人集団が使える戦力は一気に減ってしまいます。
誰がどう見てもビッグママは恐ろしい生き物ですが、異星人集団はビッグママを愛用しています。
ビッグママという生き物は異星人集団や美少女宇宙人のバモラだけではなく、全てのシュメール人に深い影響を与えていますので、今回はビッグママについて考察してみたいと思います。
☆異星人集団の切り札
ビッグママは異星人集団の惑星侵略活動において最も重要な切り札です。
異星人集団の皆は全員が弱々しい軟体生物で、自力で惑星を侵略することは不可能です。
ダンダダン第98話の時、触手型異星人のスーツが円城寺仁に壊された後、中の軟体生物はすぐに逃げ出しました。
あの時の円城寺仁はすごく弱まっているので、軟体生物が何かしらの攻撃を仕掛ければ、円城寺仁は死んでいましたが、軟体生物は逃げ出したのです。
敵にとどめを刺せる最高のチャンスを自ら見捨てたことから、特殊スーツがない状態の軟体生物がどれほどに弱いのかがわかります。
軟体生物たちの強さの根源は特殊スーツであり、そのスーツはビッグママが生み出した物です。
美少女宇宙人のバモラが愛用している怪獣服も、ビッグママが作った特殊スーツだったのです。
異星人集団はビッグママがいるから惑星が可能になりまして、ビッグママも異星人集団と共に行動しているから気持ちよく食事できますが、どうしてこのようなパートナー関係が構築できたのかはまだ判明されていません。
☆気味の悪い能力
ビッグママには特殊スーツを無限に作れる能力を持っていますが、その能力を発動するためにビッグママはある行動をしなければなりません。
ビッグママが武器を生み出すには生きている人間を食べる必要があります。
異星人集団の皆が生きている人間をビッグママに食べさせて、養分として存分に蓄えた後、ビッグママの尻の部分から武器が生み出されます。
誰にとってもビッグママの能力は非常に気味が悪いのですが、異星人集団にとっては必要不可欠です。
ビッグママが生み出した特殊スーツは全てが惑星に適応する能力があり、軟体生物がスーツを着れば、どんな惑星でも自由自在に動けます。
地球は重い重力がある惑星ですが、軟体生物たちは特殊スーツがあったから、地球の中にいても自由自在に戦えます。
惑星に適応する能力だけではありません、ビッグママが生み出した特殊スーツは全部それぞれ別々の能力があります。
背後から無数の触手を出せるスーツ、背後に加速装置のあるパイプスーツ、様々な砲弾が出せるスーツや異星人集団ボスが使っている万能スーツでも、ビッグママは生み出せます。
異星人たちは全員が何もできない軟体生物ですが、様々な特殊スーツを手に入れたから、無敵の侵略者集団になりました。
そしてビッグママが生きている限り、異星人集団の恐怖は全宇宙に伝わります。
出典:龍幸伸(著)ダンダダン第103話
☆異星人集団との出会い
異星人集団やビッグママは最高のパートナー関係を構築していますが、どうして異星人集団がビッグママに出会えたのかはいまだに謎です。
ビッグママが一体しかないことから、ビッグママは特殊個体であると考えられますが、広い惑星の中、広い宇宙の中にピンポイントでビッグママを見つけるのは非常に難しいです。
異星人集団と運命のビッグママの出会いについて二つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それは軟体生物たちが力を合わせて作り上げた特殊生物であることです。
ビッグママの能力は的確過ぎて、元から存在している生き物だとは考えられません。
広い宇宙の中にどんな生き物が存在していてもおかしくないのですが、ビッグママが元から存在している恐ろしい生き物だとしたら、とっくに討伐されていたはずです。
軟体生物たちは人間という生き物に執着しているので、人間に復讐、もしくは人間を皆殺しにするために力を合わせてビッグママを作り上げた可能性はあります。
二つ目の可能性、それはビッグママは元々侵略用に作られた兵器で、軟体生物たちが別の侵略者からビッグママを乗っ取ったことです。
特殊スーツを着ているから軟体生物たちは圧倒的な力を見せてくれましたが、ビッグママを作れるほどの知力を持っているかどうかは疑問です。
ビッグママは気持ち悪くて、恐ろしい生き物ですが、それを作るために相当な科学技術や頭脳が必要なはずです。
異星人集団が弱まっている軟体生物の状態で自ら惑星侵略を仕掛けたとは考えられないので、軟体生物たちが何らかの方法でビッグママを乗っ取ったと思います。
☆人類にこだわっている理由
ビッグママが人間を食べて、人間で武器を生み出したことはわかりましたが、どうして人間なのかは判明されていません。
異星人集団、バモラやシュメール人たちがいる次元の中にはいろいろな生物が存在しているはずですが、ビッグママが他の生物を食べたシーンはありませんでした。
周りに人間が多かったから人間を食べまくった可能性は当然ありますが、ビッグママが人間にこだわっている可能性は他にあると思います。
ビッグママが人間にこだわっている理由について二つ目の可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それは人間がどの生き物よりも豊富な想像力を持っているからです。
ビッグママに食べられた人間たちは養分として蓄えますが、十分な量を蓄えた後、ビッグママはその人間たちが死ぬ直前に想像したものを武器として生み出すのです。
武器の生産に必要な物は想像で、人間の想像があったから、ビッグママはいろいろな種類の武器を生み出せました。
人間は他の生物よりも豊富な想像力や感情を持っていますので、優秀な武器を生産するために異星人集団やビッグママは人間を食糧として選んだ可能性があります。
二つ目の可能性、それは人間が多くのエネルギーを持っている生物だからです。
ダンダダンの世界において、人間は多くのエネルギーを持っている生物で、特に男性のナッツは更に多くのエネルギーが潜んでいます。
異星人集団が作っている武器たちは全部優秀な物で、どれほどの時間が経っても全然壊れないのです。
これほど完成度の高い武器を完成するには多くのエネルギーが必要なので、人間が最適です。
☆ビッグママの最後や異星人集団ボスが取った行動
ビッグママはシュメール人の敵、悪夢でしたが、数えられ得ないほどのシュメール人を虐殺したビッグママは最後、シュメール人のバンガに倒されました。
ダンダダン第104話の時、シュメール人の怨念が集まっている怪獣服に選ばれた後、バンガは怪獣服の能力を発動して、見事ビッグママを倒しました。
恐ろしくて気味が悪いビッグママが自分の能力で倒されたのは皮肉な話です。
ですが、ビッグママの恐怖がこれで終わるのでしょうか。
異星人集団ボスが優秀な手下たちと共に次元を越え、バモラや地球人たちを狩りに行ったのは実際に起きたことなので、異星人集団はビッグママを蘇生、もしくは治療した可能性は高いです。
ビッグママがバンガの一撃で完全に死んでしまったら、異星人集団がこれから次元を越えることは考えられないのです。
なぜなら武器生産が止まった状態で、弱々しい異星人集団が別の次元で勝ち残れる可能性は非常に低いからです。
次元を越えるには膨大なエネルギーが必要で、少しでも油断すれば死ぬ可能性があります。
それにもかかわらず、異星人集団が次元を越えたのはビッグママがいるからです。
異星人集団が次元を越えて地球までたどり着いたのはバモラの怪獣服を奪い返すためであり、地球の侵略でもあります。
地球はシュメールと同じく人間がたくさん存在する惑星です。
異星人集団が大艦隊まで動かしたのは地球上にいる全員を食糧として利用するためだと考えられます。
地球は人間が溢れている惑星なので、ビッグママが地球に到着すれば、食べ放題です。
以上が今回の記事の内容でした。最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。