出典:原泰久(著)キングダム第768話
キングダムの中に登場する青歌軍は趙国の名将、司馬尚が持つ軍隊です。
青歌城の城主である司馬尚は自身が強い上に、彼が持つ軍隊、青歌軍も非常に強いです。
司馬尚や青歌軍がいるから、誰も青歌城を攻め落とせなかったのです。
青歌軍は青歌城を守る軍隊なので、規模はそれほど大きくないのですが、青歌軍の実力は李牧が持つ軍隊に匹敵します。
特に司馬尚の側近たち、彼らは誰もが恐ろしい強さを持っています。
城主である司馬尚が強い軍隊を持っているのは珍しいことではないのですが、李牧はついに司馬尚を動かせたので、青歌軍の運命は変わり始めていました。
これから青歌軍は司馬尚と一緒に秦軍や間者業界の怪物、姚賈に深く関わりますので、今回は青歌軍について考察してみたいと思います。
☆司馬尚が持つ軍隊
青歌軍は趙国の名将、司馬尚が持つ私有軍隊です。
司馬尚は将軍であり、城主でもありますが、彼は朝廷に知られず、私有の軍隊を隠していました。
城を守るために司馬尚が軍隊を持つのは当然のことですが、青歌軍の存在を趙国の朝廷は知らなかったのです。
実際、司馬尚や青歌軍の存在しているのを李牧しか知らなかったのです。
これほどの実力のある青歌軍が李牧、太子嘉や趙国のために戦えれば、李牧はとっくに秦国を滅ぼしたのです。
司馬尚がずっと朝廷に顔を出さなかったから、趙の人間でも司馬尚や青歌軍が存在することを知らないのです。
城主である司馬尚が軍隊を隠していることがバレてしまったら、趙国はすぐに行動しますが、李牧がいたから何の問題もなかったです。
李牧が一人で趙国の全ての問題に対応していたから、司馬尚や青歌軍は顔を出さなくても問題がありませんでした。
本来、司馬尚や青歌軍は戦争に出る必要がないのですが、秦国はずっと趙国や李牧を狙っているので、青歌軍は仕方なく動き出しました。
李牧は秦国の六大将軍の一人、桓騎との戦いに青歌軍を投入したので、青歌軍の実力は世界に知られました。
これほど優秀な青歌軍を利用しない理由はないので、李牧は秦軍を徹底的に潰すために、再び青歌軍を戦争に投入しました。
☆青歌軍の将軍たち
強いのは主である司馬尚だけではなく、司馬尚の側近たち、青歌軍の将軍たちも非常に強いです。
青歌軍にはどれほどの将軍が存在しているのかは判明されていませんが、秦国との長い戦いで深い影響を与えた青歌軍の将軍は四人います。
ジ・アガ、カン・サロ、楽彰や上和龍将軍、は趙と秦国の戦争に凄まじい影響を与えていました。
ジ・アガやカン・サロ将軍は二人だけで趙北部戦いの中で秦北東部軍に強烈なダメージを与えました。
あの二人の将軍が圧倒的な武力を見せてくれたから、趙と秦の戦いが始まってすぐ、秦は多くの兵士を失いました。
ジ・アガは青歌一の剛将で、カン・サロは司馬尚側近衆の筆頭です。
あの二人だけではなく、楽彰や上和龍将軍も恐ろしい将軍です。
秦国の六大将軍の一人、桓騎の討伐戦で、楽彰や上和龍将軍が開戦すぐ飛信隊や楽華隊を抑えたから、桓騎を守れる部隊はいませんでした。
上和龍将軍は桓騎の討伐戦で最後まで活躍してくれましたが、彼はその討伐戦で大事な両腕を失った上に、上和龍将軍もゼノウに殺されました。
桓騎の討伐戦の中で活躍したのは上和龍だけではなく、楽彰はあの戦いの中で見事に楽華隊を制圧しました。
そして楽彰は蒙恬を気絶させるほどのダメージを与えていました。
圧倒的に強い将軍はまだ三人生き残っていますので、秦国にとって、飛信隊にとって、青歌軍の脅威はまだ消えていません。
出典:原泰久(著)キングダム第768話
☆青歌軍の兵士たち
将軍たちが強いだけではなく、青歌軍の兵士たちも皆優秀です。
秦国の六大将軍の一人、桓騎の討伐戦の中で活躍した兵士は多くいました。
上和龍将軍の両腕、雲玄や雲慶は怒りの頂点に達していた飛信隊の李信から上和龍を守りました。
大事な部下が殺されたので、李信は全力で上和龍を討とうとしましたが、雲玄や雲慶が邪魔したせいで李信は何もできませんでした。
青歌軍の五千人将のフーオンも非常に優秀な兵士で、見事な活躍を見せてくれました。
フーオンは一人の力で飛信隊や楽華隊の陸仙を制圧していて、フーオンがいたから陸仙の計画は全部崩れてしまいました。
飛信隊の羌礼は陸仙を助けるためにフーオンに挑みましたが、それでも羌礼の怒涛の攻撃はほとんど防げました。
桓騎の討伐戦の中で活躍した兵士は多くいますが、討たれた兵も多くいます。
上和龍将軍の両腕、雲玄や雲慶は飛信隊の仁、淡兄弟の矢に討たれました。
そして上和龍副将の豪座公は突然現れた羌瘣に殺された
戦争の中で兵士が亡くなるのは仕方ないことですが、それでも青歌軍の脅威は消えていません。
☆趙国との関係
青歌軍は趙国の李牧といい関係を持っていますが、青歌軍と趙の朝廷の関係は違います。
青歌城の城主である司馬尚は朝廷のことが嫌いなので、彼が持つ軍隊と朝廷の関係は当然悪いです。
地方の軍隊と朝廷の関係が悪くても何の問題もないのですが、青歌軍の皆は主の司馬尚に忠告していなかったのです。
司馬尚は朝廷のことが嫌いですが、彼は朝廷から身を守る行動を取らなかったのです。
趙の朝廷が嫌いな武将は山ほどいますが、それでも朝廷は朝廷です。
趙国の武将という名分を持っている限り、司馬尚も、青歌軍も、彼らの命は朝廷に握られています。
朝廷が嫌いなのは勝手なことですが、朝廷との関係が悪ければ、いつでも朝廷に殺される可能性があります。
趙の人間である以上、朝廷といい関係を持つのは仕方ないことです。
司馬尚や青歌軍は李牧といい関係を持つようになりましたが、李牧自身にも多くの敵がいました。
これほど多くの敵を持つ李牧と仲良くなっても、正直彼から守りをもらえないし、大きなメリットももらえません。
青歌軍の将軍たちは司馬尚を尊敬しているから、彼らは司馬尚の未来に意見を出したくないと思いますが、司馬尚は多くの人間の命を背負っています。
そんな司馬尚の身に何かがあった時、彼に関わる人間たちは全員巻き込まれます。
☆青歌軍が迎える未来
間者業界の化け物、姚賈はこれから趙国へ戻り、仕事を再開しますので、彼は李牧に関わっている司馬尚や青歌軍のことを見逃さないのでしょう。
秦国の中華統一の道を邪魔している李牧や司馬尚は絶対に姚賈から逃げられないのですが、青歌軍がどんな未来を迎えるのかが大きな疑問です。
青歌軍が迎える未来について三つの可能性が考えられます。
一つ目の可能性、それは司馬尚についていくことです。
青歌軍の皆は城主である司馬尚に忠誠を誓っているので、司馬尚に何かがあった時、青歌軍の皆は自ら同じ未来を迎える可能性があります。
たとえ奸臣に殺されたとしても、司馬尚の側近たちは孤独な日々を過ごしたくないはずです。
二つ目の可能性、それは他の部隊に吸収されることです。
司馬尚が持つ軍隊は規模が大きい上に、全員が強いので、司馬尚に何かがあった時、趙の朝廷が青歌軍を吸収する可能性はあります。
青歌軍の皆は朝廷に従いたくないはずですが、多くの人間がかかわっていますので、皆に拒否権がないのです。
三つ目の可能性、それは李牧の残党達と反乱軍を結成することです。
李牧や司馬尚の身に何かがあった時、李牧の側近たちはすぐに反乱軍を結成すると思います。
李牧は過激な人間ではないのですが、彼の側近たちは皆が過激な人間です。
もし青歌軍も李牧の側近たちと反乱軍を結成すれば、皆は最悪の結果を迎えます。
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