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「キングダム」第773話の感想と5つの徹底考察!最新話の第773話に描かれた伏線や気になる描写も一緒に紹介していきます!

 

 

 

「キングダム」第773話の感想と5つの徹底考察!

出典:原泰久(著)キングダム第773話

 

 

「キングダム」第773話の中で、秦国と趙国の未来を大きく揺るがす番吾の戦いが始まりました。

 

今回の戦争はスケールが非常に大きいもので、李牧は総勢30万の趙軍を用意しました。

 

李牧と30万の趙軍に対して、秦国の六大将軍の一人、王翦将軍は総勢25万の軍を戦争に投入しました。

 

秦の王翦にとっても、趙の李牧にとっても番吾の戦いは勝たなければならないので、あの二人は最初から全力を出しました。

 

25万対30万、両軍の兵の数はそれほど離れていないので、番吾の戦いに大きく影響するのは兵の数ではなく、両軍が持つ武将たちの武力です。

 

王翦が持つ若者たちの方が見事な活躍を見せれば、秦軍は勝てます。

 

ですが、李牧が持つ司馬尚や青歌軍の方が恐ろしい戦いっぷりを見せたのなら、今回も趙軍が勝ちます。

 

それではこれから最新話の感想や徹底考察をお届けいたします

 

 

最新話感想

 

元秦国の六大将軍の一人、桓騎将軍が亡くなってから相当の時間が経ちましたが、それでも彼が中華に与えた影響は消えていません。

 

番吾の戦いで亡くなった桓騎は当然参加できないのですが、彼の影響を受けた宜安城の将軍、袁環は参加しています。

 

袁環は桓騎討伐戦に参加した人間で、桓騎がどれほど鬼畜な人間なのかをよく知っていますので、袁環は秦国の人間たちが大嫌いです。

 

将軍の袁環だけではありません、袁環が率いる兵士たちも皆秦国の人間が大っ嫌いなので、番吾の戦いが始まる前から彼らの士気は最高点に達しています。

 

番吾の戦いで袁環や彼の軍に突進してくるのは飛信隊で、飛信隊は高い武力や突破力を持っていますが、それでも袁環を突破するのは難しいです。

 

なぜなら袁環や彼の軍はこれから恐ろしい軍隊になり、死を恐れずに秦兵を殺しまくります。

 

たとえ飛信隊がうまく突破してきたとしても、袁環や彼の軍は迷わずに道連れを選ぶのでしょう。

 

戦争において桓騎は恐ろしい天才、化け物ですが、彼が取った戦術は全中華に深い影響を与えました。

 

たとえどれほどの時間が経っても、桓騎が与えた影響が消えるのは非常に難しく、全秦軍は永遠にその影響を受けます。

 

 

最新話徹底考察

 

 

☆両軍の準備

 

秦軍にとっても、趙軍にとっても、番吾の戦いは非常に重要な一戦なので、王翦将軍や李牧は必要以上の準備を用意しました。

 

兵の数はもちろん、王翦や李牧が投入した将校たちは皆士気が高いです。

 

秦(25万)対趙(30万)、両軍の兵の数はそれほど離れていないので、番吾の戦いの鍵になるのは各武将たちが持つ力です。

 

秦軍には楊端和、亜光、李信、羌瘣王賁などがいますので、化け物級の将軍はたくさんいます。

 

そして趙軍には馬南慈、ジ・アガ、カン・サロや司馬尚などがいますので、趙軍もまた化け物が多いです。

 

秦軍なのか、趙軍なのか、番吾の戦いの勝敗は両軍の化け物たちの働きにより決まります。

 

戦場に出ている化け物たちは番吾の戦いの重要さを知っている上に、皆遠い目標を持っています。

 

秦の化け物たちは戦いの勝利だけではなく、皆番吾城をも狙っています。

 

趙国の番吾城をうまく攻め落とせば、趙国の王都へ行く仕事は簡単になり、中華統一する希望が見えるようになります。

 

趙の化け物たちも勝利だけではなく、秦軍を徹底的に叩き潰すのを狙っています。

 

趙が番吾の戦いで秦軍を叩き潰せば、秦軍は中華統一するための力や兵力を完全に失います。

 

番吾の戦いがどんな結果を迎えるのか、全部各化け物たちの働きにかかっています。

 

 

「キングダム」第773話の感想と5つの徹底考察!

出典:原泰久(著)キングダム第773話

 

 

☆飛信隊の突進

 

キングダムの最新話の第773話の中で、飛信隊の皆は趙軍へ向かって、突進しました。

 

多くの功績をあげ続けていた飛信隊は3万の兵を持つ軍隊に成長したので、飛信隊は今回の戦争で大きな役割を任されています。

 

飛信隊の将軍、李信は今回の仕事の重大さを知っていたので、彼は皆と一緒に全力で突進しました。

 

番吾の戦いの秦軍の展開は飛信隊の突進にかかっています。

 

もし飛信隊の全力の突進に大きな効果があれば、飛信隊は相対する宜安軍を潰した後、そのまま左の方へ攻められます。

 

飛信隊は高い武力や突破力を持つ軍隊なので、左の方へ攻められれば、李牧、司馬尚や青歌軍はその影響を受けます。

 

番吾の戦いにおいて最も謎で、最も警戒すべき軍隊は司馬尚が持つ青歌軍です。

 

もし司馬尚は全軍で秦軍の方へ突っ込んできて、大暴れをしたのなら、秦軍は彼らを止めるために大量の兵力を消耗しなければなりません。

 

司馬尚、ジ・アガやカン・サロ、この三人は大きな体を持つ巨漢なので、亜光軍を潰すのは簡単なことです。

 

ですが、化け物の羌瘣を含めて、飛信隊の皆が宜安軍を潰し、青歌軍の足止めをできれば、秦軍はすごく有利になります。

 

宜安軍を潰した後、飛信隊はそのまま李牧を討てますので、司馬尚や青歌軍は李牧を守るために動き出すしかありません。

 

そしてその時、司馬尚や青歌軍は秦軍の方へ突っ込めないので、飛信隊は秦軍のために時間を稼げます。

 

 

☆キタリの狙い

 

戦争は始まったばかりなのに、メラ族の族長、キタリは番吾城に入ることを考えていました。

 

キタリは秦国の六大将軍の一人、楊端和将軍の側近の一人で、戦闘力の高い女性です。

 

キタリはメラ族を導けるほどの力を持っていますが、今回の戦いは昔のものと違います。

 

今回の戦争は李牧が用意した新たな罠なので、キタリは番吾城に入ることよりも、戦いのことに集中しなければなりません。

 

しかも、今回秦国の山の民と戦うのは趙の舜水樹、彼は山の民のことをよく知っています。

 

舜水樹は山の民のこと、山の民の強さや楊端和が取る行動などを知っていますので、彼は既にいくつかの対策を用意したのでしょう。

 

キタリは高い戦闘力や豊富な戦闘経験を持っていますが、たとえ運よく趙の右翼を潰せたとしても、青歌軍のジ・アガが急に突っ込んでくる可能性はありますので、厳しい戦いは終わらないのです。

 

一刻でも早く壁将軍を救いたいキタリの気持ちはわかりますが、キタリが戦いに集中しなければ、山の民が大きな損害を受ける可能性は高いです。

 

壁を救いたければ、キタリは最初から最後まで全力で戦い続けるしかありません。

 

 

☆飛信隊と宜安城の将軍

 

飛信隊の将軍、李信は出撃の合図を出した後、隊の皆と一緒に全力で趙軍の方へ突進しました。

 

すごく単純な突進ですが、これは高い武力や突破力を持つ飛信隊にとって最適な始め方です。

 

これから突進してくる飛信隊と激突するのは宜安城の将軍、袁環や彼の兵士たちです。

 

目立った戦績のない地方の軍隊ですが、袁環や彼が率いる兵士たちは厄介と思うほどの士気を持っています。

 

その士気があれば、袁環や彼の兵士たちは飛信隊を止められます。

 

袁環は合計7万の兵を持っているので、飛信隊が止められるのは仕方ないことですが、それは秦軍が最も避けたい未来です。

 

もし袁環や彼が率いる兵士達が士気と必死の覚悟で飛信隊を捉えてしまったら、秦軍は最初から苦戦します。

 

なぜなら王翦将軍が開戦すぐ飛信隊の方へ援軍を送れば、趙軍の司馬尚や青歌軍は弱まった部分を突くことができるからです。

 

司馬尚や青歌軍を止めるために秦軍は大量の兵を使うしかないので、結果的に王翦は飛信隊を救うだけで多くの兵士を消耗します。

 

飛信隊の突進が失敗したとしても、飛信隊を見捨てれば秦軍が負けることはないのですが、飛信隊は全滅するでしょう。

 

飛信隊や秦軍の未来のために、李信は袁環を短い時間で討ち取るしかありません。

 

そうなれば、秦軍が展開できる策略は一気に増えてきます。

 

 

☆趙軍の切り札、中央軍

 

番吾の戦いでは司馬尚が率いる中央軍こそが趙軍の切り札です。

 

趙軍の総大将は李牧ですが、彼自身が持っている兵は4万しかないのです。

 

李牧が持っている兵は4万しかないのに、持っている将軍はそれほど強くないのに、司馬尚は10万の兵や青歌軍の精鋭たちを率いています。

 

これだけでも十分おかしいのに、総大将である李牧は中央軍ではなく、遊軍を担当しています。

 

これもおかしな決定ですが、遊軍を担当していることは、李牧がどんな戦場へも行けることや李牧がどんな軍の後ろへも隠れることを意味します。

 

つまり趙軍の総大将、李牧を討つために、秦軍は先に全ての趙軍を倒さなければなりません。

 

全ての趙軍を倒すだけでもすごく難しいのに、秦軍が他の軍隊を攻めている時に、李牧が後ろから趙の皆を助けられます。

 

そして何かがある時、中央軍を担当している司馬尚が全部対応してくれますので、李牧が一々戦場に出る必要はありません。

 

たとえ秦の中に突破力のある軍隊が攻めてきても、司馬尚が全部返り討ちにしてくれます。

 

更に、秦の方に弱まっている部分があれば、司馬尚の側近衆たちはすぐにその方へ突っ込むことが可能です。

 

司馬尚や李牧はどこからでも秦を攻められますが、秦が李牧を討つのはとても難しいです。

 

李牧と司馬尚の連携は素晴らしいもので、李牧は司馬尚を完全に信用しているからこそ取れる陣形です。

 

総大将が自ら遊軍を担当するのは非常におかしなことですが、これは李牧が用意した王翦将軍への対策なのでしょう。

 

王翦は李牧のことをよく知っていて、李牧を戦場で討てるほどの力を持っているので、李牧が中央軍を率いれば、王翦が何かしらの対策を用意する可能性は高いです。

 

ですが、李牧のことをよく知っている一方、王翦は司馬尚のことを知らないので、王翦は司馬尚への対策を練られないのです。

 

そして司馬尚が中央軍を率いている限り、秦が用意した李牧への策はほとんど効果がありません。

 

李牧一人だけの力や知恵だけなら王翦を倒せないのですが、司馬尚と一緒なら話は変わります。

 

以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。