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「キングダム」第758話の感想と5つの徹底考察!最新話の第758話に描かれた伏線や気になる描写も一緒に紹介していきます。

 

 

 

「キングダム」第758話の感想と5つの徹底考察!

出典:原泰久(著)キングダム第758話

 

 

「キングダム」第758話の中で、秦国の皆は無事に韓国の本殿へ入りましたが、李信や録嗚未将軍は非常に失礼でした。

 

二人が本殿の広さや集まっている民衆に驚いたのはわかりますが、二人は少しも驚いた気持ちを隠さなかったです。

 

そして韓王や韓国の丞相が言った同盟に文句があっても、李信や録嗚未将軍の反応は露骨すぎです。

 

もし二人の気持ちや反応が韓国の者たちに知られたら、国際的な問題に発展する可能性はあります。

 

それだけではありません、冷静を失った李信や録嗚未将軍は本来の目的をも忘れました。

 

二人には新鄭の下見をするという重要な仕事があるのに、二人は完全にこの仕事を忘れてしまいました。

 

幸いなことに、使節団代表の介億や秦国の六大将軍の騰将軍が冷静に対応していたから、任務は何事もなく進んでいます。

 

それではこれから最新話の感想や徹底考察をお届けいたします。

 

 

最新話感想

 

韓非子を勧誘するために秦国の兵士たちや使節団は新鄭にある本殿へ入りましたが、中には既に韓国の文官や武将が大勢いました。

 

秦国の皆はただ韓非子を勧誘したいだけですが、それでも韓国は寧公主様を含めて、大勢の文官や武将を用意しました。

 

秦国の皆にとって韓国の行為は少々失礼ですが、韓国が大勢の文官や武将を用意したのは正解です。

 

韓国と秦国の間には多少の憎しみはありますが、それでもお互いは対等な関係なので、韓国が少しでもプレッシャーをかけなければ、秦国が韓国を見下す可能性はあります。

 

軍事力が高くなくても韓国は大国の一つなので、秦国に対しては当然自信を持たなければなりません。

 

韓国が秦国にプレッシャーをかけたことにもう一つのメリットがあります。

 

それは団結している韓国を秦国に見せるためです。

 

秦王嬴政が中華統一を企んでいることは知られていますので、もし今の韓国が弱い部分を秦国に見せれば、秦国の武将たちは必ず悪いことを企みます。

 

実際、秦国六大将軍の一人、、李信や録嗚未将軍は新鄭攻略のために韓国へ来たのです。

 

弱い部分ではなく、韓国が秦国の皆に団結している一面、もしくは韓国の強い一面を見せれば、韓国の武将たちにプレッシャーをかけられます。

 

韓国はただ本殿にたくさんの人を集めていただけですが、効果は抜群です。

 

本殿にいる大勢の人たちを見た時、李信や録嗚未将軍は確かにプレッシャーを感じて、すごく驚きました。

 

 

最新話徹底考察

 

 

☆秦国使節団にとっての予想外のこと

 

秦王嬴政の命令を果たし、無事に韓非子を勧誘できるように、秦国使節団や介億は当然いろいろなシチュエーションを想定して、たくさんのプランを用意しましたが、それでも予想外のことが二つ起きています。

 

一つ目は現韓王、王安王が秦国との同盟を望んでいることです。

 

韓王が秦国との同盟を望んでいることは秦国の誰にとっても予想外のことです。

 

秦国は六大将軍の一人、桓騎将軍を失ったばかりですが、昌平君は早速次のターゲットを韓国に決めましたので、秦国は最初から韓国と同盟を考えていなかったのです。

 

介億は当然昌平君の決定や秦国の次の動きを知っていますので、韓王の同盟申し出を介億は最後まで断るしかなかったのです。

 

二つ目は肝心な韓非子が李信将軍を異常に気に入っていることです。

 

秦国の皆は韓国についたばかりなのに、韓国の王族が秦国の武将に興味を持つはずがないので、韓非子が李信将軍を気に入ったことは介億にとって完全に予想外です。

 

韓非子が李信将軍を気に入ったことは介億にとって悪い知らせです。

 

なぜならこれから韓非子が秦国の勧誘を受けるかどうかは全部李信将軍にかかっているからです。

 

李信将軍は戦において信頼できる味方ですが、彼は哲学に興味がないので、介億からすれば李信将軍が韓非子を口説くのは厳しいことです。

 

 

「キングダム」第758話の感想と5つの徹底考察!

出典:原泰久(著)キングダム第758話

 

 

☆韓国が同盟を望む理由

 

韓国が同盟を望んでいることを飛信隊の李信将軍は全然理解できなかったのですが、韓国が秦国との同盟を望んでいるのは当然のことです。

 

韓国は大国ですが、他の国と比べれば韓国の軍事力は高くないので、韓国はいずれ他の国に飲み込まれます。

 

正々堂々と中華統一を宣言したのは秦国だけですが、他の国も各々で侵略活動を進めています。

 

楚国や魏国は今でも軍事の発展に力を入れていますので、賢い韓国が武力で彼らに勝てるはずがありません。

 

韓国が何もしなければいずれ他の国に飲み込まれますが、秦国と同盟を結べば問題は解決します。

 

秦国と同盟を結べば韓国は秦国の武力を借りられる上に、韓国は秦国の進攻を止められますので、韓国にとっては一石二鳥です。

 

元々韓国は秦国に同盟を結ぶための餌がないのですが、秦王嬴政が韓非子を欲しがっている今、韓国は何としても同盟を結びたいのでしょう。

 

 

☆韓国と韓非子

 

韓非子は中華全土においてもトップクラスの頭脳を持っている男なので、秦王や韓王の企みにある程度気づいているはずです。

 

韓国の王族が別の国での生活を望むわけがないのですが、韓非子が韓王の企みに気づいているのなら、話は変わります。

 

秦国を含めて、多くの国が侵略活動を進めていることや韓国はその侵略に耐えられないことを賢明な韓非子は知っていますので、彼が国のために韓王に力を貸す可能性はあります。

 

韓王の望みを聞けば、韓非子はこれからの人生を犠牲にしなければならないのですが、韓国が戦乱の時代で生き残るために韓非子は自分を犠牲するしかないのです。

 

秦国が韓国と同盟を結んでくれれば、韓国に住んでいる民は全員が助かります。

 

国を飲み込む野心や高い軍事力を持っているのは秦国だけではありません、楚国や魏国も持っています。

 

軍事力が高くない韓国が戦争であの三つの国に勝てるはずがないので、韓国を助ける道が存在しているのなら、韓王は何としてもその道を諦めないのでしょう。

 

秦国へ行けば韓非子は秦王嬴政の臣下になってしまいますが、秦王嬴政が彼に悪いことはしませんので、韓非子が秦国へ向かっても大した差はありません。

 

ただ、韓非子は寧公主様や韓国にある全てを諦めるしかないのです。

 

 

☆寧公主様が反対する理由

 

師である韓非子が秦国へ行くことを寧公主様はずっと反対していました。

 

寧公主様が反対していた理由については判明されていませんが、キングダム最新話の第758話の中でそのヒントがありました。

 

韓王、王安王が韓非子を秦国との同盟に利用していることを寧公主様は既に知っている可能性が高いです。

 

秦国と同盟を結べば韓国は他国に侵略されることはないが、韓非子が秦国へ行けば、彼は韓国にある全てを諦めるしかありません。

 

国のためとはいえ、尊敬する韓非子が韓王に利用されることを寧公主様が許すはずがありません。

 

キングダム第757話の時、洛亜完将軍の兵士たちは寧公主様に「大王がご立腹です」と言いました。

 

寧公主様は韓王が愛する娘のはずですが、それでも韓王は寧公主様に対して怒っていました。

 

韓王が寧公主様に怒っていた理由、それはおそらく寧公主様がずっと韓王に抗議をしていたからです。

 

尊敬する韓非子のために、わがままな寧公主様は韓王に抗議をしていましたが、韓国のために韓王は寧公主様を無視していました。

 

ただの抗議であれば韓王はある程度許せますが、秦国の皆が入国できないような寧公主様の行動にさすがの韓王も許せなかったです。

 

寧公主様は永遠に理解できないのですが、韓王が韓非子よりも韓国を優先するのは当然のことです。

 

 

☆飛信隊の李信将軍の答え

 

韓国の王族、韓非子に気に入られたのは光栄なことですが、飛信隊の李信将軍は今彼に重大な圧力をかけられています。

 

韓非子を勧誘するのは元々秦国の使節団の仕事ですが、韓非子は秦国の使節団を無視して、李信将軍の答えに自分の未来をかけました。

 

これから李信将軍が見事な答えを出せば、韓非子は秦国へ向かいます。

 

ですが、もし李信将軍の答えに韓非子が納得できなければ、韓非子は秦国へ向かえません。

 

秦王嬴政や秦国は韓非子の力が非常に必要なので、これから全ては李信将軍の答えにかかっています。

 

桓騎、 桓騎一家や砂鬼一家の皆の過去を知る前の李信将軍ならば人の本質は悪だと答えたのでしょう。

 

桓騎、 桓騎一家や砂鬼一家は李信将軍にとって正真正銘の悪なので、これから何をしても彼らは変わりません。

 

ですが、彼らの過去を知った今、李信将軍は人の本質が善であると答えると考えられます。

 

桓騎は中華全土において有名な悪魔で、彼は多くの命を奪いましたが、彼は生まれながらの悪魔ではありません。

 

桓騎はクソみたいな世界の中に最下層の人間の居場所を作り上げるために、自ら悪魔になりました。

 

そしてこのことを李信将軍は知っています。

 

召から始め、砂鬼一家の皆の過去や皆の心の中の桓騎を李信将軍も知っています。

 

桓騎たちのことを知らなければ李信将軍は悪の人間が存在していることを信じていますが、彼らの過去を知って今、悪いのは人間ではなく、環境であることを李信将軍は薄く気づいたと思います。

 

以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。