出典:原泰久(著)キングダム第695話
キングダムの中に登場する秦国の六大将軍の一人、桓騎は血のつながっている家族がないのですが、桓騎一家を作り上げている間に面白い家族メンバーに出会いました。
桓騎一家は大きな野盗団で、野盗たちには忠誠心というものがないのですが、若い頃からずっと桓騎のそばにいた幹部たちは桓騎のことを信頼して、桓騎が思いついた作戦を確実に実行しました。
桓騎の悪名が中華全土に伝わっていることに桓騎の家族は大きな貢献をしましたので、今回は桓騎の家族について考察してみたいと思います。
☆桓騎軍の紳士大参謀
桓騎軍の中にいる者たちはほとんどが礼儀知らずの野盗ですが、その中に上品で豊富な知識を持つ男が一人だけいます。
その男の名前は摩論、桓騎軍の中の唯一の紳士で、大参謀の職を担っています。
摩論は飛信隊の軍師である河了貂に似ている部分がありまして、二人とも料理がすごくうまいのです。
摩論は桓騎軍の大参謀ですが、桓騎や他の幹部のためにおいしい料理を作るシーンが非常に多かったのです。
摩論は確かに他のキャラクター達よりも紳士的で、豊富な知識を持っていますが、残念ながら桓騎軍の大参謀として活躍したシーンはなかったです。
摩論が大参謀として活躍できなかった原因は己の未熟さにあるのではなく、その原因は彼が桓騎に勝てないからです。
桓騎は他人の意見を全く聞かないような人間で、彼が何かの策を思いついた後、何があっても必ずその策を実行します。
桓騎は頭のいい人間なので、桓騎の策を徹底的に実行すれば必ず勝利を手に入れます。
正直に言って、桓騎は大参謀の助言や意見などいらないのです。
桓騎はいつも摩論をからかっていますが、摩論は桓騎の家族であることは間違いないのです。
☆重度な美男好き幹部
桓騎は身分や出身を問わないので、彼は女性でも大歓迎です。
桓騎は若い頃から名前が黒桜の優秀な女性を一家に勧誘して、家族のように長い間一緒に暮らしていました。
黒桜は男性にも負けないほどの戦闘力を身に付けていて、戦闘において鋭いセンスをも持っています。
黒羊丘戦の時、黒桜は趙の将軍である紀彗が出現したのを気づいた途端、すぐに紀彗を強敵として判定しました。
そして紀彗を強敵として判定した後、黒桜は紀彗を戦わない方がいいと判断して、自軍の兵士達を率いて速やかに撤退をしたのです。
強敵と戦わずに徹底することは非常に当たり前のことですが、戦乱の時にこの行動を速やかに実行できるには豊富な経験と戦いのセンスが必要です。
黒桜が幹部になれたのは単に高い戦闘力を持つだけではなく、黒桜の桓騎への忠誠心は本物です。
桓騎軍に加入してどれほど経ったのかはまだ判明されていませんが、黒桜は心から桓騎のことを尊敬し、身も心も桓騎に捧げています。
出典:原泰久(著)キングダム第705話
☆桓騎を裏切らなかった岩男
桓騎軍にはいろいろな野盗がいますが、その中に凄まじい武力を持ちながら桓騎のいかれた戦闘スタイルをすごく気に入っている男は一人だけいます。
男の名前は雷土、大きな岩のような体型をしていて、桓騎が信頼している一人です。
雷土も若い頃から桓騎のそばにいた家族の一人です。
誰もが悪魔だと思っている桓騎のことを雷土はすごく気に入っていて、桓騎はすごく面白い男だと心から思っています。
桓騎が誰もが理解できないような作戦を実行しようとした時、他の幹部達は多少心配になってきますが、雷土は桓騎のことを信頼していました。
実際、桓騎が思いついた作戦内容を知った時、雷土はいつも勝てるかどうかを気にせず、ただ桓騎のことを非常に面白いリーダーだと思っていたのです。
文句を言わずに確実に桓騎の作戦を実行する上に、桓騎を守れるほどの戦闘能力を持つ雷土を失ったことは、桓騎や桓騎軍にとって非常に大きな損失です。
バラバラにされた雷土の屍を見た時、誰もがすごく驚いた上に、桓騎自身も初めて別の顔を見せました。
桓騎にとって雷土は長い間自分と共に戦っていた仲間であり、共に生活していた家族でもあります。
雷土にとっても桓騎は最高に面白いリーダーである上に、これからも桓騎のそばにいたいと強く思っているのです。
大事な雷土が悲惨な最期を迎えたのを知った時、流石の桓騎も自分の真の感情を抑えられなかったのでしょう。
☆見た目が派手な幹部
桓騎軍の皆は全員元野盗であるため、ほぼ全員が同じ見た目や服装をしています。
その中に一人だけ見た目が他の者と違っている男がいます。
男の名前は俚玉、癖のある者が多い桓騎軍において俚玉は非常にまともで、真面目な幹部です。
黒羊丘戦の時、俚玉は桓騎のそばにいられることやいつも桓騎と一緒に食事をしていることから、俚玉は相当桓騎に信頼されていることがわかりました。
実際、俚玉も若い頃から桓騎のそばにいた一員です。
俚玉は高い戦闘能力を持っている上に、鋭い分析力も持っています。
扈輒軍との戦いの時、俚玉は桓騎軍の弱点を正確的に把握できて、自分で対策を考えていたのです。
俚玉は目立っている見た目をしていますが、桓騎のことを心から尊敬をしていて、桓騎はすごく強い人だと思っています。
俚玉は優秀な戦力として活躍をしていただけではなく、桓騎に対しての忠誠心もすごく高いので、桓騎の幹部に相応しい男です。
以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。