考察タイム

「キングダム」李斯、中華統一に全てを捧げている男!昔は敵対関係で、不愉快なこともありましたが、今の李斯は秦王嬴政が重宝している重要な一人です!

 

 

 

「キングダム」李斯、中華統一に全てを捧げている男!

出典:原泰久(著)キングダム第762話

 

 

キングダムの中に登場する李斯は商人の呂不韋の時代から活躍していた人間で、長い間秦国や法のために知恵を捧げていました。

 

呂不韋は秦王嬴政の敵だった一人なので、呂不韋の時代が終わった後秦王が李斯を使うはずがないのですが、中華統一後の秦のために、秦王は李斯を重用しました。

 

中華統一は秦王や秦国が目指している目的で、その目的のために法を詳しく知っている李斯の力はどうしても必要です。

 

そして結果から見れば、秦王が李斯を信用して、彼を重用したことは正解でした。

 

いまだに秦国の最大の敵、李牧は生きていて、秦王は六大将軍を一人失いましたが、秦国全体はいい方向に変わっています。

 

李斯が秦国の内部で活躍していたから、秦国はいい方向に進んでいたので、今回は李斯について考察してみたいと思います。

 

☆李斯と秦王

 

昔の李斯は呂不韋を支えていた重要な幹部の一人で、秦王嬴政の敵でもありました。

 

李斯は他の幹部たち、蔡沢、昌平君や蒙武と違って、呂不韋の時代から彼は秦王の臣下になるつもりはなかったです。

 

そして呂不韋が完全に負けた時でも、李斯は秦王に屈する気もなかったです。

 

秦王のために働く気がなかった李斯はこれから後世のために法を残す仕事を進めていましたが、昌文君の思いを聞いた後、李斯の心は変わりました。

 

李斯は敵だった人間であることを秦王は知っていますが、秦国の未来のために秦王は迷わずに李斯を重用しました。

 

秦王の臣下として長い間働いて、いろいろな策を献上していた結果、李斯自身も中華統一を完成させたいと思っていました。

 

昔は敵対関係で、不愉快なことがありましたが、今の李斯は重要な臣下として秦王を支えています。

 

いきなり秦国の六大将軍の一人、桓騎を失ったダメージは大きいですが、諦めた人間は一人もいなかったです。

 

そして秦国の皆は今でも中華統一のために、全ての力を出しています。

 

 

☆李斯と秦国

 

秦国の中華統一はまだ完成していないので、李斯の登場回数は他の武将よりも少ないのですが、それでも彼は大きな仕事をしてくれました。

 

それは秦国の文官たちに進むべき道を示したことです。

 

秦国の文官たちが秦王嬴政の中華統一のために力を貢献するのは当然のことですが、誰もが統一後の国のイメージをできていないのです。

 

中華統一は非常に完成しがたい仕事なのに、文官たちが参考にできる例もないので、誰もが進むべき道ややるべきことがわからないのです。

 

そして秦王自身も統一後の国家をどうやって支配するのかに疑問を抱きました。

 

秦王は国を支配する方針を知っていますが、その詳細はさすがにわからなかったです。

 

秦国の人間はほとんど中華統一のことを知らないのですが、法を研究し続けていた李斯は詳しく知っています。

 

そして李斯は中華統一後の秦国のイメージができています。

 

李斯は必要な知識を全部持っていたので、彼が秦王の臣下になった途端、秦国の内部は大きく変わりました。

 

李斯が秦王や秦国に力を貸してくれたおかげで、文官たちは進むべき道が見えました。

 

李斯自身も自信のある男で、言いたいことを全部はきはきと言っているから、文官たちの仕事の効率も上がっていました。

 

秦国の武将たちは今仕方なく進軍を止めていますが、文官たちは一生懸命に働いています。

 

 

「キングダム」李斯、中華統一に全てを捧げている男!

出典:原泰久(著)キングダム第762話

 

 

☆中華統一の力

 

軍事方面で李斯は秦国の力になれないのですが、国の統治ならば李斯は力になれます。

 

李斯は秦王嬴政の臣下になった後、すぐに秦王の役に立ちました。

 

李斯が秦王のために成し遂げた大きな仕事は二つあります。

 

一つ目の仕事、それは文官たちの統率です。

 

昌文君の職位は確かに李斯よりも高いですが、昌文君は法や統一後の秦国のことがわからないので、彼が他の文官に明確な指示を出すのは厳しいです。

 

法の番人である李斯は必要な知識を全部持っていますので、彼はいつでも文官たちに明確な指示を出していました。

 

李斯が加入した後、昌文君の重要性は下がりましたが、秦国の文官たちは一つになっています。

 

二つ目の仕事、それは秦国の文官や民に進むべき道を示したことです。

 

中華統一は何を意味するのか、いまだにその意味がわからない文官はたくさんいます。

 

文官でさえ中華統一の意味がわからないので、秦国の民がわかるはずがありません。

 

全員が混乱状態ならば国は前へ進むことができませんが、李斯がどんな時でも道を示してくれたおかげで、誰もが前へ進めました。

 

李斯が道を示してくれた結果、秦国の内部は安定した状態で、民も望み通りに移民してくれています。

 

 

☆李斯と間者

 

いつから始まったのかは判明されていませんが、李斯は秦国のために非常に重要な仕事を進めています。

 

それは優秀な間者を他の国へ派遣することです。

 

圧倒的な武力は国の侵略戦争にすごく役立ちますが、優秀な間者の力で国を滅ぼすことも可能です。

 

李斯に忠誠している間者、姚賈は趙国の内部を把握した後、秦国で李斯に次の行動を相談しようとしていました。

 

キングダム第762話の中で、姚賈は一目だけで間者を見分けていたので、姚賈が優れた間者であることがわかります。

 

優秀な間者は戦争において非常に重要な物で、その間者がいい仕事をしてくれれば、勝利を手に入れる可能性は一気にあがります。

 

姚賈が担当しているのは趙国、李牧がいる国なので、姚賈が自分の仕事を見事に果たせば、秦国が趙国に勝てる可能性は上がります。

 

李牧が大英雄になった今、彼に嫉妬している趙国の文官は多くいますので、姚賈が動き出す最高のタイミングが訪れました。

 

そして姚賈が知っていることを李斯が把握していれば、秦国はいろいろな策を取れます。

 

☆李斯と韓非子

 

李斯と韓国の王族、韓非子は同門ですが、二人は真逆の人間です。

 

韓非子は人や人の本性を研究するのが大好きで、ほとんどの時間を研究に使っています。

 

ですが、李斯は実戦を重視している人間で、彼はほとんどの時間を国に使っています。

 

時間を研究に使うのも、時間を実戦に使うのも、どっちもが正しいのですが、その結果李斯と韓非子の性格も真逆です。

 

実戦を重視している李斯は時間を無駄にしない人間で、どんな時もはきはきと話している上に、どんな時も結果を求めていました。

 

ですが、韓非子は研究を大事にしているので、たくさんの時間が消耗されるのは当然です。

 

そして研究はほとんどの時、はっきりした答えが出ないので、韓非子は結果を求めるような人間ではないのです。

 

韓非子は韓国の王族だから、彼がどんな生き方を選んでも構わないのですが、彼が李斯のように重宝されることは永遠にありません。

 

そして韓国の人間たちが韓非子の思想、理論や策など聞いてくれることも永遠にありません。

 

以上が今回の記事の内容でした、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。